2011年04月21日
連投、かたのくりこです。
結婚という話題を書きつつも、やはり気になる東日本大震災のその後。
被災地では、一歩一歩と小さな歩みではありますが、確実に復興へ動き続けています。
もちろん、福島原発周辺を含めた地域は、まだ手付かずの部分が多いのは実状ですが、それでも自衛隊の皆さんが、一生懸命にまだ東北の地で家族の元へ戻れない被災者を懸命に捜索してくれています。
本当に、自衛隊に感謝。頭が上がりません。
決して、災害地で活動している消防関係の皆様や警察関係の皆様、医療者の皆様が何もしていないわけではありません。
でも、一つ言えることは、自衛隊はそれこそ本当に自給自足の生活の中、長期間、活動していることは確かです。その体力・精神力は、自衛隊だからこそと言えばそれだけなのかもしれませんが、彼らも私たちと同じ人間。同じ人間でもあそこまで活動できるのは、やはり自衛官としての責任を持っているからでしょうか。
最近では、予備自衛官も招集されて活動していますね。
普段は別の仕事をしていても、そこは元自衛官。さすがです。
そして、福島原発の中で働いている人たちにも感謝。
東電の責任が・・・と世間では騒いでいますが、そこで働いている彼らがその責任を果たすために、命をかけて活動している。
今回の地震で多くの犠牲者が出ました。原発事故で多くの被災者が出ました。これは、紛れもない事実。
福島原発の事故は、ある意味人災だという部分もないとは言い切れないかも知れません。
結果としては、予断を許さない状況になってしまいましたが、そんな中、命をかけて必死になって現場で被害を食い止めようとしていた人たちが大勢居るはずです。
東電社員だから、白い目で非難される社員やその家族。
このニュースを聞いたとき、皆さんはどう思われたでしょうか?
これだけの被害を招いているのだから当たり前と思いますか?
自分は違うと思います。
現場で働いている作業員も多くが被災者だということです。
家族もいつ帰らぬ父や息子をそれこそ精神をすり減らして待っているわけです。
それを東電の職員や家族だからということだけで、攻め立てる人たちの気持ちを自分は理解したくないです。それがたとえ被災者でも。
自分が被災者じゃないから、そういう風にいえるんだと思われる方もたくさんいらっしゃるかも知れません。もしかしたら、そうかも知れません。否定はしません。
でも、自分がなぜこう書きたいと思ったか。それは、被災地の一部ですがこの目で体で被災地の現状を感じてきたからです。
自分は医療者として災害派遣にいきましたが、実際、自分は思っていたことはまったくできずに帰ってきました。あまりにも被害が大きく、想像以上に事態に自分の出来ることは、本当に本当に小さなことでしかありませんでした。
「がんばろう!日本」という合言葉。被災地は、これ以上がんばれないぐらいにがんばっていました。むしろ、限界といっても良いぐらいに。
家を失った、家族を失った、仕事を失った、何もかも失った人たちが数え切れない程たくさんいるんです。被災地には。
義援金・支援物資、協力できることは、今も多くのみなさんが助け合ってやられています。
でも、本当に出来ることは、「人を信じること・人の力を信じること」だと自分は思いました。
戦後、数年で日本は廃墟から世界を代表する国へ成長しました。
阪神淡路大震災からも、関西地方の人たちは、這い上がってきました。
だから、自分は多くの人の力を信じたいし、お互いを支えあう心を信じたい。心底、そう思いました。
被災地では、多くの被災者の方から「ありがとう」「ごくろうさま」という言葉をもらいました。自分たちが苦しんでいるはずの被災者の人たちが、被災地でない地から来た私たちに「感謝」の言葉をかけられるのは何でだろうとずっと思っていました。
それは、「人を信じているから、人の力を信じているから」と気づいたのはだいぶ経ってからです。そんなことに気づけなかった浅はかな自分ですが・・・。
そんな奇麗事を言って、何が解決するんだって言われそうですが、信じることをやめてしまったら、それこそ何も解決できなくなると思いませんか?
生活基盤やライフラインは、勝手には復旧しません。誰かが、TVにも写らないところでコツコツと復旧作業を進めてくれているから、元に戻る事をマスメディアはもっと報道すべきです。
前にも書きましたが、ライフラインは何もないときは、それらが当たり前のように使えるので、そのありがたさを理解していないことも多いです。自分もそうでした。
でも、それらを支えてくれている人たちが居るから、私たちは何不自由なく生活できているわけです。
東電を責めるなら、幹部連中を責めるのが正しい。現場の人間を責めるのは違う気がします。
原発が事故を起こしたことは、事実として今あるわけだからそれを責めても仕方がない。備えが不十分だったことを事が済んでしまった今に責めても仕方がない。事態が終息した時点でじっくりと検証すればよいでしょう。
今、大切なことは一つの命も落とさずに、1日でも早く事態が終息すること。
幹部連中が、世間にさらされているから、それから逃れたくて、現場の命を省みないで無理難題を押し付けているんですよ。
お仕事をされている皆さんならお分かりかと思いますが、自分がしたミスでなくても、会社が悪いと言われたら、相手に対して謝罪しますよね。誠意を尽くしますよね?
少なくとも、東電幹部にはその心意気がまったく感じられない。
本店だから、偉いんでしょうか? まったく腹立たしいです。
「現場の人間は、背一杯みなさまの安全の為に命をかけて活動しています。どうぞ、彼らの命がけの作業を信じてください。見守ってください。」とどうしていえないんでしょうか?東電の会長さん・社長さん。
だから、福島県知事に会いに行っても追い返されるんですよ。社長さん。
謝罪するのは結構。でも、国会にスーツ着て行っている暇はないでしょ?証人喚問受けて、原発事故が改善されますか?
結局は、誰が悪いかを決めるだけの会議でしょ?
福島原発の現場に出向いて、命を懸けている作業員に温かい食事やお風呂を準備してあげてはいかがですか? それでも幹部連中が居る時間は現場の作業員の何十分の一でしょ?
幹部連中がすることは、補償問題も大事。事実を公表することも大事。そして、社員を守ることも大事なことなはずなのでは?と思うのは自分だけでしょうか?
すいません、少々本題からそれました。
今、被災地がどこまで復興しているのか、知りたいと思っている人たちはたくさん居るはず。TVであまりやらないから、意外と復旧しているんじゃない?と思っている人が居るかも知れませんが、まだまだです。
そこがとても怖いところ。まさに絵に描いたもちです。TV=今の全て状況と思い込めてしまうのが、現代マスメディアの怖いところでもあります。
復興住宅建設完了:一部の地域のみです。ライフラインですら復旧していないところがまだまだたくさんあります。
福島原発の事故のことも大事ですが、今、被災地の状況がどうなっているのか。国民の多くが送った義援金や支援物資がどのように活用されているのか、今被災地で必要とされているものは何なのか教えてください。そこを放送してください。マスメディアの皆さん。
なんか、同じようなことを何度も書いてしまっているような気もしますが、自分は何度でも書きます。一人でも多くの人が気づいてもらえるのであれば。
ボランティアや義援金、支援物資もまだまだ必要です。
皆さんも本職がありますから、簡単には出来ない方も多いかと思います。自分もその一人ですから。
自分が出来る無理のない範囲で、コツコツと続けていきましょう。それが、長く支援を続けるコツです。ドバーッとやって、パタッとなくなってしまうのが後々困ることですから・・・。
自分も、自分の出来る事をコツコツやって生きたいと思います。要請があれば何時でも災害派遣に行きます。もちろん、無理のない範囲で・・・。
かたのくりこ
Posted at 2011/04/21 02:24:00 | |
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東日本大震災 | 日記
2011年04月21日
こんばんは、かたのくりこです。
たくさんの皆様から、お祝いのメッセージをいただき、本当にありがとうございます。イイね!がたくさん付いていてびっくり。
さて、そんな訳ですぐにでもお礼を書きたかった訳ですが、しょっぱなから冷戦が勃発しまして・・・。
妻(予定)とではありません。
親父と・・・(爆)
色々と話をしていたわけですが、新居の件で最初話していた事と少々、異なる方向に進んだ訳で、それが気に食わなかったらしい・・・。
まぁ、オイラの説明の仕方もあまりにざっぱ過ぎたので、少々反省している訳ですが、しょっぱなから冷戦状態。両家の顔合わせ以降、まともに話をしていない(爆)
まったく、しょうがない親子です・・・(と、自分で言ってみる)
と、まぁ言っていてもしょうがないので、きちんと話はしないといけませんけど。
微妙にグロッキーな日々をすごしているかたのくりこでした。
Posted at 2011/04/21 01:09:44 | |
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結婚準備? | 日記