先日、「北海道で会社の敷地から勝手に時価20万相当の車を運び出した」としてロシア人が逮捕されたというニュースが流れました。
最初に聞いたときは、てっきり中古の営業車(バンとか)でも盗んだのかと思いましたが、
映像見たら草ヒロじゃん(笑)
しかも会社の敷地って、ただの荒地・・・さすが北海道はスケールが違う。
これも旧車ブーム(?)に乗っかった犯罪でしょうか?
さて、最近はこういう草ヒロを起こしてヤフオクとかで売る人がいますが、中には大手中古車情報サイトに出している販売業者も・・・

ボディに堆積した緑コケ(カビ?)が落としきれてないようです

ここも・・・

ボンネットにはよくわからない汚れも

極めつけはコレ
って、タイヤにも緑コケが付いていることを言いたいんじゃなくて、銘柄に注目して欲しいんですよ。
オーツエクノバEX-711!
自分と同じかそれ以上の世代の方なら、もしかしてご存じかもしれませんが、80年代後半~90年代初頭に売られていた、今は亡きオーツタイヤの中級モデルです。
自分が学生の時(バブル期)、タイヤ&ホイールをドレスアップしたくて、でもお金がなくて、このエクノバのEX-651(711の65版)にしました。
ですが、交換早々強烈なシミーに悩まされることに・・・
ホイールの問題もあったんですが、それを解決してもなお振動は残りました。
(タイヤのユニフォーミティがまるでダメ)
そのせいで、誰よりも振動に敏感になって・・・
おかげで今では、僅か0.1ミリのナットの緩みでも気付けるようになりました(笑)
個人的に言わせてもらえば、トーヨーやヨコハマもユニフォーミティはダメです。
昔新車で買った17クラウンに付いてきたのがトーヨーJ20でしたが、100キロ前後で細かいシミー(の一歩手前、ハンドルが浮くような感じ)が・・・
我慢できないレベルではなかったのですが、結局2年ほどで新しいレグノ(GR8000)が出たので、すぐに履き替えました。
一方、ヨコハマはフラッグシップのアドバンデシベル、中級モデルのブルーアースAのどちらもダメでした。
いずれも程度の差はあれど、90キロ前後での微少なシミー、それ以上の速度域ではシェイク(車体振動)にも悩まされました。
※いつもはBSかDLだったのですが、ほぼ同時期に4セット買う必要があり(出費を抑えるため)「ヨコハマなら大丈夫だろう」と買いましたが、マトモだったのは1セット(ブルーアースRV)だけでした。
ヨコハマはなぜかバルジデントが目立つタイヤが多く、そのせいだったのでしょう(バルジデント→固い部分→たわまない→振動発生)
実はタイヤの製造(原料の調整)って酒造り(麹の仕込み)と一緒で、その日の気温や湿度にも影響される微妙な物なんです。
昔は熟練工がやっていましたが、BSなどはAI化しています。
(参考)
ブリヂストン独自のモノづくりICTを搭載 最新鋭タイヤ成型システム「EXAMATION」を彦根工場に初導入
https://www.bridgestone.co.jp/corporate/news/2016052502.html
このバルジデント(凹)については、「(凸と違って)内部構造上のもので安全上問題はなく、不良品ではありません」というのがタイヤメーカーおよび業界団体の公式見解ですが、酷い場合はユニフォーミティ(RFV)不良で振動が出ます。
安全上問題はなくても、振動が出るのは立派な不良品では?
これらの経験から、今では年数百キロしか走らない趣味車にもレグノを履かせています。
さて、さきほどの車はいくらで売りに出ていると思いますか?
タイヤからして、少なくとも20年以上は放置されていたように思いますが・・・
なんと、本体価格198万です。
あ~びっくりした。
なお、同じ中古車情報サイトには支払総額75万円の極上と思える前期ロイヤルが出ています(それでも、なかなか売れないようですが・・・)
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2025/05/31 09:53:04