
逃げ恥新春SPでも話題にされた男性育休。賛否両論だったようですが...、私(男性)も2020年6月から2021年4月末頃(予定)まで育児休業しています。
コロナ禍で子供は生まれましたが、特にそれは関係なくあらかじめ決めてました。みんカラにあまり育休の話題はありませんが、男性ユーザーは多いと思うので、ご参考レベルです。
① そもそも簡単に男性も育休は取れるものなのか
事務的には簡単でした。ペーパーを数枚書くだけでしたね。
ですが、上司に育休の制度内容を説明することが大変でした。私の場合、次のとおり管理者側の部下の育休に対する無理解・未経験が関門でした。
①育休制度について上司に一切知見がなく、制度について丁寧に説明する必要があった
②子育て経験のある上司が全くいなかったので、妊娠によって生じる妻の体調変化、今後の予定(保活含む)、復職後の希望等をかなり丁寧に説明する必要があった(育児の知見がないので管理者側がなぜ育休が必要なのかが理解できない)
③周囲に長期の育休を取った同僚男性がほとんどいなかった(雰囲気の問題)
とある男性上司(独身)には「(育休を取ることは)よくないと思うけどなあ」と堂々と言われるほどでしたね。そんな雰囲気でしたが、淡々と育休が必要であることを数度に分けて説明し、最終的には承認されました。
② キャリアパスに影響するのではないか
法律では育休をとって人事上の不当な取り扱いをすることは禁止されています。しかしながら、キャリアにブランクが発生することは事実のため、その点で一定の影響は避けられないところがあると思います。私の場合、すでに昇進が同期と比べると遅れているので開き直ってますが(苦笑)、キャリアにこだわりのある人はそれでためらうのかもしれません。
ただ育児をしながら制約なく就労することは中々難しいことです。今までは妻(パートナー)に押し付けることが一般的でした。出産を期に退職した友人(女性)も知っています。しかしながら、共働きが増え、核家族化も進み、育児の協力を周囲から得ることが難しい中、妻に全てを押し付ける従来の価値観が正しいのか?子供を設ける時に、育児と仕事のバランスは誰しもがしっかりと家族で考えたほうがよいことだと私は思います。その検討の中で、妻が育児を引き取るというならそれでもいいし、夫婦で共同で取り組むならアンバランスにならないようにする必要があると思うのです。
そのうえで、男性で育休を取りたい人は、
①ポジション・昇進・周囲の目を気にするよりも、公私における自分の望む姿勢(家庭・仕事のあり方等)を明確化する、
②職場に対して復職後の自分の希望等を意思表示し、組織の理論や雰囲気に流されないようにしていくことで、自分のスタンスを内外に明確化して、仕事と家庭のバランスを取ると良いと思います。
③ 職場に反対されたらどうしたらいいのか
仮に育休に猛反発されたり、某スポーツメーカーのような報復人事を表明する職場だったら...。解決策を示すことは難しいですが、そのような職場だと周囲の人は過去に病気・事故・介護などが発生して休職などを認めてもらえたのか?実は退職に追い込まれているのではないか?を確認した方がいいと思います。
もし、そういう職場だったら今後も在籍する価値ははたしてありますか?
少し長くなりましたが、政府は男性育休の普及を進めていて、男性育休を当たり前のものにしようとしています。もし男性で育休を検討していて、周囲に取得者がいなければ、ぜひフロントライナーになってください。機会があれば男性育休のメリット・デメリットを実体験を踏まえて書きたいと思います。
Posted at 2021/01/13 23:00:59 | |
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