リジー・ボーデンの新譜っ！

一ヶ月ぐらい前に予約注文したのに
予約が殺到してたのか少数しか押さえなかったのか
Amazonよりも早い発売日だったHMVは延期されまくり。

ムカついたのでキャンセルして
ちょい高いけどAmazonで注文し直したら
昨日やっと届きました。




今日の通勤で聴きましたがこれはスゴい。
何がスゴいってその時代錯誤（注：賛辞）っぷり。

このご時勢に何で20年も前のスタイルそのままな
王道なUSヘヴィメタルを演ってくれちゃうんだよ！（＞＜）


リジーの粘着爬虫類系のハイトーンも健在だし、
っていうか全然変わってない。

そもそも曲によってはVo変えたらモロにプライマルフィアですよこれ。
タイトル曲なんてモロに王道かつ良質なヘドバンチューン！
この曲ではヨナス・ハンソンがフラッシーな弾きまくりを披露していますが
これがまた曲に無茶苦茶合ってる！

途中、ジョージ・リンチも一発でわかるソロを弾いてますが
まだこれだけ弾ける攻撃性があるなら
'80丸出しなソロアルバムでも出してくれれば良いと思うんですが(^^;


ラスト近辺でごく僅かにモダンヘヴィなリフが出てきますが
これが逆に新鮮に聴こえちゃうから不思議。
90年代初頭に戻ったかのような錯覚に陥りました(^^;

しかもラストがデイヴ・メニケッティ（Y&T)をゲストに迎えての
ヘヴィバラード！これも絶品！

アルバム全体としても起承転結がしっかりしてるし
曲毎のキャラも強いし最後にバラードで締める構成も良い。

ミスフィッツやﾏｿｿｿ ﾏｿｿｿもかくや、というルックスはさておき
このアルバムの異常に高い完成度は一体何なのかと。

お世辞抜きで今年色々と聴いた新旧の作品中で
一番インパクトがありました(^^;


おいこら日本の各レコード会社のA&R！
このアルバムの日本盤出せない程度の耳と熱意しか持って無いなら
A&Rなんざ辞めちまえ！ヾ(- -;
と暴言のひとつも吐きたくなるぐらい'80メタルなアルバムです。


ルックス的にはアメリカで売りたいんだろうけど
この音は保守的で伝統的なメタルが好きな欧州でウケるんじゃないかなぁ。
これを引っさげて野外フェスのひとつにでも出れば
観客一発KOして再評価されそうな気がします。