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LGtouringのブログ一覧

2019年12月23日 イイね!

信じる者は救われる?


さて、今回取り上げるのは、トヨタ純正のオカルトチューンである「アルミテープチューン」です。


アルミテープチューンがどういう物かについては、解説するのもバカバカしいので、WEBCGの記事を掲載しておきます。



実はこのトヨタの主張には、多くのトリックが含まれているのですが、細かい話は抜きにして、仮に(百歩譲って)帯電が空力性能に及ぼす影響があるとしても、それによる走りへの影響がどの程度かといえば、おそらく微々たるもので、航空機や新幹線、レーシングカーなどの極限の世界で問題になる程度の話でしょう。

簡単に言えば、仮に効果があるとしても、少なくともその辺を走り回る程度で感じられるものではないということ。


で、実際のインプレッションがこちら↓



先にも書いたとおり、街乗りで効果が判るはずがありません。
トヨタにも配慮しつつ、自己の主張をしっかり通すCGのライターは賢明です。


ところが、そういった原理すらも無視して、提灯記事を並べているサイトの多いこと多いこと・・・


コラムカバーを除電してフィールが良くなるとは・・・もはや科学を超えた一種の魔術?(東洋経済)

それ以前にこのライター、記事を読む限り街中を走りながらセッティングしたようで(=ながら運転)、だとしたらとんでもない話ですね。



その辺を走っただけで体感できるとは・・・素晴らしい感性の持ち主ですね(オートメッセウェブ)

昔は走行性能や燃費のためにCD値とかCL値を競った時期がありましたが(今もそうでしょうけど)、アルミテープだけでこんなに変わるものなら、もはやCD値などどうでもいい話にすら思える。
なにせ、ノアにアルミテープ貼るだけで、ハンドリングすら改善されちゃうんだから・・・

こんな記事を書くこと自体、カーデザイナーだけでなく、サスペンション等のセッティングをしている技術者、更には日々ミニバン専用タイヤを開発しているタイヤメーカーの人にも失礼な話ですね。


でも、これまでに紹介した記事などはまだ可愛いもので、ここまで行くともはや異常↓


荒れた路面でのハンドル取られも、大幅に解消!(レスポンス)

これはもうピラミック神業か、SEV、HADOOの世界ですね(笑)
しかもたかが20~30キロで体感できるとか・・・もういいかげんにしろよ(怒)


いくらサラリーのためとはいえ、こういう提灯記事をよく書けるなあと感心します。

というよりはこのライター、「敏感な人なら20~30キロ程度でも体感できる」の言葉に乗せられた「裸の王様」なのかもしれません(←実は殆どの評論家がコレ)

このように評論家のインプレッションなんて、所詮は機能性表示食品と同じ
「個人の感想です。」に過ぎないので、鵜呑みにするのも程々に。


もっとも、トヨタの場合、これにボッタクリ価格を付けて儲けようという考えではないので、他の怪しげな業者と同列では語れませんが・・・なんでこんなバカげた理論で特許まで取ったんですかねえ。

そもそもはトヨタのテストドライバーが「雨上がりには車の挙動が安定する」と感じたのが発端だったそうで、案外、レース好きで知られる森の象さんと雑談する機会があって話したら、「面白そうだねえ。予算付けるからやってみなさい」なんて軽いノリでOKが出たのかも?

やっちゃえ日産じゃなく、
やっちゃったトヨタですね。

Posted at 2019/12/23 19:25:26 | トラックバック(0) | 日記
2019年12月19日 イイね!

DIY派の味方、パーツファン(登録無料)


カローラのフロントのブレーキOH中に、部品を1個失くしてしまいました・・・


パッドサポートプレート(4つのうちの1つ)

家の外も内も、いくら探しても見つからず・・・



ディーラーで発注するしかないと思い、「車検・外装パーツカタログ」を見るも、(小物のため)品番が載っていない。

まあ、ディーラーで品番検索して貰えば済む話なんですが、どうも気が引けるんですよね(・・*)ゞ



そんな時、素晴らしいサイトを見つけました。
://partsfan.com/

おまけに登録無料 v(⌒o⌒)v
Posted at 2019/12/15 19:24:51 | トラックバック(0) | 日記
2019年12月18日 イイね!

日野オートプラザ(クイズ編)


さて、今回は最初に〇×クイズです(答えは最後に)


(1)世界初の市販ターボ車は、1960年のコルベアモンツァターボである。

(2)日本初の市販インタークーラーターボ車は、1983年のソアラ2.0ターボである。

(3)日本初の市販ツインターボ車は、1985年のマークⅡ系GTツインターボである。

(4)日本初の市販スーパーチャージャー車は、1985年のクラウンロイヤルサルーンである。

(5)世界初の市販(パラレル)ハイブリッド車は、1999年のプリウスである。

(6)水平対向エンジンを市販したのは、日本ではスバルの富士重工だけである。




戦後(1950年代)の日野、といえばDSエンジンですね。
他社とは違う7Lという大排気量のおかげで、日野はトラック市場で長らく優位性を保ちました。

競合他社は、ルーツブロワー(スーパーチャージャー)や、後にはターボで対抗しましたが、日野でも、後にターボを選択しました。


1960年 TC51(DS50ターボエンジン搭載)




1971年 EF100Tエンジン

直噴により燃費とパワーを両立した「赤いエンジン」シリーズ。
ツインターボは世界初。




1981年 インタークーラー付きターボエンジン(日本初)

先日のエアサスの話もそうですが、バス&トラックの技術って、実は乗用車よりも遥かに先行していたんですね。

以上のように、日野オートプラザは実車からエンジン、歴史まで色々展示があり、楽しめる施設となっていました。


・・・というわけで、クイズの答え。

入門編&クイズ編の両方をご覧いただいた方はわかると思いますが、答えはすべて×です。
(ただし、乗用車に限定すれば、すべて正解になります)




【おまけ】

因みに、(1)に関しては、「世界初の市販ターボ車は、BMW2002ターボ」とする誤った記述も多く見かけます。

しかも、コルベアを知らないならまだしも、中にはこんなサイトも↓

「市販車にターボが装着されたのは1962年にアメリカのGMが発売したシボレー・コルヴェア/オールズモビル・F85が初と言われています。ただし、これらはメーカーオプションとして用意されていたに過ぎず、出力の向上も特筆すべきものではありませんでした。このため、実質的に世界初の市販ターボ車となるのが1973年にリリースされたBMW2002Turboと言われています。航空機用の技術として生まれたターボチャージャーを、航空機エンジンメーカーだったBMWが自動車のハイパフォーマンス化の手段として選択したのは、ごく自然なことだったのかもしれません。」
(LEPIO MAGAZINEより引用)

これを読んだ人は、「やっぱりBMWって凄いんだ~」って思っちゃうでしょうね~(笑)


でも、(ねるとん風に)「ちょっと待ったー!!」

(F85はともかく)コルベアモンツァのターボ車は、5年間で約6万台を販売していますし、パワーも(ベースの90~100PSに対し)初期の62年モデルで150PS、65年モデルに至っては180PSなので、まったくの大嘘、印象操作です。

ついでに言うと、オプションの意味も日本と米国では違います。
向こうでは「直6・3.7Lが標準で、V8・5Lがオプション」という言い方をしますから・・・

(閑話休題)



よく見たら、BMWディーラーの広告サイトだった


いくら広告でも、嘘はイカンでしょ(笑)
Posted at 2019/12/18 17:37:50 | トラックバック(0) | 日記
2019年12月13日 イイね!

日野オートプラザ(入門編)


日野RC繋がりで、日野オートプラザの話題です。

場所は、八王子のみなみ野シティというニュータウンの端にあります。
日野21世紀センターという研修施設の敷地内です。


余談ですが、大学4年時、日野自動車からも内定を貰っていました。
残念ながら、縁がなかったのですが・・・もし日野に就職していたら、ここの研修センターにも仕事で来ていたかも?(或いは、全く違う人生だったかも?)と思うと、ちょっと感慨深いですね。


・屋外展示

世界初、小型インバータ制御のパラレル式ハイブリッド搭載 平成3年

・2Fカフェ(社食とキッチンは共用?)

値段は500円未満(税込み)のメニューがメインで、めちゃくちゃ安いです(エビピラフとコーヒーを注文。しめて560円也!)

・2F展示

実はこれ、1/10の模型なんですよ!

・スロープ展示

高速バス第1号 水平対向12気筒エンジン 昭和38年

・中F資料室

技術者の紹介コーナーなど

・1F展示

クマさん顔のコンマース ついに実車と対面!

・1F別室

東京瓦斯工業時代のTGE-A型トラック(大正6年) 独自設計!

という感じです。
(なお、写真撮影は制限なしです)

Posted at 2019/12/13 19:51:00 | トラックバック(0) | 日記
2019年12月08日 イイね!

銀河鉄道・日野RC とおまけの谷保旧車祭


谷保旧車祭に行ってきました。

といっても、お目当ては銀河鉄道の所有する「日野RC」の方です。


毎年、無料シャトルバスとして大活躍




運転手さんの絶妙なシフト&アクセルワークのおかげで、今の観光バスと全く変わらない快適な乗り心地でした。


因みに、運転は社長さん自ら行っています(他の人では運転できないらしい)


以下は、このバスの詳細です。

型式 K‐RC701P
年式 昭和56年

型式の見方

(注)あるバスマニアの方のHPからお借りしました
://www16.plala.or.jp/caw99100/FHIbus/5E/K-RC.htm

解読すれば、「昭和54年規制の大型リヤエンジンバス、軸距5.2mのエアサス車」となります。

昭和56年の自動車ガイドブックより


日野が他社に先駆けてスケルトンバスを出したのが昭和52年で、昭和56年の時点では、都内ではRS系のスケルトン観光バスを新規導入するバス会社が多く、RC、RV系のリベット(モノコック)バスは、地方のバス会社が主な納入先だったようです。


元々は草軽交通で長年活躍していたバス

草軽交通と言えば、日本初の総天然色映画「カルメン故郷へ帰る」で有名な草軽電気鉄道が元になっています。


東京都のディーゼル規制に合わせて、PM装置を付けて車検を通したそうです


旧:暫定カラーリング(赤ラインを青に直した)


現在のカラーリング(全塗装)


(雑学編)
バスのエアサスって、乗用車と違って意外と歴史は古いんですね。

昭和32年には民生ディーゼルから初のエアサス車が登場(日本の自動車技術330選に選出、www.jsae.or.jp/autotech/2-7.php)、2年後の昭和34年には、早くも大型4社からエアサス車が出揃います。
半世紀以上前の「東京オリンピック」の頃には、新規導入される観光バスの殆どは既にエアサス車だったようです。


日本初のエアサス車 昭和32年


実は今日も、「やっぱり昔のリーフだから、やさしい乗り心地だね~」云々と訳知り顔で語っているオジ様を見掛けましたが・・・RCどころか、こんな古バスがエアサスなんて知ったら、腰を抜かすでしょう(笑)


【おまけ】

谷保旧車祭の方からも3枚(といってもギャラリー車)


330セドリックのSGLエクストラ

デカ長(黒岩)も乗っていた、黒塗りの330セドリックセダン。
2800用のオーバーライダー付きバンパーで、公認3ナンバーになっていました。


KP61スターレットS

昔、我が家でも乗っていたスターレット中期の前期(S55~S56)モデル。
オプションのムーンルーフ付きでした(標準は鉄板サンルーフ)


プロシードではありません マツダロータリーピックアップ(北米仕様車)

驚いたことに、これが積んでいるのはRE12Aではなく13Bなんですね。
最高出力110PS、最高速170キロだそうです。
Posted at 2019/12/08 14:44:41 | トラックバック(0) | 日記

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「荷重移動を考えて走ろう(EBDの誤解) http://cvw.jp/b/2036415/48479188/
何シテル?   06/10 16:44
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