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2020年06月30日 イイね!

ベロフ LED H4


前にスフィアライトのLEDモニターに応募してみましたが、当然ですが当たりませんでした。

まあマトモに考えれば、こういうのはフォロアー数の多い人から順に当選させるのでしょうから・・・じゃないと宣伝になりません(笑)



と結果は最初からわかっていたので、ちょい前にベロフのLEDに交換しました(お値段が91百円とお買い得だったため)


もちろん日本製ではありませんが、まあイマドキの日本製は、中国など海外の部品を使って外国人技能実習生が組み立てていたりしますから・・・



メーカー品なので、カットラインなんかも綺麗に出ています。

ただ、明るさ的には、ハイワッテージハロゲン並みでしょうか。
まあ節電ってことで・・・

P.S.
ラジオに盛大にノイズが出ます・・・
Posted at 2020/06/30 15:36:37 | トラックバック(0) | 日記
2020年06月20日 イイね!

自動車ガイドブックから読み解く、初代デボネア(孤高の高級車?)


自室の整理をしていたら、自動車ガイドブックの付録DVDが出てきました。
win10ではシステムの検索機能は使えませんでしたが、PDFは開けるので、一部を紹介します。


第11回(昭和39年版)


デビュー時
登場時はモノグレード(グレード名なし)


ライバルのグロリア・スーパー6
国産初の6気筒2000(SOHC)、装備面では4気筒のDXに相当。

【価格表】
大型車(3ナンバー)
 クラウンエイト(V8・2600) 165(AT)
 セドリックスペシャル(L6・2800) 145(AT)
 グランドグロリア(L6・2500) 138.5(3速+オーバートップ)

中型車(6気筒2000)
 デボネア 125(3速+オーバートップ)
 グロリア・スーパー6 110(3速+オーバートップ)

中型車(4気筒1900)※上級グレードのみ抜粋
 セドリック・カスタム 100(3速)
 グロリア・DX 99(3速+オーバートップ)
 クラウン・DX 96(3速+オーバートップ)
 ベレル・スペシャルDX 96(4速)


これより以前の、1900ccを積む初代グロリアは戦後初の国産3ナンバー車(普通車)で、スカイラインやクラウンよりも格上の車でしたが、昭和35年秋の税制改正で小型車枠が拡大されたため、5ナンバー車となりました。

この小型車枠拡大により、クラウンなどの他社製ライバル車だけでなく、同胞のスカイラインにも1900DXが追加されましたが、グロリアは西陣織内装など国産車では随一の装備を誇るなど、引き続き国産最高級車として君臨しました。


ただ、プリンスはその後、量産自動車メーカーへと脱皮するため、FMCを機にグロリアとスカイラインを完全分離し、各々車格ダウンを行いました。
これにより、2代目グロリアはクラウンなどと同じ純粋な中型車クラスの車となり、続くスカイラインも、コロナなどの1500CCの小型車クラスの車になりました。

一方で、グロリアにはいち早く2000CCの6気筒エンジンを追加搭載するなど、攻めの経営姿勢でした。

しかし、グロリアはリヤサスペンションなどにやや複雑な機構を採用していたことや、トヨタや日産と比べると規模の経済性という点で不利であったため、クラウンやセドリックの同一グレードよりも若干高いプライスを掲げていました。

そのこともあり、グロリアは販売面ではクラウンやセドリックの後塵を拝することとなり、結局は会社自体が消滅する一因にもなりました。


一方、新しく登場したデボネアは、これらライバル車にあった廉価版の4気筒がなかったうえ、バン(ワゴン)を持たず、また直接のライバルたるグロリア・スーパー6に比べても高価格であったため、ライバル車よりもワンランク上、言うなれば初代グロリアに似た立ち位置にいました。
※デビュー時点では、クラウンやセドリックには未だ2000CCの6気筒はなかった。

メーカーとしては、他車との違いを強調するため、6気筒のセダン専用車にして、高級感を一番の売りにしたかったのだろうと思いますが、デビュー翌年にはクラウンやセドリックも2000CCの6気筒を追加。
そのため、デボネアは発売早々からグロリアを上回る窮地に追い込まれてしまいます。


グロリアはスーパー6だけでも総生産台数が3万台弱、つまり年間7,500台程度は売れていました(シリーズ全体ではこの倍以上)

ところが、デボネアは発売翌年の昭和40年に推計で2,500台程度が売れたのみで、昭和41年には1,940台、43年になると1,565台まで落ち込みました。
※クラウンは昭和41年に68,981台、更に43年(3代目時代)には90,095台が売れるなど、まさしく桁違いの売行きでした。


そもそもこれらの中型車は、昭和30年代は①タクシー需要(ハイヤーを含む)と、②個人商店などのバン需要(日曜日は自家用に変身)、③ショーファー需要(いわゆる運転手付き)が主な3本柱でしたが、東京オリンピック前後から④オーナーカー需要(大手企業役員などの上位サラリーマン層のほか、中小同族法人名義のような、実質個人オーナーを含む)が、急速に増えつつありました。

クラウン(2代目)の場合は、①にはSTDのほか、ディーゼルやLPG車を、②にはマスターラインやカスタムを、③にはDX、更にはV8のエイトや末期にはスーパーDXを追加して対応しました。
また、④に対しても、新たにオーナースペシャルやツインキャブ+4速フロアシフトのSを追加して対応するなど、盤石の体制で臨みました。


これに対してデボネアは、③に対応するモデルしか用意していなかったうえ、価格が高かったのですから、明らかに分が悪かった訳です。

あのベレルでさえ、エキスプレス(バン)を含めた5年間の総生産台数が37千台だったので、デボネアの4~5倍は売れていた計算になります。


第13回(昭和41年版)

パワー仕様
各部のパワー化のほか、西陣織シートなども採用。


デラックス
従来モデルは、デラックスを名乗るようになった。クラウン、セドリックに対抗するため、8万円値下げ。


グロリア・スーパー6
こちらも同じく5万円の値下げ。


クラウン・スーパーデラックス
最終型で追加された、デラックスの上に相当する最上級グレード。


セドリック・スペシャル6


ベレル・スペシャルデラックス

【価格表】
大型車(3ナンバー)
 プレジデント・D仕様(V8・4000) 300(AT)
 クラウンエイト(V8・2600) 165(AT)
 クラウンエイト・スペシャル(V8・2600) 148(3速+オーバートップ)
 プレジデント・A仕様(L6・3000) 145(3速)
 グランドグロリア(L6・2500) 138.5(3速+オーバートップ)

中型車(6気筒2000)
 デボネア・パワー仕様 160(AT)※PW、Pシート、エアコン標準
 デボネア・DX 117(3速+オーバートップ)
 セドリック・スペシャル6 114.2(3速)
 クラウン・スーパーDX 112(3速+オーバートップ)※PW標準
 グロリア・スーパー6 105(3速+オーバートップ)
 クラウン・DX 100(3速+オーバートップ)
 セドリック・カスタム6 100(3速)

中型車(4気筒1900)※ベーシックグレードのみ抜粋
 グロリア・スペシャル 82(3速)
 クラウン・STD 75(3速)
 セドリック・STD 75(3速)


デボネアは、発売翌年に「パワー仕様」と呼ばれる最上級グレード(正確にはパッケージオプション車)を追加します。
その価格は160万円と、なんとグランドグロリアやプレジデントA仕様を上回るものでした(エアコンが15万円相当なので、これを除いても145万円とプレジデントと同額)

因みに、前にブログで「昭和42年当時46万だったサニー2ドアDXは、今の価値に換算すると320万~になる」と書きましたが、160万のデボネア・パワー仕様車は、なんと1440万と、今のレクサスLS(999~1569 万)なみになります。
※昭和41年のサラリーマンの平均年収が486,500円、平成29年は4,407,000円のため、9倍で計算。


余談ですが、昔ノスヒロで、当時のグロリアの4気筒を新車で買った方が、「ご近所からすれば、(グロリアを新車で買うなど)とんでもないボンクラだった」と話していましたが、クラウンやセドリックの一番安いSTDでも75万→675万ですから、マイカーを所有する事自体が夢であった当時の一般サラリーマン(※)から見たら、このデボネアのパワー仕様は、それこそとんでもない高嶺の花だった訳です。
※今のような「3年残価設定型の超低金利ローン」などなかった時代、貯金も殆どない一般サラリーマンは、専用手形を組んでカローラやサニーを買うのが精一杯だった。


一方、販売の主力となるはずのデボネアDXは、値下げしたとはいえクラウンのスーパーDXより5万円(=これも今で言えば45万円)も高かったのです。
しかも、装備的にはクラウンスーパーDXの方が充実しているので、三菱系以外で敢えてデボネアを買う人などまずいなかった事は、容易に想像がつきます。

因みに、当時の新車は「定価売り」が基本でしたが、メーカーが赤字転落(無配)になるのを避けるため、在庫を押し付けられて資金繰りに窮していたプリンス自販(グロリア)、後進メーカーに追い上げられて、同じく窮地に陥っていたた旧御三家のいすゞ(ベレル)は、既に今につながる値引きや下取り買い上げを始めていたようです。

しかし、デボネアの極端に少ない販売台数から見ても、三菱では定価売りを崩さなかったのでしょう。
と考えると、当初の月販目標が800台だったデボネアVもそうですが、最初から数を売ることを考えていなかったというか、メーカー自身が(系列内の)自家消費あるいはイメージリーダーカーとしてしか、考えていなかったのかもしれません。

まあ、三菱らしいと言えばそれまでですが・・・


【おまけ1】

「3速+オーバートップ」というのは、4速マニュアルとは全くの別物で、3速マニュアルに電磁式の副変速機がついたもので、インパネのオーバートップボタンをONにしておくと、走行状況に応じて自動的にオーバードライブに切り替わるのだそうです。


【おまけ2】

初代グロリア最終モデル(小型車枠拡大後)
西陣織シート(但し絹ではなくウール)など、当時、国産では最上級の装備を誇った。
※イラストのため、実際より長く描かれています。


よく「昔のクラウン(デラックス)はシートが西陣織だった」と言うご年配の方がいますが、正しくはジャガード織です(西陣織は、確認できた限りで初代グロリアとデボネアのパワー仕様、同じクラウンでも別仕立てのエイトのみ)

西陣織もジャガード織の一種ですが、西陣織=ジャガード織ではありません(分かりやすく言えば、魚沼産コシヒカリと産地指定でないコシヒカリの違い?)

Posted at 2020/06/20 18:41:10 | トラックバック(0) | 日記

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「荷重移動を考えて走ろう(EBDの誤解) http://cvw.jp/b/2036415/48479188/
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