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LGtouringのブログ一覧

2024年12月25日 イイね!

古い50CCバイクの全波整流化?【前編】


ようつべやみんカラなどで、ネットで拾った知識だけで「1相半波整流の単車(50CC)を、全波整流化した」という動画等を見掛けますが、原理原則を知らずにやると、下手するとバイクを壊します。


まず、整流っ何?ですが、バイクのジェネレーターが発電した交流を、充電等の回路に流すために直流にすることです(なお、車と違って、古いバイクはヘッドライト等は交流のままが多い)

で、半波整流とはダイオード1個を用いて負波を除去し、正波だけの直流に整流、つまり半波だけ整流します。
一方全波整流は、ダイオードをブリッジ状に繋ぎ、負波を正波にして直流に整流、つまり全波を整流します。

・・・そのぐらい知ってるよと言われそうですが、では仕組みがどうなっているかと聞かれれば、きちんと説明できない人の方が多いかもしれません。



全波整流と半波整流(ROHMのHPより引用)

Posted at 2024/12/25 16:27:38 | トラックバック(0) | 日記
2024年12月19日 イイね!

過充電による鉛バッテリーの爆発!?


稀に過充電による爆発事故とかありますが、ネット上では原因について変な事を書いているサイトも散見されます。

では、なぜ爆発するのか?ですが・・・

満充電になっても高い電圧を掛け充電電流を流し続けると、充電即ち極板物質の酸化還元反応ではなく(=もはやその余地がないので)、
電解液に含まれる水の電気分解に使われます。

つまり、水素と酸素(いずれも気体)が大量に出ると同時に、電解液が減ります。
水素は可燃性ガス、酸素は助燃性ガスなので、火気があると容易に引火爆発します。
なので、過充電で爆発する危険性がある(冬場は静電気にも注意)


なお、ネットを見ると「充電制御じゃない昔の車は過充電になるので気を付けろ」などと言う人もいますが、電気や充電装置について正しく理解していない素人の意見です。

というのも、オルタは充電制御であろうがなかろうが、定電圧方式(浮動充電時の電圧は通常14V台前半)なので、満充電になると微小電流しか流れず、過充電にはならないからです(厳密に言えばいくらか過充電の状態にはなっていますが、それが問題になるほどではない)

また、一般消費者向けに市販されている充電器でも、過充電にはなりません。
なぜなら、これも定電流-定電圧(CC-CV)方式で、殆どの機種は定格電圧がオルタと同じだからです(電流値を設定できる機種が多いことから、定電流で充電していると思っている人が多いが、これも間違い)

更に言えば、大抵の機種には終止電流値が設定してあり、充電電流の減少を検知して自動で電源OFFになります。
なので、通常は過充電によって爆発するかも?などと気にしなくても良いかと。


ただ、ネット上には、そもそも充放電の仕組みすら知らない人が「死にかけたバッテリーをパルス充電器で復活!」なんて動画を意気揚々と上げてるケースも多いので、安易に真似して充電すると危険です。

つまり、過充電にはならなくとも、電解液が減った状態で補充電すると・・・


電池工業会の資料より

パンフにあるように、引火・爆発する危険性があるので注意が必要です。


もっとも、これはトラックなどの業務用車両向けのパンフであり、昨今のMFバッテリー(カルシウムバッテリー)を自家用車で適正に使う分には、寿命末期でもLOWレベル以下にまで減ったりすることは滅多にありませんが、寿命末期というか、死にかけたバッテリーを充電する場合には色々と注意が必要です(※)

そもそも、バッテリーの劣化原因はサルフェーションだけじゃないのに、「サルフェーションさえ除去すれば復活できる」などと、1か0かのデジタル思考で安易に考える人(≒ネットで真実な人)が多い昨今の風潮は、困ったものです。


注釈
(※)
過充電により水の電気分解が起こると、その際に生じる熱でバッテリーの温度が上昇しますが、劣化したバッテリーに充電する際にも異常発熱する事があります。
高比重と高温が重なった場合、電解液中の硫酸イオンと水素イオン等が反応し、多量の硫化水素が発生する危険性があります(SO42⁻+10H⁺+8e⁻ → 4H2O+H2S)

硫化水素は「卵の腐ったような」臭いがありますので大抵は気付くはずですが、高濃度の硫化水素だと死に至ります(草津白根山の殺生河原とか箱根大涌谷とかが有名ですが、必ず立ち入り禁止エリアがあります)

以前から、バッテリーの不適切な使用による硫化水素の事故はありましたが、何年か前に上信越道で道路パトロールをしていた男女2人が、駐車していた車の中で意識不明の状態で見つかり、その後死亡が確認された事故がありました。
これも、室内に積んでいたバッテリーから硫化水素が発生したせいです。

以上より、死にかけたバッテリーを安易に充電したり、バッテリーを本来の目的以外で使う事は避けてください。

この事故を踏まえて、BOSCHなど、バッテリーメーカーでも注意喚起を出しています。
https://ap.boschaftermarket.com/jp/ja/news/latest-news/regular-battery-checks

こちらは、硫化水素が発生する具体的状況についても記載しています。
https://naturalsky.net/wp-content/uploads/2022/06/dee9b6c36bdc8fec8c0ff4ba5a045373.pdf
Posted at 2024/12/19 16:12:56 | トラックバック(0) | 日記
2024年12月18日 イイね!

デジタルオシロで、電源リップルを測ろう(2)


で、早速手近にある3台で測定してみました。
画像はUSB経由でPCに取り込んだものです(※)

なお、プローブではなく、50㎝長の同軸ダイレクトを使用しました(低電圧&周波数なので)


A車(三菱製)


B車(デンソー製)


C車(デンソー製)


この中ではもっともロートルであるA車(平成4年車)が、一番きれいな波形でした。
ちなみに、B車とC車がリップルの周波数が高いのは、暖機運転中でエンジン(オルタ)の回転数が高いからです。

なお、B車とC車の電圧が変動していますが、負荷電流に応じレギュレーターが動作しているからで異常ではありません(三菱の修理書を見ると、補助ダイオードオープンでも似たように変動するようですが、その場合はチャージランプが点灯します)

参考までに、オープンだショートだと言いますが、前者は断線等で抵抗値が無限大になることを言い(off=電流が流れない)、後者は短絡等で抵抗値が極小になることを言います(on=電流が無限大に流れる)
たまにショート=断線と考える人がいますが(ヒューズが溶解して切れるから?)、大電流が流れたから溶解した結果、断線状態になっただけです。


あと、これは余談ですが、スイッチング方式のバッテリー充電器に近づけただけで、凄い高周波のリップルノイズを拾っていました。


(※)
こちらの製品、同様にPCと繋いでファームウェアのアップデートも可能です。
見た目の品質や使い勝手も非常に良く、これで1万円少々だなんて、(少し前まで粗悪品のイメージだった)中国メーカー製品の進歩の早さには驚くばかり。

Posted at 2024/12/18 09:29:34 | トラックバック(0) | 日記
2024年12月17日 イイね!

デジタルオシロで、電源リップルを測ろう(1)


最近は安価になったデジタルオシロですが、まあ滅多に使う事もないだろうと持っていませんでしたが、ついに購入しました。

FNIRSIという会社の2C23Tという、マルチメーター(テスター)機能もあるやつです。




付属品は、
オシロ用プローブ×2(フック型クリップ)、たぶん出力用のBNC同軸ダイレクト(ワニ口クリップ×2)、テスター用プローブ(金メッキ極細先端)、充電などで使うUSBケーブルです。

あまりに安いのだと、プローブが別売りのもあるみたいなので、気を付けてください。

ちなみに、説明書は日本語で書かれていないのですが、オーダーすればPDFファイルでもらえます。

Posted at 2024/12/17 16:01:25 | トラックバック(0) | 日記
2024年12月07日 イイね!

悪いのは、カーメディアか取材元か?【冬タイヤ履き替え注意】


冬タイヤ履き換えによるタイヤの脱落事故が増える時期ですが、ネット上では「素人がやるからだ」みたいな批判が多いですが、では、玄人である(?)ショップなら安全なのか?



という訳で、「クルマを文化する」と言うオートメッセウェブの記事から。


記事によれば、何でも深く入り過ぎてダメなナットというのがあるそうで・・・(笑)







そのダメなナットは、締めこむと深く入り過ぎてホイールを削ってしまうらしく、それ故に「恐怖!」なのだとか・・・

まあ、その傷がどれ程の恐怖なのかはともかく、テーパーナットが面接触だと思ってる人がプロでも多いですが、以前にも書いた通り、正しくは線接触です。
なので、どのようなナットを使っても、接触傷、つまり接触している部分に応力が集中することで出来る陥没痕は避けられません。

しかし、それを「ダメなナットが食い込んだせいで出来た傷」って、ちょっと何言ってるか解らない・・・

個人的には、そんな話をするタイヤショップが現実に存在する事のほうが、
よほど「恐怖!」です。
※なお、左のナットは二面巾21mm、右のナットは19mmという違いに過ぎない(昨今のホイールはデザイン重視でボルト穴周辺が狭く、ソケットが入らないため二面巾19mmを使うものが多い)


そもそも鉛筆削りじゃあるまいし、同じテーパー角なのに片方は深く入るとか、
記事を書く前に少し頭を使えば、あり得ないと解りそうなものだが?

よくもまあこんな低レベルの記事が書けたものだが、取材元のショップから聞いたままを文章にしちゃったんでしょうね(自動車ジャーナリストあるある)


さて、そんな話はどうでもいいんですが、本当に驚いたのは次の話。



いやいや・・・
パンツのゴム紐じゃないんだから、脱着を繰り返すだけで伸びて行ったりしませんよ。

そもそも摩擦接合はおろか、弾性域とか降伏点とか引張強度とか、何も解っていないんでしょうが、
ネジ山の伸びたスタッドボルトなら、打ちかえるのが本物のプロ!

それを場当たり的に強く締めたらどうなるか・・・考えるだけで恐ろしい。
頭でっかちの人も困るが、理屈を知らない職人ほどやっかいな人種はいない(整備士あるある)


でも、このオートメッセウェブの記事を読んだ人の多くは、
「そうか、やっぱり熟練したプロに頼むのが一番だな」なんて思うんでしょうね(カーマニアあるある)


ところで、ドクター・バランスって何?
もしかして、殆ど意味のないミニマイゼーションバランスの事?
(だとしたらヤブ医者決定)

ただ、問題は本当の名医がいるのかどうか、外観等からは中々わからないことです。

Posted at 2024/12/07 12:38:17 | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「貼るだけで節電?【怪しい業者の見分け方】 http://cvw.jp/b/2036415/48620881/
何シテル?   08/27 11:33
ネット上には、車の情報に関する様々な誤解やデマ、更にはオカルトチューン (疑似科学)が大手を振ってまかり通っているので、本音で書きます 皮肉屋なので...
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