工学院大学自動車部のブログ一覧

こんにちは!1年の田川です!
今回の活動では、白車のミッション組み立てを行いました。今回の組み立てでは、1,2年生が主体となって先輩方に教えて貰いながら組み立てました。
まず、元々白車のミッションは96インテグラのカウンターシャフトだったのですが、中にあったベアリングが亡くなってしまったため、ベアリングがいらない98インテグラのミッションのカウンターシャフトを買い、それを組み立てました。そもそも96と98のミッションの違いをあまり理解しておらず用意した整備書も96の整備書だったため、最初は困惑しましたが、先輩に教えて貰うことで理解することが出来ました。

整備書表

整備書裏

見づらくて申し訳ないのですが、まず整備書表の写真の右側に描いてあるカウンターシャフトの方を組み立てました。そしてこれは96の整備書なため87番のベアリングは今回ありません。88番の部品をシャフトにはめて、89番の1速のギアと90番のパッキンをカウンターシャフトにはめました。
90番のパッキン

次に91番から97番までのシンクロ部分を組み立てました。

整備書だと91番と95番の、写真だと金色のパーツは1速と2速の間でギアチェンジをした時にギアが破損するのを防いでいるらしいです。

次に98番から101番の2速部分を組み立てました。
一見すると101番のギアのみに見えますが、ギアの内側の小さい穴の中に98番から100番のパーツが全て入っています。この時98番のパッキンが最初整備書だとパッキンに見えなかったため、パーツを失くしたと焦りました。
98番のパッキン

102番から104番の3,4,5速のギアはただ上からはめていくだけなので裏表にだけ注意してはめました。

105番と106番のベアリングは内側の穴とシャフトの径がかなりピッタリなため、23のコマと木ハンマーを使いタイヤ取り付けのような感じで均等に押し入れていきました。

次に107番のベアリングをはめます。このベアリングには裏表があり、写真では分かりにくいのですが、このベアリングは富士山のような形で出っ張っており、出っぱている方を108番のナット側になるようにはめます。
写真だとわからんね(´；ω；｀)

最後に108番のナットを締めます。このナットは整備書裏の右下部分にトルクが書いてあるので、その通りに110Nmで締めます。

これでカウンターシャフトは終わりです。

次に整備書表左側のメインシャフトを組んで行きます。メインシャフトは元から11番から19番は組んであったため、5速とバックのギアの部分と1番2番の部分を組み立ててはめました。1番のベアリングはカウンターシャフトの時のベアリングと同じようにコマと木ハンマーを使ってはめました。

ここまで整備書を見て組み立てて来ましたが、一見沢山の部品が上に重なっていると思いきや、大きい部品の中に小さい部品があったりとかなり分かりづらく難しかったです。
作業を初めてからここまで15時から17時で2時間かかりました。とても疲れましたが、組み方など様々なことを学べて非常に楽しく教えてくださった先輩方にはとても助けられました。ありがとうございました。

以上で活動報告を終わる。