
さて、本日ようやくのことにゅうフォレに試乗してみましたw
NAは何時でも試乗可能だと思ったのでターボのみでしたが、NAの電動ステアリング(パワステのことではない)には少々興味はあります。
(ナンでも大層フィーリングが自然らしく、ターボ車の油圧式よりもいい感じだとか・・・・ト○タのブレ○ドが「後部座席で運転してるみたい」との酷評を受けているのとは大違いです(笑)
さすが見えないところにだけは力を入れるスバルらしいクオリティです(オィ )
話しを新型の試乗に戻しますと、まず今回のSHフォレはSF、SGよりも1まわりでかくなってます。
(パッと見は2まわりくらい大きく見えますが、気のせいですw)
そしてSFフォレで最大の問題点だったであろう後部座席の足下のスペースは劇的に改善されており、カーゴルームを拡張しなかった分を全て室内空間にまわしたようで、ヒョッとするとレガシィよりも広いかもしれません♪
その分、前の運転席・助手席が悪いかというとそんなことはなく、イソプSTI のレカロシートを除いて現行スバル車の中で1番良い出来ではないでしょうか?
特に運転席の座面は上下に10cmくらいは動くようで、ステアリングのテレスコピック機構(上下だけでなく、前後にも調整可能)と相まっていろんな体型の人でも自分にあった運転姿勢が取れるでしょう。
ちなみに運転席への乗り降りでは、SF、SGよりも明らかに一段高い感覚があります。(最低地上高が225mmにUP)
と、ココまでは走らせずとも分かることですので、実際に試乗した感想を。
まず、ニューフォレスターには全グレードにVDC(ビークルダイナミクスコントロール:自動姿勢制御装置?w)が標準装備されており、試乗したターボ車には更にレガシィやインプレッサWRX STI にも搭載されているSIドライブが搭載されてます。
これは3つの加速モードが選択可能なモノですが、レガシィとは違いIモード(省燃費モード)でも最高出力まで到達するようにプログラムされてます。
このあたりはインプレッサWRX STI と同じですが、やはり車のカテゴリー上(特に今回のフォレは完全にSUV方向)過激な味付けとはなっておりませんでした。
(注:そこはソレ、スバルのターボ車ですので普通ではありませんケドw)
最初は当然Iモードから入りますが、従来よりもトルクが1kg・m上がって32.5kg・m(2800rpm)となっているおかげか、非常にスムーズに発進してくれます。
えぇ、初めてスバル車に乗ったときには低速トルクが無くて何度もエンストこいたモノですから大した進歩です。
試乗した車はATですが、コレは様々な(大人の)理由から4ATとなっております・・・・・ですが、今現在代車として乗っている3L アウトバック(B型) 5ATよりも遙かに自然な変速をしてくれます(汗
今回購入したにゅうフォレよりも高い代車だったりするんですけどねぇ・・・技術の進歩というか、熟成って残酷だなと・・・orz
その後、信号で止まるごとにSモード、S#モードとよりスポーツモードへと移行していきましたが、いずれも発進時は同じで、その後の加速感がだんだん過激な方向へ行くように設定されております。
この辺は当然従来車と同じです。
しかし、インプレッサWRX STIとの違いを一番感じたのは、VDCの効き方でしょうか?
長時間乗ったわけでもなく、いろんな路面を試したわけでもありませんが、多分SIドライブのモードによって効き方が変化しているように感じました。
インプレッサWRX STIのようなON、OFF、遅延制御モードの切り替えは無いですが、この車のような四輪別々にゴリゴリ制御している感じもありませんでした。 更にブレーキタッチの向上(ローターが15”→16"にUPと、多分ブレーキアシストの油圧UP)によって車重増加分の不安は感じませんでした。
某氏は「ドッカンブレーキ」と評してましたが、踏みシロに比例して制動力もUPしていく感じでしょうか? パニックブレーキで多少踏力が足りなくてもキチンと効いてくれそうです。
その際の姿勢制御もVDCが上手く効いてくれるようで、非常に安定した車に仕上がっていると思われます・・・・まぁ、そこまで試せませんから(笑)
ちなみにこのVDCですが、裏道のアイスバーン路でON、OFFそれぞれ40km/h弱くらいからの急ブレーキを試してみたところ、明らかにVDCがONの方が短い距離で姿勢も真っ直ぐに停止できました☆
その他のシーンでもVDCがでしゃばった制御をせず、縁の下でコッソリ支えてくれるようなフィーリングですので、スタック時以外でVDCをOFFにする必要はマズ無いでしょう。
えぇ、振り回して遊ぶとき以外は(殴
↑懲りてないのか?
足回りや剛性感に関しては、すでに「Club F star」のメンバーにもかかわらずレガシィに乗り換えて、
さらにクラブにはいすわ・・・・・車の質感や完成度にはやたら厳しい
この方と
この方が書いてますので、そちらも参考に(笑)
車体のヨレや剛性感は、ノーマルのSFフォレとは比べものにならないのは当然として、SGフォレよりもしっかり感が有ります。
多分SIシャーシの導入とスポット溶接点を増やした効果だと思われます。
足回りも適度なロール感がありますが、予想よりもしっかりした足回りでロール量も抑え気味のセッティングですネ・・・・えぇ、例の辺りで中央分離帯でグルグルと何周も試してたら目が回りましたから(笑)
さらに細かいピッチはキレイにいなしてくれてますし、多少大きな段差ではSUVっぽい挙動が出てトスンという深いストローク一発で押さえ込んでくれました。
このあたりの味付けは、SF、SGで堅めの足に交換している方や、レガシィに魂を売った方々には違和感があるかもしれませんネ(笑)
オイラは、元々の嗜好の方向へ戻った思いがありますので、今回のSHフォレの味付け(注:ターボ車)は非常に気に入りました。
最低地上高のUPに伴い、車高もUPして立体駐車場に入れなくなりましたが、元々バックパック(棺桶)搭載なオイラには無関係ですのでコレもOKです。
えぇ、脚立が必要になりそうですケド・・・・(汗
前述の4ATの制御も常用域では4速で十分と思えるほどのクイックな変速と、ショックの少なさ、そしてブリッピングを謳ってはいないモノの減速時のシフトダウンもスムーズでした。
この辺は仕事柄少々驚きです・・・・
っていうか、このフィーリングはどのくらい持つのやら・・・・(殴
まぁ、来るのは5MTナンですケドねw
総合的に見て非常に良い出来だと思います。
たしかに中途半端なセンターコンソールのレイアウトの他、コストダウンの影響を受けた感じは否めませんが、やはり見えないところには何故か金がかかっているのがスバルクオリティですねw
ボンネットがアルミから鉄(超高張力鋼板?)になったと思ったら、ボンネットダンパーが標準だったり、リアゲートのダンパーもグッドフィーリングだったり、グリルにメッキが使われてたり、不要な「木目調」が使われてたり、シートが電動でヒーター付きだったりと、
素人受けする要素たっぷりです(笑)
あぁ、エンジンカバーが付いていたのは良かったですケド、アンダーガードが無いのはどうなんでしょうか!?
プラグ交換を下からするワケでも無いでしょうに・・・・ねぇ(汗
従来のスバル車同様に年次改訂していくでしょうが、マイナーチェンジが入るたびに余計な装飾が減り、熟成した技術が投入されてマイルドな方向になっていくのかなと・・・・
→マイルドにし過ぎて、少しハードに戻し、STIバージョンなんかが出て、最期に無難な味付けに落ち着くという振り子は継続するでしょうケドね(笑)
ところで、オイラがサインしたバージョンは、フルエアロが付いているにもかかわらずオプションとなったルーフレールが装着され、バックパック(棺桶)が移植されます・・・・・ナンだかなぁ(自爆)