
高校時代の友人がタイ・バンコクで単身赴任生活をしており、ずっと以前から訪問を誘われておりましたので、今月21日(金)~25日(火)の間、バンコクに行って参りました。
21日の0:50 関西空港を出て、4:50(日本時間6:50)にバンコク・スワンナプーム国際空港に到着。

深夜発で約6時間、しかも満席のフライト。巨漢に挟まれた席でほとんど眠れず、疲れましたわ…
到着後、迎えの友人と軽く朝食を済ませて、観光のためのドライブへ。

駐車場で衝撃その①…駐車エリアの前に他車が縦列駐車しているではありませんか。

友人に聞くと、ルールとして①パーキングブレーキは解除、②ギアはニュートラル、ドアはロックしておくとのことです。 自分のクルマの前に駐車されていたら、障害となる他車を押し移動させるようです。傾斜があったら危険ですし、他人のクルマなんて丁寧に扱わないでしょうから…クルマ命の私的には×ですね、この環境は。
まずは友人のドライブ。

ここからが衝撃の連続…ハイウエイは制限110km/hですが、ほとんどが制限オーバー。
タイは右ハンドル、左側通行・キープレフトで日本と同じですが、中央車線側でも低速車が走っていたり、左の低速レーンからもガンガン抜いていきます。
大半がウインカーも出さずに車線変更してきます。
フラフラっと追い越し車線へ寄ってきますので、パッシングランプは欠かせないようです。
日本でパッシングを使うなんてほとんどないですね。
譲り合い精神なんてゼロです。
根性と根性のぶつかり合い、オラオラオラ…入ってくるな、俺が先。
みんなが前に前に行きたがるので、バンコク市内の渋滞中も常に右や左に車線変更してきます。

友人から運転中にレクチャーを受けながら運転をしましたが、緊張の連続ですね。
衝撃その② クルマを買ってから免許を取得する方々も多いようです。
運転免許の資格取得はすこぶる容易なようで、あまり運転技術やマナーについても啓蒙されていないことも要因なのか、国民性なのでしょうか…
衝撃その③ 車検がないので、改造なんでもOK。
フェンダーからタイヤがはみ出ているクルマや、バンパー無しなんて珍しくありません。
年中、暑い国ですから冷房効率を高めるため、フロントのサイドウインドーもダークフィルムやミラーフィルムを貼っているので、ドライバーの表情なんて全く見えません。
(信号待ち中に花のお守りやお菓子、飲み物などを売りに来ます。)

道路網は整備されていますが、路面の舗装状態が荒く、ハイウエイでも洗濯板のような箇所もあり、全然フラットではなく、常にがたがた振動。一般道では突然、直径20cmくらいの穴があったり…
こちらではフィット(JAZZ)は220km/hまでメータースケール切ってますが、20万キロ超走行しているので、140km/hくらいまでが安全圏内かと…120km/hでも怖いですね。
(日本名:HONDA FIT、こちらではHONDA JAZZ)

ハイウエイでフルバンプして、よからぬ方向向きそうですし、路面が排水性重視なのかカーブでも逆バンクなのでめちゃくちゃ怖いです。
バイク、スクーターがこりゃまた多い。
ほとんどがノーヘル、しかも二人乗り。
市街地の交差点ではポリスも立っていることありますが、高速上のオービス取締りやハイウエーパトロールや白バイの姿も滞在中は見ませんでした。

日本車ではトヨタとホンダがメジャーどころ。ISUZUのD-MAXというトラックやミューというSUVも多いです。次いで日産、マツダ、ミツビシ。
スバルは極少なく、その中でもXV(ガソリン車)を見かけましたが、あとSJフォレスター1台、現行型のWRX-STIを1台。
現地生産のトヨタ、ホンダは比較的安く、優遇税制があるのでその影響もあるのでしょう…
輸入車は200%の関税が課せられ、車両価格250万のXVだったら税込約750万くらいに!

(友人宅マンション駐車場で発見したXV。フロント、リア、サイドともSTIエアロ付き)
先日、タイ国王が逝去され、国民が喪に服しておられていましたので、市内のあちこちでは国王の肖像に黒白の装飾がされています。

市内では黒の服を着ている方が多く、街中のブティックのショーウインドーも黒のアパレル類で飾られています。
王宮を訪問しましたが、市民の方々が黒い服装で大勢の方が参列に来られています。

まるで日本の初詣のような賑わい…
記念撮影したり、なかには参道でお弁当を食べたり、ピースサインで記念撮影。
ほんとに喪に服しているのでしょうか・・・

しかし感心したのは、市民の方々が国王の肖像写真やペットボトルに入ったミネラルウォーター、お菓子や屋台のお惣菜などを、無料で参詣の市民の方々に配られています。

Japan?と聞かれ、Yesと答えると笑顔でOk、Okと言いながら差し出され、私もちゃっかり頂いちゃいました。
ずっと30℃以上、日本の8月頃に戻ったようで暑かったですね。

市内中心部は都会で賑やか、日本よりもすごい活気を感じ、経済的にもどんどん繁栄している様子ですね。
しかし、郊外へ行くとどことなく南国の風景。

路上には野良犬が普通に暮らしているし、

行きかうトラックの荷台には何人乗ってるの?って思わず振り返るクルマ、お父さんが運転するバイクに子供2人を挟み、最後部に赤ちゃんを背負ったお母さんの光景などを見ました。
5年在住の友人のガイドのおかげで観光ツアーが訪れないような場所に行ったり・・・
個人オーナーが無料開放しているクラシックカーミュージアム

空軍博物館

海軍本部内の公園
もちろんツアー定番「象のショー」

象にも乗りました。しかも公道走行(歩行)…

トゥクトゥクにも

夜のビーチをソンテウにも(荷台乗車トラック1人10TB:約30円)

水上バスにも…

3泊5日の旅程でしたが、異国でのドライブ・エクスペリエンスに加え、のんびりして、イヤなこと何も考えず、友人とアホ話しながらのんびりして、リフレッシュできましたが、また脳が退化してしましたね。(笑)