2011年04月15日
こんばんは。かたのくりこです。
先日、Super-GTの全レース日程が発表になりました。
全レースを復興支援レースとして様々な形で支援を行うそうです。
義援金を集めることもそうですが、被災地の特産品を集めて販売をするなどのイベントも行うそうです。
レース自体も、節電や節エネルギーの為にレース自体を短縮したりしています。
自分は、レースはしませんがオフィシャルとして関わっている人間です。
このような事態に、ガソリンを使うレースに快く思わない方がいらっしゃることでしょう。正直、自分もそう思うと少々複雑です。
でも、どんな分野でもそうですが、何かしらの形で支援をしていきたいと思っている方々がたくさん居て、それぞれの形で支援をしているのは事実。
サッカーもゴルフもプロ野球もモータースポーツもみんな、何かしらの形で支援をしています。何にもしていない訳ではないです。
プロ野球もナイター問題など色々ありましたが、結果的にはデーゲームや関西地方でのナイターに切り替えたりしていますね。
選手も何かしらの形で支援していますね。
何でもかんでも自粛してしまったら、本当に日本経済は動きません。
どんなイベントも中止や自粛することは、簡単です。
でも、その影響はただやめることではすまない。イベントに伴う様々な会社やそこで働く人たちの収入源が絶たれる訳です。
そうなれば、被災地以外の人たちも経済的に苦しくなるし、被災地の支援を行うための資金も入らない訳です。これって、自分は悲しいことだと思います。
現に、日本への海外旅行者は減少しており、78%の収入源だそうです。
78%ですよ。約8割もの入るべきお金が入らない訳です。
高級牛肉も20万円近く、卸値が下がっているそうです。これも自粛ムードからとか・・・。
被災地の現状を思うと、贅沢をすることが罪に思えるかもしれません。
自分もはじめはそう思いました。
でも、支援グッズや義援金を求められても、自分自身の収入が減ってしまい、自分が生活するのにやっとという状況で、果たしてそのような協力ができるでしょうか。
お金でなくても、物資を送りたいと思っていても、経済的な余裕を奪われたら、そのような気持ちを持つことが維持できるでしょうか。
節電も大切。被災地を思う気持ちも大切。でも、自分たちが通常通りに生活をし、使うところにはお金を使う。これって実は大切なんだと最近思うようになりました。
そんな状況で、これ以上自粛してしまったら、被災地に必要なものも届けられなくなる。こんな悲しい現実には直面したくありません。
だから、様々なスポーツやイベントに文句や苦情をつけるのではなく、そこへ参加し、自分たちが楽しみ、その分、自分たちが出来る範囲での気持ちを義援金や支援グッズなど何かしらの形で還元すればよいと思うのです。
モータースポーツ界でも、レーシングマシーンを運ぶトランスポーターと呼ばれる大きな車で被災地に大量の支援物資の搬送に貢献しています。
モータースポーツ界も様々なスポンサーで成り立っていますが、そのスポンサーさんも支援物資に協力しています。
こういうつながりが被災地を支えているんです。
だから、一つ一つのことを冷静に、そして自分たちが何よりも冷静に考えて、闇雲に否定をするのではなく、それぞれの世界で活動している人たちがどのような支援をしているのか、どうすれば自分たちも楽しめ、被災地支援に貢献することが出来るのか、ぜひ考えてみてください。
モータースポーツを応援しているくりこのつぶやきでした。
かたのくりこ
Posted at 2011/04/15 23:44:38 | |
トラックバック(0) |
モータースポーツ | 日記