さて今回はゴルフ7の一日試乗をして参りました。
先日のボルボv40もそうですが、実際の自分の生活シーンにあてはめて試乗出来ると言うのは
誠に有難く、少しの時間では見つからない色んな発見が出来ることから、もっと普及すると良い
と思います。
2017年1/10日。 VW ゴルフ 7 コンフォートライン 2016モデル TSI ブルーモーション ブラック
走行約5000キロ タイヤ ミシュラン エナジーセイバー 9分山 205/55-16 という個体。

スマートキーを適当なところにポンッと置いて、エンジン始動。ボロンー…、コロコロコロー…という
排気音。意外に室内でも多少聞こえてくる。この音質はどこかで聞いた記憶がある。あ、あれだ
代車でお借りした(以前アップした赤いもの)ポロに似ている。個体差があるのかもしれない。
というのは、別のゴルフ7CLに以前乗った際、その個体のほうがアイドリングの音振は、車外に
出ないとわからない程であったからだ。
さぁ、走り出してみる。拍子抜けしたように氷の上を実に滑らかに滑っていくかのように、加速
と言うより転がっていく感じ。自重で何処までも、かと言って引っ張られるような感じはしない。
時間はたっぷりとあるので、いっときでもオーナーになったような気分に浸れるのが良い。
あちこち操作系に手をやってみよう。
ボタン/スイッチ類は基本的に節度感のある硬いもの。操作している実感と、確認がしやすく
感じる。
感心したのはナビ。ディスカバープロなるものらしく、これが年々デジタル操作に対し苦戦しつつ
ある私にとって、実にやさしいものであった。当然マニュアルなどクソ喰らえ!?の世代なので
、操作しながら覚えるのだが、驚いたのは指をタッチパネルに触れようとすると、感知するようで
欲しいメニューバーが浮かび上がるのだ。初期モデルがアレだったからか、と思い出す。
さてこのゴルフ7からアクセルペダルが吊り下げ式になっている。でも何故か、ありがちな踏み
直しが発生しない。恐らく、アクセル開度の少なさから、含めてチューニングされているような
そんな気がした。ブレーキペダルの剛性/効きともに全く問題なく、ストロークも改善されている
ようだ。右ハンドルの産物らしい、右フットレストが、下りの高速で個人的に有難いものになって
いる。
NVHは年式なりに進化していると感じました。根本的なエンジン等の重量物が、実にしっかりと
マウントされているのか、揺れない。当然それも一役買っているのでしょう。ドライバーはこの
クルマの行きたい方向へ、何の不安もなくその滑らかなステアリングをあてるだけである。
7CLでは足元のアンビエントライトが付かないようだ。何か落とした際、危険を回避する為にも
ここは付けて欲しかったと、個人的に思った。
DSGの減速時のタイミングも進化していると感じた。そう、DレンジとSモードの違いは期待ほど
は感じられなかった。
さてハイラインとコンフォートラインでリアサス形式の違いがあるようだが、ハイラインは試乗
したことが無く、これは確認することが出来なかった。というか、私のレベルではそれぞれの
優劣はわからないと思いました。ようは全く気にならなかったという事である。
一通り試乗を終え、辺りはもう真っ暗。この頃になるともう、ほぼ体の一部のように錯覚して
しまうこの個体。担当のディーラーマンの方が色んな事に詳しかった事もあり、だいぶ話し込んで
しまった。ここでも完全に降伏するしかないエピソードをお聞きすることが出来て、私にとって
試乗以外にも、とても有意義なものとなった事に感謝するしかない。
最後に。ただひとつ残念なのは、このコンフォートラインの試乗をアップした後に、次に来る
魔王の試乗をすべきであったと後悔している。出来るだけメモを記したものを元に毎回アップ
しているが、気持ち的にそぞろになりながらこれを記したことに、お詫びしたい。
Posted at 2017/01/12 11:54:35 | |
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試乗記 | 日記