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たびたび取り上げている「シベリア抑留から生還した大叔父（祖父の弟）」ですが・・・
先週末からインフルエンザを患い、肺炎を発症し・・・昨晩日付の変わる頃に亡くなりました。

享年96歳。
甥の嫁、甥の息子、姪、姪の息子、縁戚の方、計5人に看取られる中、
まるで眠りに落ちるかのようにゆっくりと息を引き取りました。


数年前までは私鉄を乗り継いで奥様のお墓参りに訪れ、
お昼に和食屋に入ると私と同じセットメニューをたいらげ（ただし嫌いな野菜は残すｗ）、
多少風邪をひいても、足をくじいても、心不全を起こしても
全て乗り越えてきた文字通りの鉄人。

法事などで私の従兄弟たちと会う度に
「やっぱあのおじさんは別格だよな～化け物だよ本当に」
と話題になっていましたがインフルエンザの肺炎からは回復できませんでした・・・。



しかしさ、上記の5人が病院の談話コーナーに集まって
「どうしよう？ドクターからは"皆さん遠くから行き来するのは大変でしょうから
死に目に会えなくても良いなら、亡くなったらお知らせしますよ"って言われたし
夕方からは容態が安定してるみたいだからとりあえずもう一度顔を見てから
今日は帰ろうか」
なんて話がまとまって最後に病室に入った瞬間に看護師さんが飛んできて
「ちょっと待ってください！今急に心拍数と呼吸が落ちてますから
お帰りにならないで下さい！」
「マスクだけしっかりしてお部屋に居て下さい！」
って・・・。

それから亡くなるまでものの5分ですよ？
やっぱり話してる様子が見えてたのかなぁ？？
「ああ、これ以上こいつらに世話かけるのも申し訳ないなぁ」
とか思ってタイミングを見計らってた様に思えます。



35年前、私が小学生の時に祖父がガンで亡くなって以来、
祖父にルックスも声も良く似ていた大叔父は
私にとって祖父同然の存在でした。

もっともっと・・・色んな話をしておくべきでした。
今までありがとうございました。どうか安らかに休んで下さい。
上にはご兄弟や奥様もいらっしゃいますから寂しくないでしょう？