2008年02月03日
今日は、夜半から降り続いた雪で関東地方は大打撃でしたね。
TV見てて関東の高速道路は通行止めが相次ぐ事態。
ありゃまぁという感じ。これが平日だったらとんでも無いことになってましたね。
でも、TV見てて思うわけですよ。雪が積もるって言ってるのに、ヒールの高い靴を履く女性、いかにも滑りそうな靴をはくサラリーマン・・・。
「自分は大丈夫」と思うのかもしれませんけど、そういう心の隙がある人ほど、怪我ってするものですよね。
つくづく思いますが、首都圏は本当の自然災害に弱い地方です。
雪でこれでは、大地震が来たらそれこそ大パニックになるでしょう。
という自分も備えは乏しいですが・・・。
きっと今日の雪のパニックを見て「大変」と思った人は数多く居るかもしれませんが、「恐怖」を感じた人は少ないでしょう。
雪が降っただけで、このパニック状態。家も失うような大地震などの大規模災害が起きたらどうなるか。そのシュミレーションみたいなものです。
災害は、忘れたころに突如としてやってきます。
災害になったら、緊急車両などは直ぐにはこれません。援助も、数時間たってからと考えるべきでしょう。携帯電話なんかはまず不通状態になるのは確実。病院なんかも戦場と化し、病院といえる機能は麻痺するはず。
援助が来るまでは、自分で何とかしなければいけないんです。
一つの方法がだめなら、あきらめずに次の方法を考えるべきなんです。
首都圏は、交通網や流通などは、地方都市に比べたらとても充実しているでしょう。それが、人々に「当たり前のこと」として定着しています。
災害はその「当たり前」のことを当たり前で無くしてしまいます。それも一瞬にして・・・。
災害の備えは、物だけではありません。自分自身が「イザという時にどう行動すべきか!」を考えておくことも大事なのです。
かたくりこが大規模災害に遭遇したときの行動。
家族・恋人・友人、とても大切です。真っ先に守りたいものは誰もが家族でしょう。でも、家族は一番最後にすると決めています。
仕事柄、職場=病院に真っ先に行くことを考えます。入院している患者、数多く発生するであろう傷病者の対応するためです。
看護師という職業を選んだ以上、これは使命です。奇麗事に聞こえるかも知れませんが、全ての人間が「家族を守ることを優先」したら、助かる命も助からなくなります。
医療職だけではありません。警察・消防・自衛隊・海上保安庁など人命救助のスペシャリストは、皆さん家族よりも「救助を待っている人たちを助ける」為に、家族を犠牲にします。
「家族は無事だろうか」「恋人は大丈夫だろうか」、そんな思いを抱きながら目の前の苦しんでいる人たちの為に働くのです。
このような人たちが居るから、日本の安全は守られるのです。
常日頃、自分には何が出来るのだろうかと考えてみるのも悪くはありません。
家族や恋人を守れる人はどうぞ、自分の一番大切な人を守ってあげてください。
大切な人を守れる人が一人でも多く居ることは、救助する職業人にとってはこれ上無い安心になります。もし、大切な人を守ることが出来たのであれば、余裕が出来る人は、どうぞ手を貸してください。ボランティアをしてくださいという意味ではありません。みんなで励ましあい、どんなに小さなことでも自分なら出来るということを見つけてください。一人の行動は小さくても、多くの人が同じような気持ちになれば、いつかはそれが大きな力になります。
雪ふる寒い日にこんなことを考えたかたくりこでした。
Posted at 2008/02/03 22:20:08 | |
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災害を考える | 日記