
国内メーカー4社の4stモトクロッサーは、ホンダを除けば皆ツインカムエンジンですね。
ホンダは独創的なユニカムといった、OHCとDOHCの中間的なOHCエンジンです。
他のモトクロッサーと比べても、エンジン回りはコンパクト。
しかし超ショートストロークなんで、シリンダーの薄いこと・・・
高圧縮ショートストロークで、低速トルクは薄いです、公道市販車の様なアイドリング近くでトコトコ走りなんかしたら パス・・・・っとエンストします。
楽しいけど、逆車でそのままナンバー取得すると乗りにくいですよね。
CRF250Xはパワー落としてトルクを低速に振って有るらしいですが、どうなんでしょうね。
CRFのエンジンはこんな感じ

何だか2stみたいなヘッドです。
同じCRFを名乗るCRF250Lはツインカムヘッドなので、エンジンデカいです。
市販ナンバー付オフ車は基本的に好きではないので、どうせなら250Xを買います。
今日は、バルブクリアランスとタペットシムの寸法確認の為、ヘッドカバーを開けます。
ガレージにCRFを入れてメンテ開始です。
室内気温

33℃・・・
多少は風がくるし、こいつに期待!

10年モデルからインジェクションになったので、ガソリンタンク外そうにも、燃料コックが有りません。
どうするかというと、

こんな風に、ぶら下げるんです、フレームと繋がっているワイヤーもあり、マニュアルにも横にぶらさげろと書いてあります。
注意しなければならないのが、タンクを傾けるのでブリーダーホースから漏れてきます。
ホースクリップ持っていないので、多少抜いてホース上向きで何とか
タンクを外すと、ヘッドが見えます。

そういえば、プラグ換えるのにもタンク外さんと駄目ですね、XRはそのままいけますけど。

ヘッドカバーはボルト2本で外れます。
このヘッドカバーやけに軽い!プラスチックか?と思ったくらい
どうやらマグネシュウムの様です
ヘッドカバーを開けると、こんな感じ

IN側はカムシャフト直押し、EX側はロッカーアームを介してます。
ここでクリアランスチェック

IN側はカムの下にシックネス潜り込ませて測定、やりにくい・・・
規定値には入っていたので、カムをどけてタペットシム厚みを測定し、今後必要になるであろうシムを発注(1個380円)
カムを外すのにカムチェーンテンショナーを緩める必要が有るのですが、どうやら特殊工具が要るみたいです。
テンショナーはここ

ボルトを外し

細いマイナスドライバーで右に回すと緩くはなりますが、そのまま固定が出来ません。
マニュアルには特殊工具が出ていましたが、1万4千円・・・しかも売ってもくれない。
ネットで探していたら、過去のモデルでは、こんな工具を自分で作りなさいと図面が出ているようで、それを見ながら自作しました。

こんなモノです・・・
こうやって、突っ込んで回してブッさす! おおおお!いける!

しっかり緩んでくれてるので、楽ちんです
カムをどかすとこんな感じで、IN側バルブが見えます、中央の丸いバルブリフターの下にタペットシムが有ります。
厚みを示す数字は消えていたんで、マイクロメーターで測定、しばらくアナログのマイクロ使っていなかったので、時間かかってしまいました。
全体的には写真撮りながら作業したんで、3時間くらいかかったけど、慣れれば1時間程度の作業かな
ブログ一覧 |
CRF250R | 日記
Posted at
2014/08/02 11:26:18