みんからのメニューからの選択がいまいちうまくいかない。
年式は1968年式 280S(W108016) キャブレターのタイプです。 マルーンカラーでシートはワインカラーです。
写真はすみません、ネットの拾い物流用です。
1987年の春ごろ、取引先へ通う道中の中古車屋の隣の空き地(ストックヤードのようなところ)に鎮座していました。
ちょうどその横で信号待ちになることが多く、なにげなく・・・クラッシクカーのようなベンツだな~なんて見ていました。
ただ、日に日になにか惹かれるものがありました。
それから半年ぐらい・・・いろいろとこの年代のSクラスを調べると、フルレストア済みの車両って300~500万円ぐらいと結構高い! あのぼろはいくらかな~ どんなじょうたいなのかな~? なんて考えながら、とにかく聞いてみようとおもい中古車屋に足を踏み入れました。
聞いてみると、調子はおいといて・・・『エンジンはかかるし普通に一応乗れる状態だよ』ということで、値段は???
現状渡し40万(一応車検は取れるので+7万で車検付き)
または、完全整備渡し120万(1年または3000km保証付き)
との条件が提示されました。
もちろん前者47万円でお買い上げでした。
最初黒い煙を吹いたり、エンジンが息継ぎしたりという症状を抱えていましたが、キャブの調整本を購入し(当時はネットなんてないので情報収集はなかなか大変でした)、いろいろ勉強。
キャブを取り外し、クリーナーで掃除と燃調調整にちょっとてこずりながらも、完全な状態になり絶好調で走行できるようになりました。
待ち乗り燃費はなんと8~9km/L、高速では12km/Lぐらい走行できるようになりました。
なにせこんな古くても4速オートマでしたので快適です。
感動したのはやはりドイツ車で日本とは比較にならない性能の違いを見せ付けられました。
(今でこそ日本車とドイツ車って大きな性能差はありませんが、この車の20年後ぐらいにやっとオートマが4速になろうとしていた日本だったわけで・・・)
雨の東名高速をぬふえkm/hで走っても、本当にハンドルに軽く手を添えているだけで安定してつっぱしる。
とにかく怖くない、疲れない・・・今のSクラスってもっとすごいのか? いや・・・それは知る必要はない・・・(笑)
百数十キロの速度で国産車のワイパーは風圧で浮き上がり、ふき取りもままならないのに、しっかりと機能する。
なにもかもが感動で、これがベンツに引き込まれたきっかけになった出会いでした。
それから1年半ほどの間、基本的な消耗品を自分でちょこちょこ交換し、エアコンコンプレッサーが壊れ、ヤナセで60万と言われ・・・解体やさんで中古のコンプレッサー見つけて1万円で自分で修理。
あとは燃料ポンプを交換したぐらいでした。
1年半後にオートマのエンジンとの接合部よりオートマオイルが漏れ出してきて、オイルが減ると走らなくなりいつもATオイルを積んで走っていた。
調べるとオートマボディーに亀裂が発生していた。
一応ヤナセに修理費を見積もってもらうと、リビルト品との交換で120万円との事。
さあ・・・どうしようか・・・こんな車は買い取りなんか無理かな? と、とある買取屋に見積もってもらうと、なんとびっくり35万円。 売却即決でさようならしたのでした。