2011年05月13日
みなさま、こんにちは。引越しの予定があるのに何もしていない、かたのくりこです(爆)
さて、皆さんは新聞を読んでいますか?
くりこ実家は、新聞を取っているので、毎日ご飯の時に呼んでいますw
今日、いつものように読んでいると、こんな記事を見つけました。
5月12日は、近代看護の基礎を作ったフローレンスナイチンゲール女史の誕生日です。それに絡めた内容で、読売新聞の「編集手帳」という記事です。
~2011年5月12日 読売新聞 編集手帳より抜粋~
”白衣の天使”英国の看護師ナイチンゲールも、お役所仕事には往生したらしい。
クリミア戦争の戦傷兵を収容した病院では、毎食の肉は骨も含めた重さで量られ、患者に割り当てられていた。
中には骨ばかりの食事になる患者もいる。彼女は骨を除いて量るべきだと進言した。
木原武一さんの「大人のための偉人伝」によれば、陸軍の回答は以下の通りであったと言う。「肉から骨をはずすには陸軍の新しい規則が必要だ」。
世にお役所仕事の種は尽きまじーきょうが生誕の日であるナイチンゲールの溜息が聞こえてきそうである。
原発事故で警戒区域になっている福島県川内村の住民が2時間の一時帰宅を認められたが、帰宅に当たって国から同意書に署名を求められたという。<自己の責任において立ち入ります>。何のために必要な署名であったのか。冷たく突き放すかのような手続きに、住民から反発の声が上がったのは当然だろう。
ナイチンゲールは語ったという。「天使とは美しい花をまき散らす者ではなく、悩める人のために闘うものである」と。悩める人をさらに悩ませてはいけない。
最後の一文が、すごく考えさせられますね。「天使とは美しい花をまき散らすものではなく、悩める人のために闘う者である」。
フローレンスナイチンゲールの看護論が、現代でも支持されている理由はこういうところなんだと思います。技術うんぬんではなく、看護師としての基本的な考え方・心構えがすばらしいんですよね。
従軍看護師という最悪の環境の中で働いていたナイチンゲールは、最悪の環境でもそれを改善し、患者にとって快適な環境にすることが出来るのは看護であると説いているんです。これって、当たり前のことだけど中々出来ないことなんですよね。この気持ちは、今の看護にも通じるものがあります。うむぅ、考えさせられました。
上に書いたように、新聞の中の本当に小さな記事でも、これだけ考えさせられる記事を書くことが出来る記者さんはすごい。
これって、インターネットのニュースでは、きっと感じないことなんだと思う今日の出来事でした。
Posted at 2011/05/13 02:10:24 | |
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くりこのざつだん・・・ | 日記