生産追いつかず???

最近ケータイネタが続いているのでついでにUP。ネタ的には数ヶ月前に出たものだけど。

さて、このケータイ、How much???
























US$80,000＝約\9,500,000（笑）
これだけでLS買えます。

ブランドはNokiaの高級ブランドVertu。したがって中身もフツーのNokiaと変わらないんだが、値段がハンパじゃない。
廉価版でもUS$5,000（約\60万/ステンレスベース）、プラチナVer.・ゴールドVer.・ホワイトゴールドVer.となるとさらに高くなり、行き着く先がコレ。ダイヤのパヴェ仕様。

それでもコレがまた売れてて生産が追いつかないらしい…もはや笑うしかない。世の中、金があるとこにはあるということだ。
実際の端末としては中身は一般機と変わらない（つか、基本レベルっぽい）から、機能的には大したものもないため価格もそれなり。
つまりほとんどが使用する素材代や加工代+ブランド料なわけで、いわゆる世界的メジャーブランド品と同じようなコスト構造と思われる。

これをただ単に"ただのベース携帯に貴金属や宝石つけてこの値段かよ…金余りのセレブしか買わね～よ"ではそれだけで話が終わってしまう。なのでちょっとだけこれをブランディング面やマーケティング面から考えてみると、実は正しいのである。
・セレブな皆さんがセコセコとSMSとか打つわけもない＝会話できればOK
・セレブな皆様は個性や希少性が重要＝大量生産品はお嫌い
・セレブな皆様は細かい値段にウダウダ言わない＝キリのいいシンプルなお値段（当然高めに設定）が良い

無駄に手間掛ける必要などないのだ。お金持ちはめんどくさがりが多い上に優越感を重要視するという点にだけ特化しているのだ。
「パッと見で高級感が自他共に伝わり、それが誰しも買えるような値段ではない」こと。これだけでOKなわけで、行き着くところは結局Simple is the best.って訳。ちょっとだけ勉強になったよ…

そしてVertuサイドもこれらを「通話できる宝飾品」と位置づけているようで、買うためには電話屋ではなく貴金属店に行かなければならない。
つまり、営業シーンとしてはVIPルームで店員はレアな貴金属をご案内 → その中にさり気にこのケータイもそっと並べる → 「あら、こんな端末もあるの？ コレもいいわね。一番高いの一つ頂いておくわ♪」 ってことか!!!（爆）

ちなみにこれらはGSM端末だから日本では使えない。
でもNokiaも日本で展開してんだから、日本版作れば結構売れちゃうんじゃないの～??? 少数生産でコストメチャ高くたってIT長者とか喜んで飛びつき、銀座や六本木とかで自慢アイテムの一つになりそう。

あ、でも海外ではNokiaがダントツTOPのメーカーで、そのステイタスが確立してる上にその上級ブランドだから売れてるのかも。
そういう点からすると、国内だと今はどこだ…シャープか松下?
加えてSIMロックもあるからキャリアも限定される…ドコモだろうな。

…………こんなじゃ日本ではまだ難しいか。