2015年03月25日
こちらの続き
JR石北本線には、
奥白滝、上白滝、白滝、旧白滝、下白滝と、
「白滝」と名が付く駅が5連続していて、
鉄道マニアに「白滝シリーズ」と呼ばれる。
※奥白滝駅は2001年に信号場になり、現在は4駅連続。
筋金入りの鉄道マニアは鉄道で駅を訪問するんでしょうけど、
なんせ1日1本しか停車しない駅とか、信号場もありますし、
それに私は車載動画もやってますので、当然のように車でアクセス。
①奥白滝信号場 標高516m
2001年7月1日まで「奥白滝駅」でしたが、信号場に格下げ。
そりゃそうですよね、だって、1件たりとも人間の家が無いですから。
妙に立派な駅舎と、駅前通りが、かつてここに集落があったことを伺わせます。
1977年の空中写真では、まだ駅前に家が数軒あったようです。

駅はなくなりましたが、旭川紋別自動車道唯一の有人PAである、白滝PA(兼・道の駅しらたき)があります。
北海道初のPA/SA併設型ICらしい。

②上白滝駅 標高401m
次に、現在の白滝シリーズの駅の中では最も山奥にある、上白滝駅に向かいます。
道中はこちらから。
5.3kmで100m以上下ります。
下白滝は、集落を形成していて、駅前の商店も営業しています。
この駅に停車するのは07:04網走行き、17:08旭川行きの、一日に上下各1本のみです。
駅は近隣住民の手によって綺麗に整備されています。
③白滝駅 標高365m
道中はこちら。
かつては「白滝村」という独立した自治体でしたが、2005年に合併で遠軽町の一部になりました。
駅前には銀行やガソリンスタンドなど、生活に必要な店があります。
北見峠を越えて奥白滝、上白滝と通過してくると、急に都会になった感じがします。
駅もご覧のとおりリゾート風の立派な駅で、特急を含むほとんどの列車が停車します。
④旧白滝駅 標高306m
道中はドライブレコーダーの電源不調のためありません。
白滝村は元々ここから始まったそうですが、
あまりにも土地が悪いために入植者が次々といなくなった、過酷な環境のようです。
いかにも秘境駅といった作りの駅で、待合室も簡素です。
上り3本、下り1本の妙に偏った時刻表です。
数十年前の落書きと言い、妙にタイムスリップした気持ちになります。
⑤下白滝駅 標高267m
道中はこちらから。短いです。
駅前には牧場があって、牛の鳴き声が聞こえてきます。
駅は昭和4年に建てられたらしく、
かつては駅員がいて切符を売っていたような形跡があります。
秘境駅の割には2面2線ですれ違いが出来る構造であるところも見逃せません。
ここまで読んでくださった方、
動画を見てくださった方、本当にありがとうございました。
Posted at 2015/03/26 00:21:05 | |
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