
東展示棟の展示会場は、コンコースを隔ててVol.1で紹介した1・2・3のホールとこれから紹介する4・5・6のホールの2つに分かれています。
さて、最終パートに入ります。
レクサスブースに近づくと青いGSFが目に入りました。
Fシリーズということもあって、とても注目が高かったです。
デザイン的に抵抗感のあったスピンドグリルもGSFには上手くマッチングしていたように思えました。
このボディーカラーが奏功しているのでしょうか。
トランクリッドにはカーボンのスポイラーが乗っています。
後ろ正面から見ると八の字になる4本出しマフラーも従来のFシリーズを踏襲しています。
エンジンはRCFと同じV8 5ℓが搭載されるのではと予想されています。
最大出力:477ps/7,100rpm
最大トルク:54.0kgm/4,800-5,600rpm
Fシリーズの初代モデルである4ドアセダンISFの後継車に位置づけられるRCF。
チルト&アウター スライド式であるオプションのムーンルーフが付いています。
車重は20kg重くなるようですが、限界まで引き出そうとしないならルーフがあったほうが気持ち良く走れそうというのは本気の運転をしていない人の意見でしょうか。
動力に燃料電池を使った次世代フラッグシップモデルのLC-FC。
もう少し小さくしないと日本の道路を走るのは大変だろうなあというサイズでした。
漸くBMWのブースにたどり着きましたが、何だか新鮮味に欠けます。
i8は珍しいクルマであることは確かですが、街中で目撃する機会も出てきましたし・・・
目が留まったのは530ツーリングというより尾根遺産。
とても綺麗な方だったのでクルマと一緒に写真を1枚。
現行M5やM6と同じV8ツインスクロールターボエンジンが搭載されたX6Mには苦手意識があります。
SUVだからと甘くみると、加速が鋭くてV10エンジンで追尾するのはしんどいです。
こちらもアテンドする尾根遺産が綺麗でしたが、チャンスを待てずにシャッターを切ってしまいました。
そして一番の目玉はワールドプレミアムとなったM4GTS。
遂にM社も他のスポーツカーに引けを取らない性能のクルマを出してきました。
最高出力:500ps/6,250rpm
最大トルク:61.2kgm/4,000-5,500rpm
0-100km/h:3.8秒
最高速:305km/h
直6 3ℓツインターボエンジンが載ったクルマとしては凄い数値です。
もっと驚いたのが、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムが7分28秒知ったときです。
これは3年前のクルマとはいえ、McLaren MP4-12Cと同じタイムです。
少し上をみると、現行モデルのPorsche 911 Turbo S が7分26秒、911 GT3 やLamborghini Aventador LP700-4が7分25秒。
ほぼ互角です。
エンジンルームもぎっしりと詰まっています。
ボンネットを開けたらカバーがかかっていて良く見えないというより、各パーツが所狭しと並んでいるほうがワクワクするのは私だけでしょうか。
展示車両は何と右ハンドルです。
世界限定700台。
車両価格は2,000万円くらいと予想されているようです。
Porsche 911 GT3と競合するかもしれませんね。
新7シリーズもお披露目されたので写真を1枚。
じっくり見るなら最寄りのショールームが良さそうです。
アルピナグリーンのB6 BiTurbo Cabrioを遠目に見つけると吸い込まれていきました。
アルピナ創立50周年を記念した世界限定50台のモデルです。
何とワールドプレミアム。
アルピナは日本も大切にしていますというメッセージなのでしょう。
ルーフのグリーンはオプションです。
V8 4.4ℓツインスクロールターボのエンジンは、従来モデルよりもパワーアップしています。
最高出力:600ps/6,000rpm
最大トルク:81.6kgm/3,500-4,500rpm
0-100km/h:4.2秒
最高速:327km/h(Coupeは330 km /h)
デコラインもグリーンになっていて、Edition 50とロゴが入っています。
内装もベージュ系でイイですね。
撮りそびれてしまいましたが、専用の鍛造ホイールも格好良い。
そのお隣は、アルピナグリーンのB6 BiTurbo GranCoupe。
このクルマで開発したエンジンがEdition 50にも搭載されています。
最高出力:600ps/6,000rpm
最大トルク:81.6kgm/3,500-4,500rpm
0-100km/h:3.8秒
最高速:324 km /h
Edition 50より加速タイムが良いのは、4WDのおかげです。
2年前の東京モーターショーに行ったとき、このカラーリングで出展されたB6 BiTurbo Coupeを見て度肝を抜かれました。
2匹目のドジョウを狙ったのかと平静を装いましたが、これはD4 BiTurbo Coupeです。
つまり、直列6気筒3ℓツインターボのディーゼルエンジンが搭載されたクルマです。
2年前はアルピナのイメージを崩されましたが、今回はディーゼル車のイメージを覆されました。
ガソリンスタンドに乗りつけて「軽油を満タン」と言われたら店員はどうするのでしょう。
最高出力:350ps/4,000rpm
最大トルク:71.4kgm/1,500-3,000rpm
0-100km/h:4.6秒
最高速:276km /h(Touringは274km /h)
BMWの3シリーズのフェイスリフトに合わせて発表された新しいB3 BiTurbo Limousine。
外装がアルピナブルーにシルバーデコ、内装が黒革というのが定番でしょうか。
最高出力:410ps/5,500-6,250rpm
最大トルク:61.2kgm/3,000-4,000rpm
0-100km/h:4.3秒
最高速:303 km /h
20インチのアルピナクラシックホイールⅢに扁平率30のタイヤを装着しているスーパーリムジンですね。
アルピナ初のSUVモデルとなったXD3 BiTurbo。
エンジンはD4 BiTurbo Coupeと同じものが載っています。
こんなに高性能なディーゼルSUVが存在して良いのでしょうか。
最高出力:350ps/4,000rpm
最大トルク:71.4kgm/1,500-3,000rpm
0-100km/h:4.9秒
最高速:251km /h
このクルマはアルピナブルーにすることができませんが、BMWのカラーであるディープシーブルーにシルバーのデコラインを入れるとアルピナブルーに見えなくもありません。
見慣れた方ならパッと見で、アルピナブルーより濃い目のメタリックブルーだと気が付くと思います。
最後に紹介するのが、ミネラルホワイトのD5 Turbo Limousine。
ゴールドデコとの組み合わせが決まっています。
名前のとおり、このモデルだけディーゼルのシングルターボエンジンが搭載されています。
その分、性能は少し控えめです。
最高出力:280ps/4,000rpm
最大トルク:61.2kgm/1,500-3,000rpm
0-100km/h:5.9秒
最高速:256km /h
ただ、
試乗した印象でいえば、本来の5シリーズの優雅さを生かすには十分な性能といえると思います。
BMWのモデルチェンジに伴い、現行モデルでの受注は締切りが近づいているようです。
Edition50がほぼ完売になったB5 BiTurboとB6 BiTurboは最終の限定モデルの販売をもって完了してしまうようです。
向かいにはKEN OKUYAMA DESIGNのKode 9 Production Modelというスポーツカーが飾ってありました。
4気筒1.8ℓにはスーパーチャージャーが付いていて最高出力は350馬力。
車両重量810kgに6速MTとくれば、欲しくなる方もいらっしゃるでしょう。
見逃したジャガーのブースに向かうとF Type R Coupeが目に入ります。
この渋めのメタリックカラーが英国車らしくて惹かれます。
最近は少なくなったスーパーチャージャー付きのV8 5ℓエンジンが載ったスポーツカーです。
最高出力:550ps/6,500rpm
最大トルク:69.3kgm/3,500rpm
0-100km/h:4.1秒
最高速:300km /h
今までは何となく好きになれなかったリアのデザインも実車で見ると悪くないかなあと。
このクルマもリアウィングを付けてさまになっているような気がします。
そのお隣のランドローバーのブースの中で、凄いオーラを放っているRange Rover Sport SVRに近づきます。
イメージカラーのエストリルブルーに塗装されたこのクルマは、Range Roverの中にあっても特別な1台であることにすぐに気が付きます。
最高出力:550ps/6,500rpm
最大トルク:69.3kgm/3,500rpm
0-100km/h加速:4.7秒
最高速:260km/h(リミッター)
なんと、ニュルブルクリンク北コースのラップタイムはSUV最速の8分14秒。
V10 M6 Coupeもうかうかしていられないタイムです。
水深850mmまで走行が可能なようです。
このホールに入った時には沢山の方が取り囲んでいたBRZ GT300。
終了時刻に近づけば、楽に撮影ができます。
日立のブースにはインディカーが飾ってありました。
展示方法に驚きましたが、乗用車を考えれば軽いものだと妙に納得。
辺りを徘徊しているうちに、20時の終了時刻間際になるとジャガーのブースの正面に沢山の方が集まってカメラを向けていました。
そういうことかと。
もう、見逃したものはないかとウロウロしていると、所々でカメラを持った男性の集団を見かけます。
焦りながらもヤマハの前で写真を1枚。
これで最後とNTNの前でも頑張ってカメラ目線を頂きます。
東京モーターショーでも写真はこれで終わりです。
でも、これでみんカラは終われません。
実は、国際展示場駅のロータリーでこんな発見がありました。
そう、ナイト2000のレプリカです。
このクルマはカールと同じ声でユーモアたっぷりの喋りをしてくれます。
スキャナーのセンサー部分も光ります。
沢山のクルマ好きが満足した一瞬だったのではないでしょうか。
長いブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。