2011年03月27日
みなさま、こんにちは。かたのくりこです。
本日、宮城県石巻市への災害医療派遣を終了し、帰宅いたしました。
ブログでは、たくさんの方からの応援メッセージをいただきまして、本当にありがとうございました。
現地は、TVでは伝えきれない状況でした。
少しずつ道路は整備され、ライフラインも少しずつ復旧されてきてはいますが、それはほんの一部。住宅が残っている地域です。
沿岸部は、壊滅状態で手付かずの状態の場所が殆どです。
でも、現地の方々は少しずつ片づけを始めて、復興を目指して動き始めています。誰も止まっていませんでした。何もかも失ったけど、前に進まなければいけないという気持ちがひしひしと伝わってきました。
その反面、2週間を過ぎた避難所生活をしている被災者の方々の疲労はピークを迎え、もはや通り越している状況です。
そのような中での活動は、とても考えさせられるものでした。
一言ではとても伝えきれません。
徐々にですが、得られたものを発信していきたいと思っています。
まずは、帰還報告まで・・・。
かたのくりこ
Posted at 2011/03/27 02:56:50 | |
トラックバック(0) |
東日本大震災 | 日記
2011年03月23日
みなさま、こんばんは。かたのくりこです。
日付が変わり、今日から宮城県石巻市へ医療災害派遣に行ってきます。
預かった支援物資や自分の生活用品・食材・医療用品をまとめてみたら、偉い数になり、既にプチパニックになりました。
現地では何が必要なのか、これで用は足りるのか。考えたらきりがありません。
でも、自分のできる範囲で少しでも被災者の方の笑顔が見れる活動をしてこようと思います。
みんカラの皆様や友人から、たくさんの応援をいただきました。本当にありがとうございます。
この応援は、現地の被災者の方々に必ず伝えてきます。
そして、自分の見て感じたことを一人でも多くの人たちに伝えられるような発信者にもなってこようと思います。
Posted at 2011/03/23 00:54:47 | |
トラックバック(0) |
東日本大震災 | 日記
2011年03月22日
こんばんは。かたのくりこです。
昨日、災害派遣に向けて色々と買い物をしました。
被災地の活動では、食事などはもちろん自分で確保して持っていきます。
必要最低限の量しか買わなかったけど、なんか買いだめみたいでした。カップ麺やパックご飯、ペットボトルが内容ですからね。
資材も搬入しないといけなく、電車ではとても無理なので、車を使用します。腹ペコランプは点いていませんでしたが、もう少しでつきそうなので、仕方なくスタンドへ。少しの並びで給油はできましたが、並ぶことがとにかく苦痛だったです。
渋滞の原因に加担してますからね。必要があったからとはいえ、本当にもっと必要としている人達の為にという思いと裏腹に、その思いと行動が矛盾している気がしてなりません。
このあとは、並んでまで給油しないようにエコで使いますけど。
色々とあるけど、少しずつ回復してきている気がします。もう少しの我慢が大切ですね。
とにかく、みんなで協力しようと改めて思うのでした。
Posted at 2011/03/22 02:22:43 | |
トラックバック(0) |
東日本大震災 | 日記
2011年03月21日
みなさま、こんにちは。かたのくりこです。
皆様にこの場を借りて、お知らせをしたいと思います。
くりこは、県看護協会・県医師会(日本医師会医療チームJMAT)の要請を受け、3月23日から27日まで、災害支援ナースとして被災地である宮崎県石巻市周辺へ災害派遣として被災地へ医療支援に行くこととなりました。
被災地では、どれだけの被害・どれだけの必要とされている支援があるかは、未知数です。
報道機関の情報以上のものであると思いますし、どれだけの支援ができるかも本当に未知数です。
必要とされる医療事情のほんの少しの形でしか支援はできないかもしれませんが、それでも一人でも多くの被災者の方々の笑顔を取り戻すことができるきっかけを作ることができればと思っています。
ここで、このような事を書くのは場違いなのかもしれませんし、書く必要が無いことなのかもしれません。
でも、このブログを書いた目的は、何かの見返りを求めているという邪道な理由ではありません。
必ず、誰かが支援の手を差し伸べていかなければいけない。その支援要請が自分に来た。その事実を素直に伝えたかっただけです。
親は、反対はしませんでしたが、喜んで賛成をしてくれたわけでもありません。
危険な場所に、なぜあえて行くのかと言われました。
そこに理由なんてありません。支援を必要としている人が居るから。ただそれだけです。自分はそんなに大それたことをできる訳がありません。
きっと、本当に小さな小さな活動の一部に過ぎないと思います。
でも、行くからには責任を持ってできる限りのことをしてきたいと思いますし、現地の状況を見つめ、事実をこのブログを通じて皆様にお伝えしていきたいと考えています。
これから、何かしらの支援をしていきたいとお考えの方の為に、少しでも情報として何かを伝えられればという思いです。
もし、何かしらの救援物資を送りたいとお思いの方がいらっしゃるようでしたら、多少でしたら物品を持っていくことはできますのでお手伝いさせていただきます。
時間がかなり限られていますので、お近くの方でしたら取りに伺います。
(受け取りは、埼玉県富士見市周辺に限定になってしまいますが・・・)
お送りいただけるようでしたら、23日AM必着でお送りいただければ、受け取りが可能です。
ご希望の方は、メッセージにてお知らせください。追って送付先住所をお知らせいたします。
救援物資は、何でも大丈夫ですが、さしあたって必要と思われるものは、
・女性用生理用品
・乳幼児用紙オムツ
・乳幼児用肌着、洋服
・子ども用のおもちゃ等(TVゲーム類は除く)
上記以外のものでも大丈夫ですが、あまりかさばるものは搬送の都合上難しいことをご了承ください。
また、決して強制ではありませんので、お家にある不用品(まだ使えるけど、捨てるには勿体無い)で良いです。決して、新品を買う必要はありません。
また、不用意に送料をかける必要もありません。無理ない範囲で結構です。
今回のくりこの呼びかけに限らず、各市町村でも支援物資の受付はしております。当然ながら、送料もかかりません。被災地に直接送るよりも内容に応じて必要な地域へ割り振りをしてくれますので、有効に活用してもらえます。
現在は、特に衣料品(洋服・肌着類)やくつ等が不足しているとの事です。
ジャンバーなどよりも、その中に着る洋服や肌着が良いそうです。(お風呂に入れて居ない方が殆どなので)
お家で着ていない洋服等、ありましたら洗濯をして梱包してくださるとすぐに活用できるとの事です。
ご協力いただける方がいらっしゃいましたら、よろしくお願いいたします。
前のブログにも書きましたが、支援物資を送る・義援金を送るだけが災害支援ではありません。
節電。ガソリンやインスタント食品の買占めをしない。ブログなどで応援メッセージを送る。1日も早い復興を祈る。それぞれができることが支援だとくりこは思います。
被災地が1日でも早く復興できるよう、皆さんで祈りましょう。
そして、無理のない範囲で、協力できることをしていきましょう。
かたのくりこ
Posted at 2011/03/21 05:04:17 | |
トラックバック(0) |
東日本大震災 | 日記
2011年03月19日
みなさま、こんばんは。かたのくりこです。
本日、くりこの働く病院でも輪番停電にて午後に停電になりました。
病院の停電は命がかかっているので、本当に怖いです。
昨日の勤務は内視鏡室。輪番停電がスタートした日に、各検査室を見回したところ、非常用電源の配置になっていない・・・。
せかせかと1時間かけて、停電時にも対応できるように配線。
看護師の仕事ではないけど、非常時に困るのは患者さんなので、黙々と作業。
(こんなところで、工業系高校出身の知識が生きるとは・・・)
昨日、実際に停電になりましたが、きちんと対応した内視鏡設備が作動することを確認。よかった、よかった。停電でも緊急の内視鏡の対応が出来ることがわかりほっとして帰宅しました。
昨日は、電車通勤が復活。本数は少ないですが電車でいけることが出来たのでホッとしました。正確な運行時刻が分からないのは、少々困るのですが・・・。
でも、以外にスムーズに職場にいけたので何にも問題なかったです。
電車が動いてくれたことで、無駄に車を使うことも無く、ガソリンの減りを心配することなく、無意味な渋滞に巻き込まれることもないので、精神的にとても落ち着いて出勤できました。
ちょっとの混雑は、なんのその。ちょっと我慢すればいいだけ。無駄なガソリンを使うよりよほどマシです。 駅から職場までバスを利用していますが、バスが休日ダイヤ? 歩けば良いだけです。歩けない距離ではないので。
必要なときに必要なだけ使えばよいんですよね、車は。
このような状況も永遠と続くわけではないですし。時間はかかるかも知れないけど、必ず元の生活が戻るはず。
阪神淡路大震災も、あれだけの被害があって復興に時間がかかると言われていたものの、今は見事に復興しています。
だから、今はちょっと我慢をして、自分の出来る手助けをすれば良い。
そして、1日でも早く復興をすることを皆さんで祈りましょう。
今日は、看護部長に災害支援ナースとしての活動許可を上申してきました。
自分の病院勤務があり、勤務調整は難しいことと、被災地へ出向くだけの支援を受けることは難しいのですが、埼玉県内で施設へ避難されている被災者への支援はできると思い、自分の休みを使用することを条件に、看護部長はそれを了承してくれました。後は、院長の最終判断に委ねられていますが・・・。
被災地に出向くことも一つの方法かもしれませんが、現実として被災地以外の場所へ避難してきている被災者の方への医療の需要が増えています。
被災地の医療も決して充足しているわけではありませんが、国や自治体の援助は入っています。でも、このように避難してきている人たちへは、中々目が向かれにくい現実はあります。
被災地にいけないのであれば、自分の活動できる範囲で支援をしていこうと思います。
自分が行ったところで、何か満足いくことができるかどうかはわかりません。
でも、病院に行くまでで無くとも、精神的なダメージ、疲労感など病気では無いけど、体が病んでいる方は大勢居ると思います。
そんな人たちに、少しでも役に立てれば良いなと思っています。
小さなことからコツコツと。自分のできることをしていきましょう。
かたのくりこ
Posted at 2011/03/19 01:27:29 | |
トラックバック(0) |
東日本大震災 | 日記