
改めて書くまでもないが、コンサドーレ札幌のサポーターとして触れないわけにもいかないのが今回の
【石屋製菓】の不祥事である。
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1996年に生まれた「コンサドーレ札幌」であるが、当時の東芝を引き継ぐ形で翌年1997年から今に至るまで10年以上もサポートし続けていてくれているメインスポンサーです。
決して会社として余裕があったわけではないであろうし、チームもその恩恵に答え続けていたとは言いがたい中、その工場敷地内に専用練習場“宮の沢「白い恋人」サッカー場”まで完備し名実共にサポートしてくれている。
(当然、営利企業であるのでそれなりの目論見はあるし、実際売り上げも伸びていた。また、今回の件で引責辞任を決めた石水社長がチーム運営にかなり口を出していたという時期もあり、その点も問題とはなっていた。)
個人的には、今回の件での説明に物足りなさも感じなくはないが、おそらくはあの規模の会社の危機管理能力はあの程度であるのが当然だと思っている。
昨今、急激にコンプライアンス(法令遵守)が叫ばれているが、大企業でこそようやく体制が整うかどうかのレベルであり、いわんや【石屋製菓】如き・・・であろう。(コンプライアンス専任部署・人員すら居なかったでしょう。)
補足)ミートホープレベルであったとしたら庇う気はサラサラ無いが、今回の『お菓子』の賞味期限は他のメーカーも疑問、石屋製菓の問題は『食品衛生法』上の不当表示→改ざんに関しての罪の意識の無さ(10年前なら通じたんでしょうが、時代の変化を感じられなかったのが敗因)と、その説明で誰も突っ込まないが、『包装が変わったから実際は長持ちする』と言うくらいならその時点で賞味期限を延ばせばよかったダロと言うこと!
ただし、大腸菌群や黄色ブドウ球菌が検出された点に関しては数値データが開示されていないため今回個人的判断は保留(発表の文面からは健康被害と数値的な問題はそれほど無いと思うが、定期検査を行っていなかったような報道があるので、その場合は論外!)
いずれにしても『白い恋人』の知名度の高さ(美味しさ)と公表したタイミングが悪すぎでした。
(他の事件の影響で、あまりにも報道が偏りすぎている・・・石屋製菓は判断と対処を誤ると致命傷になるが、北海道経済への影響を考えると判官贔屓無しで今の報道は自爆に等しいと思われる。)
また、
そのロゴを胸にして↓戦うコンサドーレ札幌の選手達には、2位との直接対決という重要な試合の前日に伝えられたとのことで、かなり心配しておりました。
しかし・・・
京都サンガF.C. 2-3 コンサドーレ札幌
J2 第34節 2007年8月16日(木)
キックオフ : 17:20
会場 : 京都市西京極総合運動公園陸上競技場兼球技場
→ちなみに、Jリーグ開幕から札幌はこの会場で勝利したことが無かった!!
天気 : 晴
気温 : 34℃(スタメン発表時は、37.7℃)
芝状況 : 全面良芝/乾燥
入場者数 : 5,809人(
大文字焼きのため、チト少なめ)
主審 : 牧野 明久
前述のとおり1位2位の直接対決であり、2位京都にとってはこのホームゲームで負けると札幌との差が10に開くこととなり、残りの17節を考えると負けるわけにはいかない試合である。
さらにこの日は、日本の観測史上最高気温が記録された日であり、他会場の19:00キックオフと比較して札幌には非常に不利な条件が多数そろってます。
前節が空調がきいた(効いていたか?)札幌ドームでの試合であったコトと、次節(8/19)が室蘭での開催であるコトなどトコトン不利です・・・。
三浦監督もこのコンディションの悪さは考えていたようで、
いつもよりも早い時間帯で選手交代を行ったようで、実際この采配が見事にはまった形での勝利でした☆
前半のキックオフから、予想どおりしばらくはおとなしめの展開だったようで、三浦監督の「セットプレーしかチャンスはないと思った」との言葉どおり前半38分のFKからのこぼれ球をDF西嶋選手が押し込み先制します。
しかし、暑さはやはり選手のプレーの質にも影響を与え前半ロスタイムにDF曽田選手が京都パウリーニョ選手を倒して(旨く倒れてる)しまいPKとなってしまいます。
コレを決められ、前半は1-1で折り返します。
後半開始後、京都は2選手を次々かえて札幌も西谷選手にかえて砂川選手を出します。
しかし、直後の後半21分にパウリーニョのヒールパスから逆転ゴールを決められてしまい、2-1 とリードされます。
昨年までなら、ほぼコレで終わりだったのでしょうが今年の札幌・・・特にこの日の札幌は全ての逆境を跳ね返すほどの気迫があり、後半31分に石井選手→砂川選手のシュート→こぼれ球をダビィ選手のゴ-ル とイイ形で同点に追いつき、さらに直後の後半33分に石井選手の個人技で逆転してしまいました!! 2-3☆
と、こんな文章ではなくコチラ↓でドウゾ☆
もうね・・・・これだけの逆境の中、よくみんな頑張ってくれました!!(泣
京都戦の札幌ゴール裏には、こんな段幕が掲げられておりました。
『この連戦を乗り越えろ、後ろには俺たちがいる』
そう!!
俺たちが付いている!!
なお、このゲームのイエローカードにより累積でDF曽田選手が1試合、FWダビィ選手が2試合の出場停止となります。
控えの選手、サテライトの選手にはチャンスですので是非とも頑張っていただきたいですし、両選手にはゆっくりと休んでいただきたいです。
Posted at 2007/08/18 01:41:21 | |
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