
彼が居なかったら私の今日のこの日常はもしかしたらなかったかもしれない。
”RIDE BLUE”
彼のハンドルネームである。
スイッチバックの作業道を登る。
急な登坂はフロントヘビーなディーゼルジープの得意とするところ。
最初のスイッチバックで私はハンドル操作を誤った。
そのままバックで降りればいいところを、
方向転換を試みたのである。
そもそもこれが向こう見ずな運転だった。
路面は柔らかい上に大きな砕石を多く含んでいてトラクションが逃げやすい。
ジープが方向転換できる道幅はギリギリあったものの、
傾斜とこの路面が災いして車体はズリ落ちハンドル操作しても斜面に沿って滑っていく。
あっという間に対角スタックの状態に陥り、
前は谷、後ろには山肌が邪魔をする。
山肌をスコップで均すがトラクションがかからずバックができない。
下側になっている左フロントにハイリをかけて、とくさんが携帯していた自然素材のラダーを潜り込ませる。
5~60cmほどバックできた!
ハンドルを切ろうにも土中に深く埋もれたタイヤは簡単には曲がらない。
それでも完全に谷側に向いていた車体はだいぶ進行方向を向いてくれた。
その後も何度かトライするが今ある装備ではここまでが限界だった。
途方にくれているとレスキュー要請に一旦山を降りてくれたとくさんが戻ってくる。
「ライドさんがお休みですぐ来てくれる」
この言葉を聞いてほっとしたが、果たしてどうなるのか、この時点ではまだ不安が拭い去れた訳ではなかった。
ライドさん到着後、ハンドウィンチをかけるが斜面に沿って傾いているジープは重い。
ハイリで左フロントを持ち上げてサンドラダーを敷く。
そしてハイリをかけたままバックすると1m近くバックできた!
それでも谷側の路肩が弱いので安全のためもう一度引っ張ってようやく脱出!
あまりの嬉しさに思わず声を上げ、ライドさん、とくいちさんに握手を求める。
お二方、ほんとにご迷惑をおかけしました。
ほんとにありがとうございました!
ここまでで3時間強。
もう
へとへとでした。
対角スタックを初めて経験し、セルフリカバリーも経験した。
今まで倒木撤去くらいでしか使わなかったハイリも大活躍。
ただの荷物やアクセサリーではない。
サンドラダーの効果も目を見張るものがあった。
もしもの時のために持っておくべきだと感じた。
少しずつ経験を重ね、少々怖さに鈍感になっていた自分がいる。
身が引き締まる想いでした。
土木作業風景はとくさんにお願いして撮ってもらい私はありません。
とくさんには変なお願いしましたが、そのうちブログに上げてくれることと思いますので、ご覧になって笑ってやってください。
お山はというと、とても綺麗でした。
ほんとはこんな風景を楽しみにここまでやってきたのに(笑
ススキと紅葉、眺望のきくいい林道。
お天気も最高でしたがあまり堪能できず(笑
とくさん、次回はメイン走ってから寄り道にしますね。(笑
昼も食べずにレスキューしていただいてありがとうございました!
ちょっとだけだけど久しぶりにらんじろうさんにも会えましたw
↑はハンドル操作を誤り藪に突っ込んで・・・じゃない(笑
屈伸運動をしているらんじろう号。
ライドさん、ほんとに来てくれてありがとう!
いい経験になりました。
走れるうちにリベンジしたいので、次回は絶対まったりするぞ(笑
東京都心を見渡せる絶景林道
リベンジにまた来るよ♪それまでジャリで待っててね~
とくさん、ライドさん、レスキウ、ありがとございました!
とくさん、ライドさんのつぶやきにお声をいただいた皆様、ご心配をおかけして申し訳ありませんでしたが、ありがとうございました。
今日はみん友さんのレスキューに感謝です、合掌!
Posted at 2014/11/04 18:32:05 | |
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林道 | 日記