2011年04月07日
今も思う、地震と津波の被害・・・
みなさん、こんにちは。かたのくりこです。
昨日は、今度災害地に派遣される災害支援ナースの皆様に体験談ということでお話をしてきました。
(そこに前の病院の自分の直属の上司がいたことには、びっくり!)
みんな、真剣に聞いてくれました。というか、自分もこんなんだったかな。
未知の世界に飛び込むわけですからね。いくらテレビで見ているといっても実際の被災地の様子は、行った人にしかわからないことが多いですからね。
最近、色々な支援の輪が広がっています。原発を含め、まだまだ被災地では多くの闘いが続いています。
支援も物を送ったり、イベントを行ったり、義援金を送ったりと様々。
常々、くりこは自分の出来る範囲で、出来ることをやるのが支援と言い続けてきました。
ただ、悲しいことはそれらのことを批判する人が多いと言うこと。
AKBやジャニーズが義援金を集めるために行うイベントを非難する人。
長渕剛さんがラジオを行い、今回の震災をつづった詩を書いたことを非難する人等など・・・。
色々なことをするのは自由です。被災地のことを思うと、自粛することも大切ですが、通常通りの生活を送り、経済を活性化できるようにすることも大切ですよね。
でも、被災地でもない人間がなぜ、色々な活動を非難することが出来るんでしょうか。そこにある意味はなんだろうと・・・。
この間、義援金を集めている人の所に小さな小学生らしき子どもが募金をしていました。
その子どもが言っていた一言に涙が止まりませんでした。
「僕は、100円しか募金できません。100円でも何かできますか?」と。
小さな子どもがそんなことを言っているんですよ!
子どもなりの今回の地震の被害の大きさを理解している。100円では何も出来ないということはわかっている。でも募金している。
募金を受け取っていた方は、涙を流しながら受け取っていました。
日本は暴動もおきず、みんなで協力しながら支えあっている国だと世界各国が賞賛しています。でも、本当にそうなのかな?と。影では、くだらないネタでネチネチとやっている人も居る・・・。
政府しっかりしろ!東電しっかりしろ!って思いますよ、自分も。
でも、その政府の中にも東電の中にも、最前線でそれこそ命を懸けてがんばっている人がいる。その人たちのことを思うと、批判からは何も生まれないと思うのは、自分だけでしょうか?
きっと、くりこの災害派遣の記事も、何も書くことないじゃん。ただ、自分がこういうことやってるぜってアピールしたいだけでしょ?って思っている人が居るかも知れません。(居ないと信じたいけど。)
実際、災害派遣にいって感じたことは、自分が出来たことは、ほんの少しだけ手を差し伸べたことだけ。それが被災者の人たちにどれだけ伝わったかは正直分かりません。
別に被災者の人たちに感謝をしてもらいたいから行ったわけではない。
自分の自己満足の為に行ったわけではない。
同じ日本の中でおきた未曾有の災害で、自分に来た派遣要請。
そこに断る理由は何もなかった。自分が行ったところで、何が出来るかは正直わからなかったし、出来ることなんてすごくすごく小さなものだというのも分かっていた。
ただ、看護師という職業柄だからか、大きな理由はなく、やれることは限られてはいるだろうけど、何かが出来ればとそんな思いで行った。それだけです。
だから、余計に思うんでしょうけど、色々な意見や気持ちを持つのは自由。
色々とされている活動が、被災地に届いてるとみんな信じてやっていることだけは、紛れもない事実。行動はそれぞれ違えど、元のきれいな街と活気のあふれた人並みの街に戻ってほしいと思っている点では同じ。
だから、批判をするような発言をするのは、やめてほしいと切に願いたいです。そういうのは言論の自由とは違うと思うから。
今、被災地の人たちや日本人の多くが望んでいることは、1日でも早く日本という国が復興すること。批判する気持ちを思いとして表に出すのであれば、その気持ちを復興への祈りに変えてほしいと思います。
今回の東日本大震災は、まだ何も終わっていません。
むしろこれからが大変な時期なんだと思います。
こんなガキンチョが書くことではない内容だと思いますが、少しでも多くの人たちと同じ思いでいたいと思い、あえて書かせていただきました。
かたのくりこ
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Posted at
2011/04/07 00:36:53
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