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2020年04月19日 イイね!

リビルトオルタネーターを検証する(2)


→続き

アーネストのリビルト品(の中古品)を入手したので、清掃・検査も兼ねて一部をバラしてみた。

※推定走行距離は、約1.5万キロ(ブラシ消耗 0.4ミリ/1万キロとして計算)


↑プーリーは再生(再塗装)と思われるが、ハゲもなく、品質的には問題なし
 ステーターコイルは色が黒なので、リフレッシュ済み


↑レクティファイヤも新品(おそらく社外品)
 スリップリングは研磨再利用(径13.8mm、新品14.2~14.4mm)
 

↑ブラシホルダーASSY 樹脂製カバーの劣化具合から、器用にブラシのみ交換した模様


↑ICレギュレーター こちらは明らかに中古品だが、接点は磨かれていた


以上より、
(1)新品に交換
ベアリング、レクティファイヤ、ブラシ(単体のみ)
(2)リフレッシュ
ステーターコイル、プーリー、スリップリング、エンドフレーム、リヤエンドカバー等
(3)中古(良品)に交換
ICレギュレーター

ICレギュレーターは純正で約2万円、レクティファイヤは約7千円(社外のマトモな奴で4~5千円ぐらい)なので、価格を考えれば妥当なリビルト内容でしょうか?

因みに、よくある不具合は、ブラシ&スリップリング(=消耗)やベアリング(=ガタ)ですが、他にデンソーではレクティファイヤ(=パンク)が、三菱ではICレギュレータの故障が多いようです。

なので、三菱は逆にレクティはショートしていなければ再利用、レギュレーターは無条件に交換する業者(【Bランク】以上)もいるみたいです。
※三菱の純正レギュレーターは、このクラスでも12千円程度と比較的安い。


同じ【Bランク】のボッシュや信越電装も、リビルト内容は似たようなものだと思いますが、ボッシュのHPを見ると、



というように、はっきりと新品交換を明記しているのは、ベアリングとブラシだけ・・・

ボッシュはBランクの中では一番高く、その分珍しく3年保証をしていますが(他は最長でも2年)、結局のところ「後に発生するであろう保証期間内の無償交換費用」を盛っているだけでは?とも思えてきます。

→続く

Posted at 2020/04/19 09:13:25 | トラックバック(0) | 日記
2020年04月18日 イイね!

リビルトオルタネーターを検証する


リビルト品と言うと、皆同じに思いがちですが、実は業界団体や明確な品質基準もないため、玉石混交状態のようです。


JZ-FSE系のリビルトオルタネーターを例にすると、下記のように価格もピンキリ(因みに、新品は税込み137千円)


【Aランク】 6万円(税込&実売価格、以下同じ)
・デンソーリマニ
・デンソーサービスの指定業者(全国で数社、純正リンク品扱い)


↑正規リビルト品メーカー


【Bランク】 2.5~4万円
・ボッシュ 
・信越電装 
・アーネスト
・デンソー代理店(街の電装屋)の修理品など



↑アーネストは独自に品質規格に取り組んでいる


【Cランク】 ~2万円
・オークション等のノーブランド
・ブラックオルタで有名なARDのスタンダード品など


↑最安はこちら


では、これらは一体どこが違うのでしょうか?

→(2)へ続く





Posted at 2020/04/18 21:17:42 | トラックバック(0) | 日記
2020年04月04日 イイね!

トヨタ VS 日産 (あ、この瞬間が日産車だね!)


80年代のカー雑誌では、新型車のデビューがない時期には、誌面を埋めるため?に「トヨタVS日産」という特集をよく組んでいました。




今回は、カローラ、ローレルと立て続けにLLCを交換したので、その整備性を比較してみました。


では、まずはトヨタから

【カローラ編】

コックは向かって左にあります 外すのも容易


下から 排出ホースが付いていれば、なお親切ですが(アンダーカバーに垂れないので)


タンクもホースが上面に付いており、取外しての清掃も簡単


お次は日産

【ローレル編】

コックに排出ホースもついていて、一見親切そうに見えるが・・・


上からは手が入りません!


向かって左側は、十分に空間があるんですがねえ・・・


取説には、アンダーカバーを外すように指示が・・・(ビス8本)
でも、どうせアンダーカバーを外すなら、排出ホースって意味あるの?

この時点で萎えますが、何とか冷却水も抜けたので、ここで気を取り直してタンクを清掃しようとしたら、


更に、タンクも下側にホースが繋がっているので外せない・・・


仕方なく、ペコペコで排出(清掃は断念)

さあ、お次はようやくLLCの注入です。


だが、親切にもエア抜きコックが付いているではないか!


しかし経年で固着・・・(LLCは乾燥すると粉を吹くので固着しやすい)
だが、なぜかホースとホースの間にあるため、グラグラして回せない・・・なぜヘッド側に設けない?



その昔、日産は車好きの人よりも、銀座に本社がある会社という事で入社を選ぶ人が多く、組織も官僚的で、「銀座通産省」なる異名も取っていました。

各部品を設計した人は、排出ホースやエア抜きコックを設けたりするなど、一応考えてはいるようですが、いずれもアイディア倒れというか未完成。
(机上で設計するのは得意でも、自分で車をイジるような「クルマ好き」な人がいないのか、また例えばコックの位置にしても、普通なら試作の段階で他から声が上がるはずだが、役所的な縦割り組織のためお互いに無関心で、自分の仕事にしか興味がない?)


まあ、トヨタもクルマ好きの事を考慮しているのではなく、あくまで自社の整備部門の手間を考えての設計でしょうが、それが巡り巡って(=工賃の差として)一般ユーザーにも跳ね返ってきます。
それに「自分の仕事さえしていればいい」という考え方では、より良い商品は生まれません。


・・・日産が凋落した一因は、こんなところにも表れているのかも?

Posted at 2020/04/04 14:39:26 | トラックバック(0) | 日記

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