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2017年01月15日 イイね!

「希望の同盟」対「憎悪の同盟」~ 安倍首相の真珠湾スピーチから

最近取り上げてませんでしたが愛読してるメルマガを丸ごと転載。

■■ Japan On the Globe(984) ■■ 国際派日本人養成講座 ■■

Common Sense: 「希望の同盟」対「憎悪の同盟」
~ 安倍首相の真珠湾スピーチから

 日米同盟はシナ・北朝鮮の野望から世界を救う「希望の同盟」。

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__________
あけましておめでとうございます。本年も引き続き、発信に努めますので、
よろしくお願いいたします。

拙著がアマゾン・カスタマー・レビューで好評をいただいています。
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お読みいただいた方はぜひ、カスタマー・レビューへの投稿をお願いいたします。
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■1.「1人、ひとりの兵士に、その身を案じる母がいて、父がいた」

「耳を澄ますと、寄せては返す、波の音が聞こえてきます。降り注ぐ陽の、
やわらかな光に照らされた、青い静かな入り江」

ハワイのうららかな日射しに照らされた真っ青な海が目に浮かぶようだ。
平成28年12月27日、安倍首相の真珠湾でのスピーチの出だしである。

その真珠湾に眠る米軍兵士たちに、首相は思いを馳せる。

__________
耳を澄まして心を研ぎ澄ますと、風と、波の音とともに、兵士たちの声が聞こえてきます。
あの日、日曜の朝の、明るく寛(くつろ)いだ、弾む会話の声。自分の未来を、そして夢を語り合う、
若い兵士たちの声。

最後の瞬間、愛する人の名を叫ぶ声。生まれてくる子の、幸せを祈る声。
一人ひとりの兵士に、その身を案じる母がいて、父がいた。愛する妻や、恋人がいた。
成長を楽しみにしている、子供たちがいたでしょう。

それら、全ての思いが断たれてしまった。
その厳粛な事実を思うとき、かみしめるとき、私は、言葉を失います。
その御霊(みたま)よ、安らかなれ──。
思いを込め、私は日本国民を代表して、兵士たちが眠る海に、花を投じました。[1]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

慰霊とは、まさに戦いで亡くなった人々のありし日に思いを馳せ、その人のかけがえのない未来が
失われてしまった事を悼む心から始まる。


■2.「勇者は、勇者を敬う」

かつての敵どうしが、こうして互いの英霊に哀悼の誠を示すとき、和解が訪れる。

__________
昨日、私は、カネオヘの海兵隊基地に、一人の日本帝国海軍士官の碑(いしぶみ)を訪れました。
その人物とは、真珠湾攻撃中に被弾し、母艦に帰るのを諦め、引き返し、戦死した、
戦闘機パイロット、飯田房太中佐です。

彼の墜落地点に碑を建てたのは、日本人ではありません。
攻撃を受けていた側にいた、米軍の人々です。
死者の、勇気を称え、石碑を建ててくれた。碑には、祖国のため命を捧げた軍人への敬意を込め、
日本帝国海軍大尉(だいい)と、当時の階級を刻んであります。

The brave respect the brave. 勇者は、勇者を敬う。
アンブローズ・ビアスの、詩(うた)は言います。

戦い合った敵であっても、敬意を表する。憎しみ合った敵であっても、理解しようとする。
そこにあるのは、アメリカ国民の、寛容の心です。[1]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

国のために殉じた人々を互いに悼む慰霊こそ、和解への道である。


■3.「和解の力」

こうした慰霊を礎(いしずえ)として、日米は強固な同盟関係を築いてきた。

__________
あの「パールハーバー」から75年。
歴史に残る激しい戦争を戦った日本と米国は、歴史にまれな、深く、強く結ばれた同盟国となりました。

それは、いままでにもまして、世界を覆う幾多の困難に、共に立ち向かう同盟です。
明日を拓く、「希望の同盟」です。
私たちを結びつけたものは、寛容の心がもたらした、the power of reconciliation、「和解の力」です。

私が、ここパールハーバーで、オバマ大統領とともに、世界の人々に対して訴えたいもの。
それは、この、和解の力です。
戦争の惨禍は、いまだ世界から消えない。憎悪が憎悪を招く連鎖は、なくなろうとしない。
寛容の心、和解の力を、世界は今、今こそ、必要としています。

憎悪を消し去り、共通の価値の下、友情と、信頼を育てた日米は、今、今こそ、寛容の大切さと、
和解の力を、世界に向かって訴え続けていく、任務を帯びています。
日本と米国の同盟は、だからこそ「希望の同盟」なのです。[1]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

■4.「リメンバー・パール・ハーバーの意味を反転させ上書きした」

安倍首相は真珠湾の光景に戻って、スピーチを締めくくる。

__________
私たちを見守ってくれている入り江は、どこまでも静かです。
パールハーバー。
真珠の輝きに満ちた、この美しい入り江こそ、寛容と、そして和解の象徴である。

私たち日本人の子供たち、そしてオバマ大統領、皆さんアメリカ人の子供たちが、
またその子供たち、孫たちが、そして世界中の人々が、パールハーバーを和解の象徴として
記憶し続けてくれることを私は願います。[1]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

「リメンバー・パール・ハーバー(真珠湾を忘れるな)」とは、日本軍の真珠湾攻撃を
「卑怯な騙し討ち」として、フランクリン・ルーズベルト大統領が米国民の憎しみを煽った言葉だった。
そのパールハーバーを、安部首相は「和解の象徴として記憶し続けて」と訴える。

メールマガジン「政治の本質」No.326で、筆者のロベルトさんは
「リメンバー・パール・ハーバーの意味を反転させ上書きした」と評した[2]。
安部首相の崇高な願いを無視して、この言葉を復讐心を込めたまま使い続けることは、
「寛容の心」を持たない人間の仕業となった。


■5.感謝の声と憎悪の声と

安部首相は演説後、真珠湾攻撃を経験した元米兵3人に歩み寄り、一人ひとりを抱擁した。
最年長のアル・ロドリゲスさん(96)は各国メディアに取り囲まれて、
「首相が来てくれて本当に感謝している。これは和解(の象徴)だ」と話した。[3]

アメリカの代表的なニュース放送局CNNは、安部首相の真珠湾訪問を「歴史的訪問」と報じ、
75年前の真珠湾攻撃を近くで目撃していたというロバート・リー氏(95)の
「安倍首相の真珠湾訪問は、日米関係の『癒しの最高潮』だ」という言葉を紹介した。[4]

一方、シナ外務省は、安部首相の演説について、
「アジアの被害国にとっては、巧妙なパフォーマンスを何度繰り返しても1度の誠実な反省に及ばない」
と、例のごとく謝罪要求を持ち出した。
韓国の聨合ニュースも「戦争への謝罪はおろか、反省にさえ言及しなかった点で、
日本の侵略を受けたアジアの被害国の反発は少なくないと予想される」と、
同工異曲の批判を繰り返す。

「アジアの被害国」と言っても、こういう声に同調するのはシナと南北朝鮮の
特定アジア3国のみであることは、すでに明らかとなっている。
しかも、いままで何度、日本が謝罪しても、繰り返し謝罪や反省を求めるその魂胆は、
世界の人々に知れ渡っている。

首相の演説には、こうした声に対する先手が打たれていた。

__________
戦争の惨禍は、いまだ世界から消えない。憎悪が憎悪を招く連鎖は、なくなろうとしない。
寛容の心、和解の力を、世界は今、今こそ、必要としています。[1]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

シナや韓国のあくなき謝罪要求は、「憎悪が憎悪を招く連鎖」に囚われた声として、
世界の人々から見下される事になる。


■6.ウォール・ストリート・ジャーナル紙の称賛

安倍首相のスピーチに関する新聞報道の中で、
これはと思ったのが、ウォール・ストリート・ジャーナル紙の論評である。
アメリカを代表する経済紙だが、保守派の見識を語る新聞でもある。

「安倍首相が真珠湾で示した日本の価値 安倍首相が率いる日本は米国の安全保障上の
最重要パートナー」と題した社説で、そのイントロから力が入っている。

__________
安倍晋三首相による27日の真珠湾訪問は和解の象徴だ。
日米関係の重要性が増している現下の情勢が、今回の訪問をとりわけ劇的にしている。
真珠湾攻撃から75年が経過し、北朝鮮の核兵器と中国の修正主義的な野望が
太平洋地域に脅威を与えるなか、日本は米国にとって安全保障上の最重要パートナーだ。[5]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

社説は、安倍政権が日本国内の抗議デモや国会での乱闘騒ぎを押しきって
安全保障関連法を成立させて、自衛隊が米軍や他の友好国を守れるようにした事、
防衛費を少ないながらも着実に増加させ、インド、台湾、東南アジア諸国などと
関係強化を図った事を説明した後で、こう結んだ。

__________
昨年の米議会での演説や今回の真珠湾への訪問を持って、安倍氏はこの事実を高らかに見せつけた。
このことは称賛に値するだろう。11月のトランプ氏との会談も友好的なものに見えた。
アジアの平和と発展にとって明るい兆しだ。[5]
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アメリカの保守派を代表する新聞が、安倍首相の努力をここまで高く評価しているのである。
シナの膨張主義を抑え込むべく、日米同盟と自由主義陣営との連帯を強化するという安倍首相の
「希望の同盟」は、しっかりと受けとめられている。


■7.「憎悪の同盟」

ウォール・ストリート・ジャーナル紙の「北朝鮮の核兵器と中国の修正主義的な野望が
太平洋地域に脅威を与えるなか」とは、日米のみならず、自由世界が抱える最大の問題を
的確・簡潔に表現している。シナと北朝鮮こそ「憎悪が憎悪を招く連鎖」の筆頭だろう。
「希望の同盟」になぞらえて、この2国を「憎悪の同盟」と呼ぼう。

この二カ国は共産主義の看板をいまだに下ろしていない。
もともと共産主義は、資本家階級に搾取される労働者階級という構図で、
人々の憎しみを煽り立てて、エネルギーとしてきた。
この共産主義陣営という「憎悪の同盟」の最後の生き残りがシナ、北朝鮮なのである。

さらに、現在のシナ政権も、北朝鮮の独裁者一族も、自らの正統性を「抗日」に求めてきた。
自分たちは日本を追い出した功労者だとして自らを正当化し、日本への憎悪を煽り立てることで
国民を自らの政権に従わせてきた。この点は韓国も同類である。[a]

安倍首相の言う「世界を覆う幾多の困難」の最大のものは、この「憎悪の同盟」が
世界の平和と安定を脅かしている事である。
それに立ち向かうのが「希望の同盟」の使命である。

「希望の同盟」とはいかにも明るい語感を持つが、もし「憎悪の同盟」に負ければ、
日本も台湾も、東南アジア諸国も、チベットやウイグルのように絶望的な状況に陥る。
さらにはオーストラリア、ニュージーランド、インド、そしてアメリカまでもが
明日への希望を脅かされる。
そして、シナや北朝鮮の人民自身の、現政権の圧政から自由になるという希望も永久に失われる。

そういう意味で、「希望の同盟」が一歩誤れば、世界が絶望の淵に沈むという
背水の陣に立たされているのである。


■8.「希望の同盟」は日米両国にとって歴史的必然

安倍首相の言うとおり、「憎悪を消し去り、共通の価値の下、友情と、信頼を育てた日米」だが、
この「共通の価値」とは、自由と民主主義のことである。
しかし、戦後の日本がアメリカから「自由と民主主義」を学んだと考えるのは正確ではない。

弊誌922号「アメリカの国体、日本の国体」ではこう述べた。

__________
アメリカの国体が「自由を求める人びとの国」であるとすれば、
日本の国体は「一つ屋根の下の大家族」である。[b]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

わが国の国民は「一つ屋根の下の大家族」の中で、「大御宝」として大切にされてきた。
およそ、わが国ほど「人民を圧政下におく独裁者」の少なかった国は希であろう。

その中で、拙著『世界が称賛する 日本人が知らない日本』の第三章で述べたように、
「自由」は日本の政治伝統であった[c]。
その土壌があったからこそ、戦後の自由民主主義も何の抵抗もなく短期間に根づいたのである。

アメリカは国民の自由、日本は国民の幸福と、それぞれの国体は違えど、シナや北朝鮮のような
圧政が支配する独裁政治体制は、日米共に天を抱くべからざる敵である。
ここにこそ「希望の同盟」が日米両国にとって歴史的必然である理由がある。

その日米が先の大戦で互いに戦うはめになったのは、それぞれの政府内部に
ソ連のスパイが入り込んで、両国を誤った戦いに引きずり込んだからだった。[d]

現代も「憎悪の同盟」は日本国内に触手を伸ばしている。
偏向マスコミ、偏向教育、反基地闘争などは「憎悪の同盟」の工作である。
我々は国内外で「憎悪の同盟」と戦っていかなければならない。
(文責:伊勢雅臣)


■リンク■

a. JOG(445) 「反日」は中・朝・韓の屋台骨
 中国・北朝鮮・韓国が「反日」を必要とする3つの理由とは。
http://blog.jog-net.jp/200605/article_1.html

b. JOG(922)アメリカの国体、日本の国体
「自由を求める人びとの国」という理想が、アメリカの歴史を作ってきた。
それに対する日本の理想は何か?
http://blog.jog-net.jp/201510/article_4.html

c. 伊勢雅臣著『世界が称賛する 日本人が知らない日本』、育鵬社、H28
http://amzn.to/29wxUcW

d. JOG(951) ルーズベルト大統領が播いた「竜の歯」 ~ 日米戦争、冷戦、そして共産中国
 共産主義者に操られたルーズベルト大統領が、日本を開戦に追い込み、ソ連を護り育て、
世界に戦争の危機をばらまいた。
http://blog.jog-net.jp/201605/article_4.html


■参考■(お勧め度、★★★★:必読~★:専門家向け)
  →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。

1. 首相官邸、H28.12.27「米国訪問 日米両首脳によるステートメント」
http://www.kantei.go.jp/jp/97_abe/statement/2016/1227usa.html

2. 政治の本質 No.326「リメンバー・パール・ハーバーの意味を反転させ上書きした安倍総理」
http://archives.mag2.com/0000288345/20170101000000000.html

3. 時事ドットコムニュース「真珠湾訪問「謝罪も同然」=生存元米兵3人が評価-安倍首相演説に列席」
http://www.jiji.com/jc/article?k=2016122800495&g=pol

4. The Huffington Post 「『日米関係の"癒しの頂点"だ』 安倍首相の真珠湾訪問、
海外メディアが好意的に伝える」
http://www.huffingtonpost.jp/2016/12/28/pm-abe-visits-pearl-harbor_n_13867712.html

5. ウォール・ストリート・ジャーナル、H28.12.28「【社説】安倍首相が真珠湾で示した日本の価値
 安倍首相が率いる日本は米国の安全保障上の最重要パートナー」
http://jp.wsj.com/articles/SB10878553558812384085704582523700441773214

■おたより

■韓国の留学生から「日本の学生はなぜ日本のことをこうも知らないのか」と聞かれた(ぴろ吉さん)

書店で「世界が称賛する 日本人が知らない日本」「世界が称賛する 国際派日本人」を
購入させていただきました。
恥ずかしながら今まで伊勢先生のことやこのメルマガのことも知りませんでした。

私は20数年前の学生時代、韓国の留学生から「日本の学生はなぜ日本のことをこうも知らないのか」
と聞かれたことがあり、今でも印象に残っています。
同じ場にいた日本人がその質問に対し、特段疑問視していなかったこともよく覚えています。
私は日本史が好きで、多少ですが勉強していたので、留学生と話はできたのですが
恥ずかしかったのを覚えています。

ちなみにその韓国の学生に「なぜ日本の大学に来たのですか」と尋ねたところ、
「私は日本に勝つために日本のことを学びに来た」と答えました。
まさに孫子の、知彼知己者、百戰不殆だなと、彼の学ぶことへの意識の高さに感心するとともに、
我々は日本の学生はどうだろうと日本の行き先が心配になったのを覚えております。
(もちろん私も含めての話ですが)

今は郷里に戻り、市役所で行政事務に携わっておりますが、
「市民に愛される地域づくり」を行うために、「市民に愛されるには地域のよさ=地域の文化と歴史を
知ってもらう」ことが大事と個人的には考えています。

なかなか実現できずにいるのですが、先生の本と出会い、また勉強したいと思いました。

地域のよさを地域に伝えるために学ぶのが一番の目的なのですが、
観光客の誘客にも力を入れていますので、外国からのお客様にも紹介ができるよう
学ばせていただければ幸いです。


■編集長・伊勢雅臣より

なかなか天晴れな韓国人留学生ですね。
明治時代の我が先人たちも同様の志をもって、欧米に留学しました。
そのお陰で、今日の日本がある事を忘れてはなりません。

1月4日、横浜での新春講演会では、42席のところ、53名もの参加をいただき、
ありがとうございました。活発なご質問もいただいて、有意義な交流ができました。
詳細は以下のフェイスブックでご覧いただければ、幸いです。
https://www.facebook.com/ise.masaomi

 読者からのご意見をお待ちします。
 本誌への返信、またはTwitterで、@ise_masaomi あて、お送り下さい。

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昨年末の安倍総理のあの演説、私は過不足なく良い内容だった、と思いました。

総理の真珠湾訪問はオバマの広島訪問のバーターだった、という説もありますが
そうであってもなくても、結果として日米同盟の強化につながり、
余禄ながら稲田防衛大臣が靖国神社参拝する免罪符にもなりました。

♯そういえば元日の朝まで生テレビでバカな左翼が
♯「オバマと抱き合った時に被爆者は顔を背けていた」
♯なんて頓珍漢な解釈を披露していて、正月早々頭痛がしたっけなぁw
♯一体、あのどこをどう見たら「顔を背けていた」様に見えるんだ?w


間もなくアメリカにトランプ政権が誕生します。
就任前にちぃとはおとなしくなるのかと思わせておいての相変わらずの暴言炸裂w
モリゾーさんも火消しにやっきになってますね~。

でも毒と薬は紙一重です。
トランプは一見するとただの猛毒ですが、歴代大統領がタブー視した「ひとつの中国」に
異議を唱える無知ゆえの率直さ、スタンドプレーかもしれないけど自国を大切にするあの姿勢、
台湾の方にとっては頼もしく写り、平和ボケした日本人には「国」という単位をもう一度認識させる
良い機会なのかも?
Posted at 2017/01/16 05:26:32 | コメント(1) | トラックバック(0) | お勉強 | 日記
2015年10月05日 イイね!

The Globe Now: 「張り子の虎」の中国海軍

いつもの購読中のメルマガ転載です。
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The Globe Now: 「張り子の虎」の中国海軍

中国の軍事力を過度に恐れることは、その野望を増長させ、暴発の危機を増大させる
「戦争への道」。
■転送歓迎■ H27.10.04 ■ 44,722 Copies ■ 4,084,032Views■
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■第3回 藤沢 憲法おしゃべりカフェ■

と き : 10月14日(水)18時~
ところ:藤沢市市民活動推進センター 第1会議室
 〒251-0052 藤沢市藤沢1031 小島ビル2F (らせん階段上る)
藤沢駅北口より辻堂方面JR沿い徒歩約6分

テーマ:安保法成立!憲法改正へのアプローチ
講 師:憲法改正を実現する神奈川県民の会 事務総長
     木上 和高 氏
参加費: 500円(飲み物付き)
連絡先:fujisawa_s2_oshaberi_cafe@yahoo.co.jp 工藤千代子
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■1.見かけ倒しの軍事パレード

9月3日、北京で「抗日戦争勝利70年」を記念する軍事パレードが開催された。
日本軍と戦ってもいない、建国66年の国が「抗日戦争勝利70年」を祝うのは、
中国お得意の見かけ倒しである。
また市内の2千社近い工場の操業を停止させて、作り出した「青空」もこれまた見かけ倒しだった。

軍事パレードに登場した軍備の中にも、見かけ倒しがあった。
たとえば空母艦載機「殲-15」。空母への着艦時にワイヤーに引っかけて機体を止める
着艦フックをこれ見よがしに下ろして飛ばしていた。
いかにも空母から発進して、アメリカの空母に対抗できると見せかけたのだが、
これも壮大な見かけ倒しだった。

「殲-15」はロシアのスホイを分解して、コピーした戦闘機だが、エンジンは真似できず、
別途、ロシアから購入したエンジンを流用している。

軍事筋によると、コピー機は6機完成して、離着艦訓練を行っているが、
習近平が中国空軍を称えた「14年8月の演説で着艦に失敗して死んだ操縦士二人の
冥福を祈った」(新華社電)という[1]。

6機のうち2機も事故を起こしたのでは、お世辞にも実戦レベルとは言えない虚仮威(こけおど)し
そのものである。


■2.虚仮威しの空母「遼寧」

空母そのものも虚仮威しである。
この空母は80年代に建造され始めたが、ソ連崩壊で未完成のまま浮かぶ鉄屑となっていた。
それを90年代に、マカオで浮かぶカジノにする、という名目で、中国が購入した。
この鉄屑を10年かけて、中国初の空母として完成させ、「遼寧」と名付けた。

2013年11月、中国海軍はこの「遼寧」を先頭に艦隊を仕立てて、南シナ海を一周させてから、
フィリピン沖で式典を開き、空母艦隊が回った海域は中国のものであると宣言した。
さらに習近平は「私はこれで尖閣も沖縄もとる」と海洋強国を宣言。

この航海を監視していたアメリカ側の情報によると、「遼寧」はエンジン不調で、
航行もままならない様子だった。
そもそもソ連から購入した時からエンジンの調子が悪く、中国は自前でエンジンを作ろうとしたが、
その技術もなかったため、別途ソ連から購入した駆逐艦のエンジンを取り外して、空母に装着した。

また購入時には着艦用ワイヤーも壊れていて、フランスから新しいものを購入しようとしたが、
売って貰えなかった。艦載機を打ち出すカタパルトも作れず、
甲板の先端を上に反らせて、艦載機が自力で飛び立つ時代遅れの離艦方式をとっている。

これでは未熟なパイロットが離着艦で事故を起こすのも当然だろう。
世界の海軍専門家は「遼寧」は実戦に使うにはほど遠い状況にあると判断し、
中国海軍の現有兵力に加えていない。[2,p97]


■3.米海軍の最新鋭空母に比べれば

[2]の著者、日高義樹氏はアメリカの主力空母であるニミッツ型の新鋭艦「ロナルド・リーガン」に
乗せて貰った事がある。
そこでは艦載機が飛行甲板の下からスピーディにせり上がり、さらに自分で動いて
発射カタパルトに乗ると、背後に遮蔽用の鉄板がせり上がって、
あっという間に空中に打ち出されていく。

また着艦時は、甲板上に張られた3本のワイヤーのうちの1本をフックで引っ掛けて止まるが、
そこから牽引車も使わず、自分で動いて艦橋の下の待機エリアに移動していく。
離着艦でさえ苦労している中国の空母とは、技術レベルが違うのである。

空母そのものの技術革新も進んでいる。
先頃、引退した一代目「エンタープライズ」は8つの原子炉を持っていたため、コストも高く、
整備にも時間がかかっていた。
現在の新鋭空母は原子炉が二つしかなく、著しく機能的になっている。

自国で通常のエンジンさえ作れず、ロシア製エンジンを無理に装着しても順調に動かない
「遼寧」とは、格段の差である。

アメリカの空母に比べれば、「遼寧」は「張り子の虎」に過ぎない。

中国は「遼寧」の他に2隻の空母を独自に建造して、空母3隻体制の計画を立てている。
しかし購入した「遼寧」ですらこの有様では、独自に2隻を作ることなど夢物語に過ぎない。

一方の米国は、現在ニミッツ型空母10隻を保有し、さらにこれらを30年計画で、
一隻あたり200億ドル(2兆4千億円)かけて最新鋭のものに切り替えようとしている。


■4.「世界第二位の海軍」?!

空母「遼寧」は、中国の発表したAAAD(Anti-Access, Area Denial, 接近阻止・地域拒否)という
戦略の目玉だった。
この戦略はアメリカ海軍・空軍を第2列島線(伊豆諸島、小笠原諸島、グアム・サイパン、
パプアニューギニア)内に寄せ付けず、西太平洋を「中国の海」にしようというものである。

中国は空母の他に、駆逐艦やフリゲート艦など42隻、ミサイル攻撃用船舶70余隻、
ミサイル潜水艦を初めとする潜水艦100隻という計画をぶち上げ、世界を驚かせた。
中国海軍はアメリカを除けば、世界で最も多くの艦船を保有することになり、
その強大な海軍で西太平洋を支配する、というイメージを世界に喧伝した。

しかし、これもまた虚仮威しである。駆逐艦やフリゲート艦など42隻といっても、
古くて性能が悪い物がほとんどである。
世界の海軍にひけをとらないのは054A型(江凱型)のフリゲート艦など11隻だが、
日本の46隻にははるかに及ばない。

「ミサイル攻撃用船舶70余隻」も、実際は漁船やモーターボートで、
世界の海軍の常識では正式な艦艇には入れない。


潜水艦100隻というのも、実際には50隻程度と見られている。
このうち実際に脅威になるのは、原子力潜水艦8隻と2006年に就役したユアン(元)型
潜水艦8隻だけだ。
残りは1、2世代前のもので、やたら騒音を出すので、すぐに探知されてしまう。
世界の潜水艦乗りの間では軽蔑されているという。

この16隻の潜水艦に対しても、わが海上自衛隊は原潜こそないものの
最新鋭潜水艦を16隻保有している。米軍にいたっては、原潜を合計77隻配備している。

「アメリカを除いて世界最大」とぶちあげたものの、「白髪三千丈」級の虚仮威しに過ぎない。
規模においても性能においても日本に及ばず、これに米海軍が加わったら、
赤子の手をひねるようにやられてしまう。



■5.「空母キラー」も張り子の虎

唯一、米海軍を脅かしたのは、2010年に中国がDF-21Dと呼ばれる巡航ミサイルを実戦配備した
という情報である。
地上から発射され、1450キロの射程を持ち、衛星などのレーダーシステムからの
誘導電波をもとに、米空母を狙い撃ちできる、という。

1996年3月に李登輝再選を阻止しようと中国が台湾海峡でミサイル実験を行った際に、
アメリカは二つの空母艦隊を送って、中国を威圧した。
この時の屈辱から、中国は近海で米空母を攻撃できる巡航ミサイルを開発しようと決意したという。

上海から大阪までが1400キロほどなので、1450キロといえば、
西日本を含む西太平洋をカバーできる。
この巡航ミサイルの配備により、米空母群は西太平洋に近づけなくなる、と米軍は衝撃を受けた。

しかし、その後、DF-21Dの実態が判明するにつれて、
「空母キラー」などと恐れる必要はまったくないことが明らかになってきた。

まずスピードが音速の5,6倍と、通常の大陸間弾道弾のおよそ5分の1しかない。
30年前にアメリカが開発したものと同程度の性能
に過ぎず、
米軍はこのスピードの巡航ミサイルを撃ち落とす実験に成功した。
さらに誘導電波そのものを攪乱して、目標を見失わせることもできる。

中国が台湾危機の雪辱をと、10数年かけて開発したDF-21Dも
虚仮威しであることがばれてしまったのである。


■6.中国は首根っこを押さえつけられている

そもそも「接近阻止・地域拒否」などと言い立てて、西太平洋だけを「中国の海」にしても、
中国経済自体がペルシャ湾からインド洋を渡ってマラッカ海峡、
そして南シナ海に至るシーレーン(海上輸送路)に依存している。

このシーレーンで、中国は一日600万バレルもの原油・天然ガスを中東から輸入している。
ひとたび中国が南シナ海で事を起こせば、そのシーレーンのあちこちで輸送の妨害に遭う。

まずペルシャ湾で原油を積んだ自国のタンカーを護ろうとしても、インド洋に出れば
インド海軍がにらみを利かせている。
インド海軍はすでに空母機動艦隊を実戦配備しており、総合力では中国海軍よりも上と
評価されている。
マラッカ海峡の入り口では、タイの海軍が合わせて19隻の護衛艦で待ち受ける。

マラッカ海峡の出口にあたるシンガポールは、アメリカの支援を得て育てた優秀な空軍が
制空権を握っている。
チャンギには、米第7艦隊専用の軍港まである。
オーストラリアも中国の無法振りへの反発から、海軍力の増強に踏み切り、
さらにアメリカの海兵隊1個師団の駐留を受け入れている。

南シナ海に入るとインドネシア、マレーシア、ベトナム、フィリピン、さらに台湾が待ち構えている。
東南アジア諸国は、中国の軍拡に対抗して、軍事費を大幅に増額している。
安倍政権はこれらの国と協力関係を強化しており、中国包囲網が完成しつつある。
中国がいくら強大な海軍力をもっても、自国のタンカーを護りつつ、
これらの難関をくぐり抜けるのは不可能である。

アメリカ海軍が世界の海を自在に航行できるのは、単に強大な海軍を持っているからだけではなく、
世界各地の同盟国に、いつでも寄港して補給や補修が可能な軍港を持っているからだ。
同盟国のない中国には、それができない。


シーレーン封鎖の極めつけは、米海軍原潜による中国の主要13港湾の機雷敷設である。
機雷は海底に設置され、その上を艦船が通過すれば、爆発して沈没させる。
念の入ったことに、米政府は世界の保険機構に対して、機雷で損害を受けた貨物船には
損害保険を支払わないよう政治的な措置をとった、という。

中国が周辺諸国に武力攻撃を加えれば、こうしてシーレーンは瞬時に封鎖され、
中国経済はエネルギーも食料も輸入できなくなって崩壊する。
中国は日米同盟を基軸とした自由主義陣営に、首根っこを抑えられているのである。


■7.「相手が弱く出れば、つけあがって強く出る」

そもそも中国が海軍大増強に乗り出したのは、リーマンショック以降、
危機的な状況に陥ったドル体制を、オバマ政権が中国の協力を得て維持しようとしたからである。

外交も軍事も経験したことのないオバマ大統領は、中国とアメリカで世界を取り仕切る
G2体制を確立しようとした。
これが中国に軍事増強すれば西太平洋の覇権をとれる、という錯覚を与えた。

しかも、軍事費を大幅に削減し、中東や欧州の米軍を引き上げてアジアに展開するという
オバマ政権の「アジア・ピボット」戦略は、西太平洋で米軍は中国に負けているというイメージを
与えた。
「相手が弱く出れば、つけあがって強く出る」という夜郎自大が、中国共産党の本性だ。
「張り子の虎」の海軍大増強は、ここから始まった。

しかし、近年の中国の周辺諸国に対する傍若無人な軍事的威圧を目の当たりにして、
ワシントンも目が覚めた。
オバマ大統領の親中政策を推し進めてきたケリー国務長官は国務省の官僚から総スカンを食い、
「ヘーゲル国防長官は、アメリカ歴代の国防長官の中で、国防総省の軍人たちから
最も嫌われる長官になってしまった」[2,p13]

こういうムードを背景に、中国の無法な海洋侵出を批判した安倍首相の米議会演説が
熱烈に歓迎されたのである。


■8.「平和への道」と「戦争への道」

「相手が下手に出ればつけあがる」中国は、また「強い相手には尻尾を巻いて引っ込む」国である。
アメリカ太平洋艦隊の潜水艦の専門家は、こう語っている。[2,p121]

__________
中国海軍の首脳は、日本が南西諸島に移動型の地対艦クルージング(巡航)ミサイルを
配備したのに恐れをなし、沖縄周辺を通過して西太平洋へ出撃する作戦行動も諦めてしまった。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

アメリカ統合参謀本部幹部は、自衛隊の最新装備の性能や隊員の技術、志気から、
中国の不法な侵入に対して、アメリカの力を借りなくとも戦える、という指摘をしている。

さらに次のような希望を述べるワシントンの軍事専門家もいる。[2,p238]

第一に、日本がベトナムのハイフォンかダナンに海軍基地を作り、
自衛艦や潜水艦隊を送りこんで、紛争に備えたパトロールを行う。
同時に、ベトナム海軍の訓練にもあたってほしい。

第二にフィリピン北部のアジア最大の米軍基地だったスービックは米軍が撤退した後、
日本の建設会社の手で、優れた港と空港が出来ている。
ここに海上自衛隊の艦艇と航空自衛隊の航空機を送り込み、実戦配備の体制をとる。

こういう提案には、中国に操られている日本国内の左翼はすぐに「戦争への道」などと
騒ぎ立てるだろうが、中国に自らが「張り子の虎」であることを認識させて、
その野望を抑止することこそが、アジアの「平和への道」である。


逆に、日本の偏向マスコミのように、中国の軍事力を過大に宣伝し続けることは、
その夜郎自大を増長させ、暴発の危機を増大させる「戦争への道」なのだ。
(文責:伊勢雅臣)


■リンク■

a. JOG Tweet 中国(10) 沖縄奪取の野望
http://blog.jog-net.jp/201508/article_8.html

b. JOG Tweet 中国(7) 大軍拡
中国の大軍拡/中国の仕掛ける情報戦/対中抑止威力/日本の防衛力整備/安保法制/日米同盟/対中包囲網/張り子の虎
http://blog.jog-net.jp/201508/article_2.html

c. JOG Tweet 中国(2) アセアン侵略
ベトナム侵略の歴史/ベトナム船への体当たり/フィリピンとの対立/ASEAN諸国の中国牽制
http://blog.jog-net.jp/201506/article_7.html

d. JOG Tweet 中国(1) 南シナ海 、波高し
南シナ海埋め立て/アメリカへの脅威/中国への批判集中/中国の謀略/日本はアジアではなく太平洋だ
http://blog.jog-net.jp/201506/article_5.html

e. JOG(852) 孫子に学ぶ対中戦略
『孫子の兵法』から、中国の弱点が見えてくる。
http://blog.jog-net.jp/201406/article_2.html


■参考■(お勧め度、★★★★:必読~★:専門家向け)
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1. 「正論」H27.1、「折節の記」

2. 日高義樹『中国、敗れたり』★★★、PHP研究所、H26
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4569822037/japanontheg01-22/


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武器・兵器はいわゆる「軍事力」の中で大きなウェイトを占めていますが
ナイフでも戦闘機でも空母でも、全部工業製品ですよね?
そしてハイレベルな工業製品を作るためには「絶対的な技術力」が欠かせません。

絶対的な技術力って例えば・・・きちんとしたクルマを作れるか?
って事だと思います。


どんな路面でも走る曲がる止まるが安心安全快適にできて故障が少ない。
万一ぶつけられても他のクルマよりも受けるダメージが少ない。

こういうのって日本/日本車は得意ですよね~
※乗ってて楽しいか楽しくないかは感応・感情によるのでさておき(笑)


いくら安くても中国製のクルマにも戦闘機にも乗りたくないなぁw
Posted at 2015/10/06 00:27:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | お勉強 | 日記
2015年09月20日 イイね!

JOG-Mag No.918 私の見た戦後左翼の正体

毎度おなじみ、購読中のメルマガの転載ですが今回は読者体験談がベースですね。
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■■ Japan On the Globe(918) ■■ 国際派日本人養成講座 ■■

Common Sense: 私の見た戦後左翼の正体

 読者の体験談から浮かび上がる「戦後左翼の正体」

■転送歓迎■ H27.09.20 ■ 44,727 Copies ■ 4,076,953Views■
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(伊勢雅臣) 前々号「戦後左翼の正体」では、多くの読者からおたよりを戴きました。
その中で、実体験に基づいてそれぞれの方の見た「戦後左翼の正体」を語っていただいた
お便りを紹介させて戴きます。


■1.過激派に怒る院生とおばさん(T.Tさん)

 T.Tさんは東大在学中に、大学紛争を経験しました。

__________
この下宿に移って、間もなく1年が経とうかという頃、東大の各学部は、
医学部への機動隊導入を機にそれぞれの学生自治会でスト決議をまとめ、全学ストに入った。

入学以来左翼的な思想、社会観のシャワーを浴び続け、そうとう左翼的な感覚に染まっては
いたが、たちまち主導権争いの内ゲバを始めた全共闘について行く気には到底なれず、
どうしていいのか分からぬまま、集会などがあれば様子を見に出かけていた。

下宿の茶の間での会話で、(下宿先の家主の)院生の長男が、
研究室に全共闘のヘルメット連が乱入占拠し、研究室を追い出されてしまったと憤り、
おばさんはそれに輪をかけて憤った。

後から考えれば、それは世の大人としてはごく自然な反応だったろうと思うが、
困ったのは、おばさんが私を全共闘の代弁者のように見なし、左翼勢力への反感や、
生活上の不満なんかをいっしょくたにして私を憎がり始めたように感ぜられたことだった。

こちらは現実の全共闘にはむしろ敵対的な感情を抱くほどなのに、
傍からいろいろ言われるとつい、動機論的な弁護の口調になったりして、
おばさんから左翼の代表、兼だいじな長男の敵だと見做されたようなのだ。

あの頃は正直、辛かった。もともと自分の中に纏まった考えがある訳でもなく、
世間の何たるかも知らぬまま、ある種の政治状況の中に放り出されたのだ。
教室というヒントの場からも切り離され、自分なりの世界観や社会観への手掛かりを得るために、
一人あてどない読書に日を送るしかなかったのである。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

(伊勢雅臣)「入学以来左翼的な思想、社会観のシャワーを浴び続け、
そうとう左翼的な感覚に染まってはいた」が、
「たちまち主導権争いの内ゲバを始めた全共闘についていく気持ちには到底なれ」なかった
T.Tさんは、当時の学生の平均的な姿でした。

また、「研究室に全共闘のヘルメット連が乱入占拠し、研究室を追い出されてしまった」と憤る
院生の長男さんは、何の関係もないのに被害を受けた人々の典型です。
「左翼勢力への反感」を語るおばさんの姿も、「世の大人としてはごく自然な反応」でした。

過激派の活動は、このように左翼思想のシャワーを浴びながらも暴力的な活動についていけない
一般学生、その暴力的活動を憤る世の大人たちから、かくも隔絶したものでした。

なお、T.Tさんが、「動機論的な弁護の口調」になったという点も重要です。
動機、すなわち目的は手段を正当化する、というのが左翼の考え方で、
革命という崇高な目的のためには「現体制での違法な行為も許される」という考え方だからこそ、
研究室に乱入占拠したり、内ゲバ殺人まで犯します。


過激派とは人体で言えば、ガン細胞のようなもので、
健全な法治国家、民主国家を暴力で冒す存在です。


■2.一般学生の運動はたちまち過激派に支配された(T.Tさん)

__________
医学部への機動隊導入を機に、過激派やそれに近い活動家が導入粉砕で一般学生を煽り立て、
それに乗った各学部の学生たちがクラス決議などを経て学部の「スト権」を 「確立」し、
各学部が相次いでストに入りました。
煽り立てられてそれに乗った一般学生は自分たちの意思の積りでストに入ったのです。

最初はノンセクトの積極的な連中が主流であるかに見えた全共闘は
たちまち過激派の支配主導するところとなり、それから大学の主要な建物を
全共闘が占拠するようになったのです。

それら建物には地方の大学から続々と過激派学生が集まり、学内はごみためのようになりました。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

(伊勢雅臣)学内の問題を解決するための一般学生の運動が、たちまち過激派に支配され、
ついには他の大学からも過激派学生が集まってきた、というあたりに、
左翼運動のメカニズムが見てとれます。

目的のためには暴力や違法手段も正当化されるのであれば、より過激な暴力を振るう一派が
主導権を握る、というメカニズムです。
合法的な手段で目的を達成しようとする一般学生は排除されてしまいます。


■3.「機動隊員のジュラルミンの盾と学生の角棒での殴合い」(TN生さん)

__________
支那共産党政権の中華人民共和国が1949年に発足した年に生まれた66歳になる
いわゆる団塊世代の一人ですが、19歳で初めて新宿大久保の看板屋に就職し、
華やかな歌舞伎町など都会の生活にサクセスを夢見ていました。

しかし新宿といえばベトナム戦争の白人帰還兵や地方から出てきたフーテン、
ベトナム戦争反対と叫ぶべ平連、ヒッピーまがいの連中などアメリカやイギリスの流行に
すっかり取り込まれた世代が跋扈していました。

そうした60年代後期の風景にあって、夜ともなると新宿駅の地下道、東口から
ヘルメット姿に顔にはタオルを巻き角材を手にした学生が多勢飛び出してきては、
都電通りや伊勢丹の通りをスクラムを組んでデモ行進をするわけです。
それを鎮圧する機動隊と激しい殴合いをするわけです。

遊びでくり出した人々も歩道で眺めるといった具合で、目の前の機動隊員のジュラルミンの盾と
学生の角棒での殴合いの光景に田舎出のノンポリの私は
若者同士が何故こんなことをしているのか?呆れて見てました。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

(伊勢雅臣) 現在では想像もできないでしょうが、当時の新宿ではこのような
「機動隊員のジュラルミンの盾と学生の角棒での殴合い」が日常茶飯事だったのです。
「若者同士が何故こんなことをしているのか?」とは当然の疑問です。

左翼思想で暴力を肯定された過激派青年たちは「ゲバ棒を振り廻すこと自体に
よろこびを感じている」[a]所まで精神を冒されていたのでした。

真っ当な教育を受ければ、これらの青年たちがどれほど有意義な人生を送れたかことか、と思うと、
左翼思想の害毒の恐ろしさが判ります。


■4.「なんでこの人たちは政治家に対してこんなに口汚いのか?」(犬飼裕一さん)

__________
「言葉の暴力を平気で振るうような人間たちに、『平和』を語る資格はどこにあるのか」

まさにこれで、私は子供の頃から、
「なんでこの人たちは政治家に対してこんなに口汚いのか?」
と、小学校低学年の頃から不思議でした。

まるで暴力レイプ魔や爆弾テロリストについて非難するような口調で、
自分と違う考えの政治家を罵る。「低能、嘘つき、人格破綻・・・・恥知らず・・・」といった調子です 。
例えば新聞では、選挙で選ばれた風格あるおじさんの顔写真の下に
「詐欺師!」とかいって罵っている。

私の考えでは、マルクス主義の最大の犯罪は、イデオロギーというよりも、
この種の罵詈雑言を許す態度。

今回の「戦争法案!」もそうですが、マルクス主義者には異なる意見の人々に対して、
最初から議論しようという意思がない。

他のマルキストに対する「内ゲバ」もそうですが、互いに全否定のレッテルを貼って、
後は暴力、殺しあいです。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

(伊勢雅臣)民主主義は、多様な思想、言論が許されることを前提とした政治体制ですが、
左翼の本質は、「自分たちだけが正しい思想を持っている」という独善主義です。

従って、「異なる意見の人々に対して、最初から議論しようという意思がない」し、
罵詈雑言を浴びせかけ、「全否定のレッテルを貼って、後は暴力、殺しあい」となります。

「左翼は自由民主主義体制の癌」とは、こういう所からも言えます。


■5.年金暮らしで街宣を続ける元教師(TN生さん)

__________
70年代に入り中国と言えば毛沢東万歳、文化大革命、紅衛兵といったニュースが流れ、
田舎で入社した会社の先輩が「これからは労働者、農民の味方、毛沢東の時代だ。
古い封建的なものを捨て新しい文化を作り出すんだ・・・。」そして労働組合を作ろうとなった。
日中友好協会へ入会、毛沢東語録、人民日報を手にするようになった。

ある時、戦中派の伯父貴に「労働者と農民の味方・毛沢東」を得意になって話したら
「モウタクトウ?先祖がえりしてタダの権力者なのだよ。
いま日本は沢山のお金を貸しているが返ってこない・・・」と一蹴され、目が覚めたわけです。

敗戦後の食糧難アメリカの脱脂粉乳の貧しい時代、先生も師範でなく労働者という訳で、
従兄弟の先生も選挙があると日教組出の政治家を頼むと電話。
いまは自適の年金暮らし。宴席で、いまの歴史教育はなってない!などと今更なんだ・・・・。
しかし、若い時に埋め込まれた思想信条はなかなか解きほぐせないものだと思う。

いまも共産党街宣車でウグイス嬢を使って
「憲法改正や集団的自衛権は戦争をする国になります!」
などと安倍政権を批判する街宣を行っている。

戦後体制で築き上げた地位と生活を失いたくないという国家意識の無い彼らの
抵抗なのでしょう^^NHKをはじめテレビメディア新聞マスコミも同類です。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

(伊勢雅臣) 戦後左翼が現代でも巣くっているのは、教育、法曹、マスコミ、政治家の分野ですが、
これらの分野には共通点があります。
いくら非現実的なことを言っていても、食うのに困らない世界だという点です。

実業人やサラリーマン、職人、農民など、現実から遊離した理想、理論を語っていたら、
たちまち食べられなくなる人々とは違います。
現代の左翼は、このように現実から遊離しても食べていける世界でのみ、生き残っているのです。

左翼が巣くう学校には子供を入れない、新聞はとらない、政治家には投票しない、という形で、
食うのに困るようになれば、目が覚めるでしょう。


■6.「左翼の学者が市民の行政に対する不信感を煽って」(Caunoさん)

__________
反公害運動の草分けの一人中西準子が

「汚水をきれいな水に混ぜて処理する流域下水道に対して、
汚水だけを分けて処理する方がコストが安いので、全国の市町村が中西の提案を受け入れた。」

と書かれていますが,

流域下水道は,同じ河川の流域に位置する複数の市町村の下水を
一箇所の処理場で処理する方式で,宇井純氏が講師を務めたNHKの教育番組や
日本テレビのキャンペーンで公費の無駄遣いの象徴にされ,
全国で未着手の流域下水道計画が廃案とされ,市町村毎に処理場を設置する単独下水道が
整備されました。

結果として,市町村合併が進んだとき,耐用年数が残っている処理場を廃止しても
処理場を統合したほうが負担が少ないため,本来必要なかった費用が発生しているということが
問題です。

左翼の学者が,市民の行政に対する不信感を煽って単一の処理場で処理したほうが
トータルコストが安くすむところを,自治体ごとに処理場を整備することを余儀なくした。

中西さんや宇井さんの主張は,下水道行政に関った者からすると
反体制のために事実の一部に目をつぶって理論の飛躍を行っているとしか感じられません。
彼らを左翼と考えるのは,反体制として長年闘った彼らの経歴と彼らの理論を唯一の真実とする
社会党や民主党への対応に苦慮した経験からのものです。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

(伊勢雅臣)弊誌のこの部分の記述は[1]に依っていますが、
左翼の主張に弊誌も騙されたようです。

左翼の新しいアプローチとして、地方自治体に入り込んで、国家の存在意義をなくす方向に
行政を変えていく、
という形があります。
市町村単位の教育委員、自治体での外国人参政権などが、この一例です。

在の体制内に入り込んで、市町村単位で徐々に左翼の目指す方向に変えていこうという
「体制内左翼」は、法体制を無視して暴力を働く「体制外左翼」よりも、ある意味危険です。

癌にかかればその痛みで病気と判って治療を受けますが、
精神をやられては知らず知らずのうちに、健全な人生を送れなくなります。

現代では日教組の行う偏向教育やマスコミの偏向報道など体制内左翼の危険性の方に
目を向けなければなりません。
世界の先進国で、これほど教育、マスコミ、法曹、政治で、戦後左翼思想が残存している国は
ありません。
明日の日本を築くためにも、日本人一人ひとりが、健全な良識と判断力をもって、
戦後左翼思想と戦っていかねばなりません。
(文責:伊勢雅臣)


■リンク■

a. JOG(916) 戦後左翼の正体
「安倍に言いたい。お前は人間じゃない! たたき斬ってやる!」と言う人々の正体を探ってみれば、、、
http://blog.jog-net.jp/201509/article_1.html


■参考■(お勧め度、★★★★:必読~★:専門家向け)
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1. 池田信夫『戦後リベラルの終焉 なぜ左翼は社会を変えられなかったのか』★★、PHP新書、H27
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4569825117/japanontheg01-22/


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OB会の集まりなどでたまーに母校の大学に行きますが、
未だに左翼の立てカンバンが並んでいるのを見ると「昭和か!w」と内心で突っ込んでいますw

>(伊勢雅臣) 戦後左翼が現代でも巣くっているのは、教育、法曹、マスコミ、
>政治家の分野ですが、これらの分野には共通点があります。
>いくら非現実的なことを言っていても、食うのに困らない世界だという点です。

>実業人やサラリーマン、職人、農民など、現実から遊離した理想、理論を語っていたら、
>たちまち食べられなくなる人々とは違います。
>現代の左翼は、このように現実から遊離しても食べていける世界でのみ、生き残っているのです。


あー言われてみれば確かにそうだわ。
TVに出てる大学教授とかほとんどサヨクか反日外国人ばかりだしw
それを担ぎ出しているのはマスコミだしw


最近はネットで検索できるので「識者」として紹介されてコメントしている人は
いったいどういう背景を持った人間なのか?というのがすぐにわかるし
過去の発言もyoutubeで見られたりしますが、普通の人はなかなかそこまで調べませんから
だまされちゃうんですよね~
Posted at 2015/09/20 08:45:35 | コメント(0) | トラックバック(0) | お勉強 | 日記
2015年09月20日 イイね!

櫻井よしこさん「民主党よ、安保法制で神学論争するな」

公式HPからの転載です。
「民主党よ、安保法制で神学論争するな」
『週刊新潮』 2015年9月17日号
日本ルネッサンス 第671回
平和安全法案を政府与党が採決すれば民主党は社民、共産両党などと共に
内閣不信任案を出すという。
社民、共産は兎も角、民主党は国民の命と日本国の安寧を一体どう守るつもりなのだろうか。
かつて3年余にわたって政権を担当した政党が、いまや完全かつ無責任な野党に戻って、
どのように国民に信頼されようというのか。

9月3日、戦勝70周年記念の軍事パレードで、中国は軍事大国としての地位を誇示し、
米国を意識した射程距離の異なる攻撃用弾道ミサイルを誇らしく紹介した。
習近平主席は式典当日、黒い人民服に身を包み、
「日本軍国主義による中国の植民地化・隷属化の企てを徹底的に粉砕」
したと誇った。
抗日戦勝利の式典の影の主役としてまさに、「歴史の悪役としての日本」を強調し続けた。

中国がいくら日本を悪役に仕立てようとしても、アジア諸国が恐れるのは日本ではなく、
軍事力拡大に一直線で進む中国のほうだ。
民主党が絶対阻止すると言いたてる平和安全法制の実現を目指す安倍政権を、
アジア諸国を含む44の国々が、高く評価し、歓迎し、早期成立を促しているではないか。

いま民主党が思い出すべきは、安保法制以前の日本、つまり現行法制の下で
これまで何ができなかったのか、その結果どれだけの脅威にさらされてきたかということだ。

元統合幕僚会議議長の西元徹也氏が指摘した。

「現行法制の大きな空白のひとつが、平時か有事か不明なグレーゾーンです。
一例が97年2月3日に発生した鹿児島県下甑島(しもこしきじま)事件です」

島に中国人密航者20人が上陸、住民が警察に通報し、青年団や消防団も参加して捜索したが、
中国人は逃走した。
一夜明けた4日、同島の分屯基地所属の航空自衛隊員30名が捜索に参加した。
野外訓練の名目で、武器携行は認められなかった。西元氏が語る。


グレーゾーンの穴

「自衛隊の治安出動(自衛隊法81条)には内閣総理大臣の命令または知事の要請が必要です。
出動は『治安維持上重大な事態』、『やむを得ない』場合に限定されており、
その認定は難しいことが予想されます。
苦肉の策として野外訓練名目で自衛隊が出て、全員を拘束したのですが、
この行動は法的根拠を欠くとして批判されました。
しかし、密航者が工作員だったり武装していた場合、警察や消防団では危険すぎます。
自衛隊員は訓練されているとはいえ、丸腰で派遣されて無事にすむのか。
このグレーゾーンの穴は早急に埋めなければなりません」

99年3月24日、能登半島東方沖の日本領海に出現した2隻の北朝鮮の工作船の事例も深刻だった。
海上保安庁の追跡から2隻は高速度で逃走、政府は戦後初めて海上警備行動(自衛隊法82条)
を発令し護衛艦と哨戒機P3Cで追跡した。
海上警備行動が発令されても攻撃されない限り自衛隊は武器を使えない。追跡しかできない。
その結果、2隻とも北朝鮮の清津に逃げおおせた。

多くの日本人は船で拉致されている。
この船の中に日本人が拘束されていた可能性もあるが、
現行法では彼らの侵略を止めることは不可能だ。

中国の公船が尖閣周辺のわが国の領海に侵入し始めたのは、民主党政権のときだが、
潜水艦はそのずっと前から領海侵犯をしている。
04年11月10日、中国の漢級原子力潜水艦が沖縄県石垣島と多良間島の間の
日本の領海を侵犯した。
小泉純一郎首相は戦後2度目の海上警備行動を発令した。
自衛隊は空と海から追跡し、ソナーを投げ込み浮上するよう警告し続けた。
が、潜水艦はこのときもひたすら逃げ、一度も浮上せず、山東省青島の港まで逃げ切った。

他国なら明確に武力行使で捕えるケースだが、わが国は追いかけるだけだ。
日本の憲法や自衛隊法を研究し尽している中国も北朝鮮も、自衛隊が手足を縛られ
武力行使できないと知っているからこそ侵略を繰り返す。
追い詰められても、彼らは自衛隊に攻撃されずに自分たちが先に攻撃できることを知っている。

国民を守るにせよ、海を守るにせよ、自衛隊員はまず自分の身を危険にさらさなければ
使命は果たせない。
平和安全法制で自衛隊員のリスクが高まると非難する政党があるが、それは真逆である。
中国の侵略的意図の前で、自衛隊員にまず自らの身を危険にさらすことを強要する現行法制は
おかしい。このことを政権を担当した民主党は知っているのではないか。

中国の軍事的脅威に対するには日本一国の力では不十分で、
日米安保条約を機能させなければならない。
このことに関して西元氏がかつての苦い経験を語った。

「21年前の94年3月、防衛庁で朝鮮半島有事に関する日米政軍セミナーが開かれました。
米軍側は統合参謀本部、太平洋軍事司令部、在日米軍司令部、日本側は
内局と統合幕僚会議が参加しました」


日本の防衛そのもの

「金正日の下で北朝鮮が『ソウルを火の海にする』と挑発し、IAEA(国際原子力機関)からも
脱退するなど、緊迫する朝鮮半島情勢への対処が主題でした。
米軍が自衛隊に後方支援を要請し、詳細な時系列展開計画を提出したのです」

彼らが明かした計画は詳細を極めていた。
どの部隊がどの基地から、いつ発進して、どの港、もしくは空港にいつ到着するか、
どんな手段で日本或いは朝鮮半島に到着するかも明記されていた。
日本の後方支援があれば、この部隊の代わりに戦闘部隊を投入できる。
事態はその分早く解決すると、非常に熱心に説明した。
だが、当時、後方支援を想定した法律もなく断らざるを得なかった。

「米側は『これは日本の防衛そのものだ。何故できないのか』と激しく詰めよりました。
こんなことでは、日米同盟はもたないと思いました」

極めて限定的であっても集団的自衛権の行使や後方支援は、徴兵制につながり憲法違反だ
と非難する民主党以下野党は、中国の脅威をまともに見ることもせずに、
憲法学者らの意見に頼って主張を展開する。
だが、彼らがその意見を尊重する慶應義塾大学名誉教授、小林節氏は6月22日、
衆議院特別委員会でこう語った。

「我々は大学というところで伸び伸びと育ててもらっている人間で、利害は知らない。
条文の客観的意味について神学論争を伝える立場にいる。
字面に拘泥するのが我々の仕事で、それが現実の政治家の必要とぶつかったら、
それはそちらが調整してほしい。我々に決定権があるとはさらさら思わない」

政治家は学者の神学論争に頼って机上の空論を展開するのでなく、
国際社会の現実を見て、国民の命と国家を守り通すための判断をせよということだ。

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・・・正論すぎて何も言えません(^o^;
Posted at 2015/09/20 07:57:16 | コメント(0) | トラックバック(0) | お勉強 | 日記
2015年09月06日 イイね!

JOG-Mag No.916 戦後左翼の正体

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Common Sense: 戦後左翼の正体

「安倍に言いたい。お前は人間じゃない! たたき斬ってやる!」
と言う人々の正体を探ってみれば、、、

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■1.「言葉の暴力を平気で振るうような人間たちに、『平和』を語る資格はどこにあるのか」

8月30日、安全保障関連法案に反対する国会周辺の集会で、
山口二郎・法政大学教授が、以下の発言をしたと報道されている。

__________
昔、時代劇で萬屋錦之介が悪者を斬首するとき、『たたき斬ってやる』と叫んだ。
私も同じ気持ち。
もちろん、暴力をするわけにはいかないが、安倍に言いたい。
お前は人間じゃない! たたき斬ってやる! 民主主義の仕組みを使ってたたき斬ろう。[1]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

安全保障関連法案に反対なら、現在の中国の軍事膨張に対して、どう日本を守るか、
という対案を示すべきなのに、そのような政策論議はまるでなく、
国民が「民主主義の仕組み」に従って選んだ首相に、
品位も論理もない悪罵を投げつけるだけである。

石平氏は「言葉の暴力を平気で振るうような人間たちに、
『平和』を語る資格はどこにあるのか」
と批判した上で、自らの経験に照らして、こう語る。

__________
今から26年前、私の世代の多くの中国人青年が北京の天安門広場で
それこそ命がけの民主化運動を展開した。
しかしわれわれは、本物の独裁者のトウ(登におおざと)小平に対しても
「お前は人間じゃない」といった暴言を吐いたことはない。

われわれはただ、民主化の理念を訴えただけだった。
だから、民主化運動がトウ小平の解放軍に鎮圧されたとしても、われわれには誇りが残った。[2]

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

国会前で「言葉の暴力」を振るう日本の戦後左翼と、
天安門で民主化を求めて立ち上がった中国の青年たち[a]とは、
姿形は似ているが、その正体は全く異なる。
戦後左翼の足跡を辿ってみれば、彼らの正体が見えてくる。



■2.60年安保闘争の挫折

戦後左翼のピークは、昭和35(1960)年の安保闘争だった。
同年5月19日に岸信介内閣の安保条約の改正に反対して、100万人が国会を包囲した。
この時、岸首相は「国会周辺は騒がしいが、後楽園球場は満員だ」と言い放ったが、
その言葉通り、一般国民は当時から安保改正を支持していた。

この年の参議院選挙で社会党は敗北し、岸内閣は支持率34%と、
安保改正賛成が国民の多数派だった。
新安保条約が自然成立して岸内閣が総辞職し、
後継の池田勇人首相のもとで行われた総選挙でも、自民党は300議席を超えて圧勝した。

後に、岸は
「安保改訂がきちんと評価されるには50年はかかる。
あのときは俺は一握りの人たちとマスコミだけが騒いでいると思っていた。
ああいうふうに騒いでいる連中だって、そのうちきっと安保改訂を
ありがたいと思う時期がくるよ
」と語った。[b]

その言葉通り、半世紀後の平成24(2012)年の内閣府世論調査では、
「日米安保条約が日本の平和と安全に役立っている」
と考える人の割合は81.2%にも達している。[3]


安保改定への左翼の批判は
「安保で日本はアメリカの戦争に巻き込まれる」というものだったが、
半世紀経っても日本はアメリカの戦争に巻き込まれておらず、
逆にかつてのソ連や現在の中国に対する抑止力を得て、
日米同盟は戦後日本の平和に寄与している。

戦後左翼の安保反対デモは、政治的主張としては誤りであり、国民の支持も受けていなかった。
「一握りの人たちとマスコミ」がデモという物理的な力で、
民主選挙で選ばれた政府の決定を暴力で覆そうとした闘争であった。


■3.高度成長が打ち破った「社会主義への道」

経済面における戦後左翼の主張は「社会主義国家」の建設であった。
昭和39(1964)年に日本社会党が綱領として採択した「日本における社会主義への道」は、
次のように主張している。[4]

・主要生産手段公有化と計画経済により、生産性を高め国民に豊かな生活を保障する。

・日本資本主義は国家独占資本主義である。資本主義の基本的矛盾は最高度に発展しており、
社会主義革命の前夜にある。

この主張を事実で打破したのが、池田内閣が始めた「所得倍増計画」だった。
道路5カ年計画など社会資本の充実、貿易・為替自由化による輸出推進、
優遇税制による産業高度化などの具体策が矢継ぎ早に実施された。

臨海工業地帯には、巨大な鉄鋼、石油化学、火力発電などの巨大プラントが続々と作られた。
国民の生活水準も急速に上昇して、カー、クーラー、カラーテレビの「3C」が花形商品となった。

所得倍増計画の10年間、国内総生産(GDP)は年平均11.3%の伸びを示し、
倍増どころか3倍増となった。
「主要生産手段公有化と計画経済」ではなく、「民間企業と自由市場」が
「生産性を高め国民に豊かな生活」を実現した。[c]

こうして安全保障と経済成長の両面において、戦後左翼の主張は自民党の政策により、
事実によって誤りであったことが実証された
のである。


■4.「ゲバ棒を振り廻すこと自体によろこびを感じている」

戦後左翼の政策的主張は挫折したが、60年代後半はベビーブーム世代が大学に進学し、
反抗期的ムードを原動力とした学生運動が盛りあがった。

そのピークは、東大安田講堂事件であろう。
発端は、医師国家試験制度に関する実務的な問題だったが、
「医局員を監禁状態にして交渉した」として大学当局が17人の学生の処分を決めると、
過激派学生たちが反発して安田講堂をバリケード占拠して、卒業式を阻止した。

その後、大学当局が機動隊を導入して、安田講堂を占拠する過激派を排除したが、
これに反発して全学の過激派学生がストライキと主要な建物の占拠を行った。
昭和44(1969)年1月18日、19日にかけて、警視庁の機動隊8500人が投入され、
封鎖解除をした。

機動隊側は「なるべく怪我をさせずに生け捕りにする」方針をとったが、
学生側は上部階から火炎瓶や大きな石、硫酸などの劇物を投下したため、
機動隊側で負傷者710人、うち重傷者31名もの被害が出た。学生側は負傷者47名、
うち重傷者1名、逮捕者457名となった。[5]

東大教官で作家の柴田翔は暴れる学生たちの姿を見て、こう書いている。

__________
僕がそのとき考えたことは、ゲバルトは国家の暴力装置に対抗するための対抗暴力として
出てきたと理解した。
僕はたとえ対抗暴力であってもゲバルトには反対だったけど、現象としてはそう理解していた。

ところが大学の教師である自分の目の前で学生たちがゲバ棒を振りまわしているのを
見ているうちに、そういう側面もあるけれどもそれはいってみればタテマエと判ってきた。
そうではなくて、連中はゲバ棒を持ちたいから持っているんだ、
ゲバ棒を振り廻すこと自体によろこびを感じているんだという気がした。[6]

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

学費値上げ反対とか、医師国家試験制度などというような実務的な問題を言いがかりとして、
「ゲバ棒を振り廻すこと自体によろこび」を感じるような暴力的な運動
が、
国民の支持を得られるはずもなかった。学生運動は数年のうちに衰退した。


■5.サークルの10人のうちの4人が内ゲバで殺された

大方の学生が学生運動に見切りをつけて「ノンポリ化」する一方、
残った過激派学生はますます先鋭化し、内ゲバ(過激派派閥間の内部抗争)で
殺し合いまでするようになっていった。

昭和48(1978)年に東京大学経済学部に入った池田信夫氏は、社会科学研究会の部長を務めた。
この会は、60年安保の時に歴史学研究会とともに、過激派学生の拠点となり、
合わせて100人以上の部員がいたらしいが、池田氏の頃は10人くらいに減っていた。
その10人のうちの4人が、内ゲバで殺されたという。

__________
今でも記憶に残っているのは、梅田順彦という学生だ。
まじめな学生で、サークルに入ってきたときは「経済学部で過渡期経済論をやりたい」
といっていた。
・・・それがしばらくすると、黒田寛一や梯(かけはし)明秀などの革マル派の教祖の本から
引用した話を呪文のように繰り返して「中核を打倒することが革命の第一歩だ」
などというようになった。

そのうち梅田はサークルに出てこなくなり、生協の前でアジ演説をやり始めた。
「こんな所にいたら危ないぞ」といったら、
「大丈夫だよ。みんなの見ている前が一番安全なんだ」と笑っていたが、
1975年十月、衆人環視のなかで数人に取り囲まれて鉄パイプでなぐられた。

頭蓋骨折で、即死だった。
おびただしい血が食堂前まで広がって一帯が立入禁止になった。
革労協が犯行声明を出したが、犯人は不明だった。

党派に入って1年もたたない彼が、東大にいなかった革労協に殺されたのは、
その直前に静岡で革マルが革労協の活動家を殺害した報復だった。
誰でもよかったのだ。[7,位置No.111]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

こうして全国で100名以上の学生が内ゲバで殺されたという。[8]
中国の「文化大革命」や「天安門広場」と同様の虐殺が、
小規模ながら日本でも起きていたのである。


■6.「体制側に転向した裏切り者」

過激派の内ゲバなどで世間から愛想をつかされた戦後左翼は、公害反対運動に活路を求めた。
公害は資本主義のもたらす「矛盾」であり、公害病患者がプロレタリアートに代わる
「非抑圧者」という同工異曲の構図である。

反公害運動の草分けの一人が中西準子だった。
参議院議員まで務めた共産党員の子として生まれ、マルクス主義の影響を受けた中西は、
東大の助手時代に反公害運動に身を投じ、23年間も助手生活を余儀なくされた。

しかし、中西は反対だけでは何も変わらないと気づき、それまでの流域下水道に代わって、
小規模下水道を提案する。
汚水をきれいな水に混ぜて処理する流域下水道に対して、汚水だけを分けて処理する方が
コストが安いので、全国の市町村が中西の提案を受け入れた。

__________
純粋な「汚染ゼロ」の心情論理を主張した人々は何も変えられなかったが、
汚染のリスクを最小化した中西は日本の下水道を変え、環境を改善したのだ。[8,1737]
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

反公害運動を進める戦後左翼は中西を「体制側に転向した裏切り者」と呼んだ。
彼らが真に公害問題の解決を願っていたのなら、それに貢献した中西に
感謝・評価するはずである。

それを逆に「体制側に転向した裏切り者」と悪罵を投げつけるのは、
彼らの狙いが公害問題の解決ではなく、公害問題を利用して「体制側」を転覆させることだからだ。
公害問題という「矛盾」を改善することは「体制側」を延命させる裏切り行為となる。
公害の被害者の人権などはどうでもよいのである。

同じ事が近年の反原発運動にも言えよう。原発をなくして、電気代が上がろうと、
火力発電による環境汚染が進もうと構わない。
原発に代わる代替エネルギーの現実的な提案もしようともしない。
「反原発」とは単なる「反体制」の幟(のぼり)に過ぎない。


■7.戦後左翼の残党が民主党政権を作った

このように戦後左翼はもう半世紀も前から挫折し、堕落してきたのだが、
その残党は、まだあちこちにしぶとく生き残っている。

たとえば、民主党政権で首相を務めた菅直人は、かつて学生運動の中心人物であり、
大変なアジテーターだった。
数百人規模の学生を扇動してデモを始めるが、本人は4列目にいて、
前の3列までが警察に捕まる間に消えてしまう。だから、菅は「第4列の男」と呼ばれた。[d]

そんな人物が、その後、市民運動を経由して、民主党に入り、首相まで務めた。
菅は「議会制民主主義は期限を切った、あるレベルの独裁を認めること」と発言しているが、
衣の下から戦後左翼の鎧が見える。

その菅政権で官房長官を務めた仙谷由人は東大時代に全共闘の活動家だった。
安田講堂占拠の際も弁当運びなどをしていたようだ。
仙谷も「自衛隊は暴力装置」などとお里が知られる発言をしている。

以上のように、戦後左翼の系譜を辿ってみると、一貫して法と民主主義、人権を無視して、
暴力によって権力を握ろうと闘争を続けてきたのが正体である
ことが判る。
彼らが権力を握れば、天安門での中国共産党のように、民主化を求める青年たちを
戦車で轢き殺すだろう。

西側先進国で、わが国ほど、政治、マスコミ、法曹、教育の各界で、
いまだに左翼がしぶとく巣くっている政治的後進国はない。
わが国が中国に隷従すれば、戦後左翼が一気に息を吹き返して、
自由と民主、人権と平和を求める日本国民を暴力で抑え込むだろう。

安倍首相の進める安保法制改革は、そんな事態を防ぐための戦いだ。
だからこそ、彼らは安倍首相に悪罵を投げつけるのである。


(文責:伊勢雅臣)


■リンク■

a. JOG(162) 天安門の地獄絵
天安門広場に集まって自由と民主化を要求する100万の群衆に人民解放軍が襲いかかった。
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h12/jog162.html

b. JOG(337) 岸信介 ~ 千万人といえども吾往かん
 日本を真の独立国とするための構想に邁進した信念の政治家。
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h16/jog337.html

c. JOG(103) 下村治
 高度成長のシナリオ・ライター
http://www2s.biglobe.ne.jp/nippon/jogbd_h11_2/jog103.html

d. JOG(708) 国家の危機管理能力 ~ 佐々淳行・渡部昇一『国家の実力』を読む
 治安・防衛・外交という「国民を護る仕事」をしない人間が首相になっている。
http://blog.jog-net.jp/201107/article_4.html


■参考■(お勧め度、★★★★:必読~★:専門家向け)
  →アドレスをクリックすると、本の紹介画面に飛びます。

1. 産経新聞、H27.8.31「国会前集会発言集(1)『安倍は人間じゃない。
たたき斬ってやる』山口二郎法政大教授」

2. 産経WEST、「「平和運動の名に値しない」 安保法案反対集会での首相への
『お前は人間じゃない』発言などに 石平氏寄稿」
http://www.sankei.com/west/news/150901/wst1509010066-n1.html
3.内閣府大臣官房政府広報室、「世論調査 6.日本の防衛のあり方に関する意識」
http://survey.gov-online.go.jp/h23/h23-bouei/2-6.html

4.Wikipedia contributors. "日本における社会主義への道." Wikipedia. Wikipedia, 3 Mar. 2008. Web. 2 Sep. 2015.

5.Wikipedia contributors. "東大安田講堂事件." Wikipedia. Wikipedia, 20 Aug. 2015. Web. 2 Sep. 2015.

6.Wikipedia contributors. "全学共闘会議." Wikipedia. Wikipedia, 19 Jun. 2015. Web. 2 Sep. 2015.

7. 池田信夫『戦後リベラルの終焉 なぜ左翼は社会を変えられなかったのか』★★、PHP新書、H27
(数字はKindle版の位置No.です)
http://www.amazon.co.jp/o/ASIN/4569825117/japanontheg01-22/

8. Wikipedia contributors. "学生運動." Wikipedia. Wikipedia, 19 Apr. 2015. Web. 3 Sep. 2015.


■前号「国連本部に翻った日の丸 ~ 重光葵と国連加盟」に寄せられたおたより

■夏目壽さんより

今回も良いお話を配信して頂きありがとうございます。胸にジ-ンときて涙がこぼれてきました。

この国連加盟は大東亜戦争に敗れて11年ようやく国際復帰ができた瞬間です。

約300万人の先人の尊い命によって日本は敗れはしましたが、
アジア・アフリカの多くの国々が独立を果されました。
そして感謝されております。そしてその後押しがあって加盟が実現しました。
ただしほんの一部の国(中国、朝鮮)からは相変わらず謝罪を求められてますが。

我々はもっと自信と誇りを持っていいと思います。

■編集長・伊勢雅臣より

日本の国連加盟に、アジア・アフリカの多くの国々からの後押しがありました。

読者からのご意見をお待ちします。
本誌への返信、またはTwitterで、@ise_masaomi あて、お送り下さい。

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先日「何でサヨクってあんなに暴力的なん?」って吐きましたがなるほど、
あれは伝統芸能というか「血」なんですね。

>西側先進国で、わが国ほど、政治、マスコミ、法曹、教育の各界で、
>いまだに左翼がしぶとく巣くっている政治的後進国はない。
>わが国が中国に隷従すれば、戦後左翼が一気に息を吹き返して、
>自由と民主、人権と平和を求める日本国民を暴力で抑え込むだろう。

>安倍首相の進める安保法制改革は、そんな事態を防ぐための戦いだ。
>だからこそ、彼らは安倍首相に悪罵を投げつけるのである。


今日の「言って委員会」、安倍総理がゲストとして出演していました。

で、時事通信がそれについて書いた記事はこちら。
「高杉晋作じゃない」=安倍首相、吐血報道を否定

これ、先日の文春か新潮だかの飛ばし記事を茶化しながら否定しただけですが
時事通信の記者は番組を見て、これこそが記事を書いて報道すべき内容だと
感じ、そしてその記者の書いた記事を上司は承認したんでしょうか?

だとしたら私は
時事通信の記者はバカばっかりだ
って何万回でも書き散らしますけどねw
Posted at 2015/09/06 22:22:42 | コメント(0) | トラックバック(0) | お勉強 | 日記

プロフィール

「[整備] #フィット ペイントプロテクションフィルム貼り付け(3) https://minkara.carview.co.jp/userid/202453/car/3276985/6906181/note.aspx
何シテル?   05/28 23:31
運転してて楽しいクルマと聴いてて楽しい音楽が好き。 (それがたまたまホンダ車・スバル車とHR/HMなわけですが・・・) ヒマ見つけて更新する意思だけは持ちた...
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