
またまた長い間、ブログを更新していなかったサボり魔の32でございます。
前回が5月26日なので、約1ヶ月前・・・・相変わらずです。
まぁネタは結構あるのですが、キャデが綺麗になって戻ってくるまでは、本調子ではないと言うか(←言い訳)
そんな訳なので、しばらくは気が向いた時に更新していきます。
さて、今年の6月は13年振りに3泊4日で台湾に行ってきました。
海外旅行自体11年降りだったので、どうせ海外に行くなら本当は、アメリカ本土にでも行きたかったのですが、外食産業に勤める自分は、長い休みは取れないので、会社の視察研修兼慰安旅行で近場の台湾に行く事になりました。
台湾の観光地や料理などは、市販のガイドブックやwebに良い情報が沢山出ているので、タイトルの通りキャデオーナーの視点で現地の報告をします。
台湾でキャデラックと言えば外せないスポットが、台北の中正紀念堂です。

ご存じの通り、ここは蒋介石の顕彰施設で、巨大な蒋介石のブロンズ像や衛兵交代が有名な観光名所ですが、この下にある展示コーナーには親米国の台湾らしく、蒋介石ゆかりの2台のフリートウッド 75リムジン(所謂ファクトリーリモ)が展示されています。
まずは55年型

ただでさえ残存数が少ない50’sモデルなうえに、ファクトリーリモなので存在感が半端ないです!
説明板

なんとこれだけの車なのに、一度しか乗らなかったそうのですが、みん友のyu-zoさん情報では、この説明板の日本語訳には省かれているらしい理由があり、蒋介石は「俺は防弾車なんかいらねぇ!」と言っていたそうです。
そしてその当時の防弾仕様のせいなのか、フロントウィンドー周りは作りかえられています。
サイド

う~ん。ドアノブがウィンドー下部のモールの位置にあるのは、高くて開けにくそう。
ちなむにトランクからピラーの付け根のところに付いている、出っ張りのような物は、当時はオプションだったトランク設置型のエアコンのエア吸入口です。
そしてこの時代のお約束、バンパーに仕込まれているマフラー
ボンネットの付け根の辺りに付く謎のエンブレム?

このエンブレムに関して、ご存じの方がいましたらぜひ教えて頂けないでしょうか。
お次は72年型

こちらはもともと大きい70’sモデルなので、さら存在感が半端ないです!
説明板

たったの3年間しか使わなかったそうで勿体ないなぁと思いましたが、蒋介石が75年に亡くなっているからなんですね。
サイド

特にリアの伸びやかなスタイルがカッコ良い!
フリートウッドのスクリプト

80’sの筆記体調のスクリプトもカッコ良いですが、こちらも良いです。
改めて全景

それにしてもカッコ良い!
今回は見られませんでしたが、13年前に来た時は、別室で企画展が催されており、そこにはこちらの70フリートウッドも展示されていました。

この時は、行く前にガイドブックで72の写真だけ見ていたので、まさか55と70も見られえるなんて!と驚いたものでした。
ぜひアメ車に興味がある方は、台北に行ったら中正紀念堂に行って観光ついでに、この2台を見て来てください!
おわり
・・・・・・ではなく、角ブロ好きの自分としては一番見たかったキャデラックがもう1台、やはり台北市内に展示されています。
その場所は、有名な台湾最大の夜市、士林夜市も程近い士林官邸公園。

ここは蒋介石の邸宅があった場所で、観光名所ですが中正紀念堂に比べるとマイナースポットです。
それ故に、実は今回もルートには入っていませんでしたが、最終日の朝の自由行動の時間を活用し早起きして行ってきました。
公園に入って・・・・
どこに展示してあるのかなぁ。と思って進んでいくと、なんと入ってすぐの所の目的のキャデラックを展示しているガレージが見えてきました。

しかも開園したばかりなのに、すでに人だかりが・・・・
そして近づいて行くと、遂に目的のキャデラックに会えました!
蒋介石の奥さんである宋美齢用の88年型ブロアム ストレッチリムジン(モロニー製)

この車は13年前は現役だったようなので当然見れておらず、今回も現地に着いてから存在を知ったので、なんとか苦労して見れた時は凄く嬉しかったです♪
説明板

当時、宋美齢はアメリカに居住していたはずなので、この車は台湾に戻って来たときぐらいしか使っていなかったようです。
サイド

この時代から最近の主流である、真ん中をブッタ切って伸ばしたセンターストレッチではなく、真ん中とリアの2カ所を伸ばすダブルカットと呼ばれる仕上げが、リモ好きの自分の変態心をくすぐります!
しかもリアのクォーターウインドーが80-84のフリートウッド75リモのの様な仕上げではなく、80-84のクーペデビルのウィンドーフレームの様な仕上げになっている所も、マニアックで堪らないです。
コーチビルダーのモロニーのエンブレム
そして凄いのがタイヤ・・・・

なんと4本全て違います(笑)
これにはさすがにビックリでした。
この車はよく見るとコーチラインも入っています!

それにしても、まさか台湾でこんなにエロい角ブロリムジンを見られるなんて思っていませんでした。
もうこれだけで大満足の台湾でした!
おわり
・・・・・またまたおわりではなく、展示されている車ばかりなので、市街地で見かけたキャデラックも僅かでしたが、写真を載せておきます。
高雄のレストラン前に停車しているSRX
台北市内でようやく見かけたCTS
今回は、他にもう一台CTSを見かけた程度で、キャデラックどころかアメ車をあまり見かけませんでした。
ちなみに13年前はと言うと・・・・
オーナメントが悪戯された?97-99デビル(日本名、コンコース)

前期の94-96含め、この型は沢山走っていて、リムジンも見かけました。
パンクしたまま路地に放置中の89-90フリートウッド

この型も何台か見ましたが、基本汚かった記憶があります。
どちらの型も、今回はまったく見かけなかったです。
そんなわけで、キャデ好きとしては少々寂しい気持ちもありますが、新たな発見もあった台湾旅行でした。
料理も美味しく、治安も良いのでまた機会があったら行ってみたいものです。
今度こそ、本当におわり(笑)