2009年01月02日
新年早々、異様に込み合った病院で仕事をしてきたかたのくりこです。
大晦日の話。
紅白歌合戦を見ていました。SPEED。めっちゃファンというわけではないですが、大人になったSPEED。いいですねぇ。
そこで、今井絵理子さんが歌の途中、「愛してる」の歌詞を手話で表現してましたね。
今更ですが、今井さんのお子さんが高度難聴であることをそのときに彼女さんから聞きました。知らなかった・・・。
かたのくりこは、本当に片言ですが手話が分かります。
でも、完全には話せない・・・。
病院には、聴覚障害者の方も来院されます。
普通の外来は、手話通訳士と一緒に来るのですが、緊急時はそういう訳にもいきません。
緊急時、直ぐに治療をしたい。でも、何を訴えているのか分からない。とても困ります。それ以上に、患者さんは不安なはず・・・。
英語って、以外に話せる人がいます。(Drなんかは大体が英語がOK)
でも、手話ができる人は限られています。
でもふとあるとき思ったのですが、手話って特別なのかなぁと。
英語が話せることと同じなんじゃないかなぁと。
片言でも手話をすると、なんとも言えない安心した顔を皆さんなさいます。
こんな自分の手話でも、役にたっているのかなぁと。
くりこは、ずっと英語がしゃべれるようになりたいと思っていました。英語がしゃべれるとかっこよいし、医学の勉強にもちぃとは役に経つかなぁと。
でも、あるとき聴覚障害者の患者さんに言われたことがあります。
「手話ができる看護師さんが居て驚いた。でも良かった」と。
その時、思いました。自分の勉強で必要なのは英語じゃなくて手話なのかなぁと。
手話ができる人が病院に居るのって、当たり前だよなぁと。病院は、誰もが同じ環境で医療を受けれる場所なはず。でも、本当は、一部の人には安心できない場所になっているのかもしれない。
奇麗事に聞こえるかも知れませんけど、大切なのはこういう見えないことに気づくことなのかなぁと。障害者の人たちから言われて動くのではなく、自分たちで気づくことなのかなぁと。
今年は、少しでも手話を覚えられたらいいなぁと思います。
そんなことをしみじみと考えた大晦日なのでした。
Posted at 2009/01/02 00:44:57 | |
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くりこのざつだん・・・ | 日記