• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+

ウパパパのブログ一覧

2017年05月26日 イイね!

C4ピカソ試乗

さて本日はあいにくの雨天ながら、以前より興味のあったシトロエン車のそれもC4ピカソの試乗に行ってまいりました!油断もあったせいか、交通渋滞に巻き込まれ、予定到着時間をおおよそ30分過ぎての販売店到着でしたが、担当の方が到着するや否や傘を持参でのご挨拶に心からのお詫びと感謝。

さてシトロエンと言えばフランス車です。フランスと言えば知る人ぞ知る、世界三大レースの一つとして知られるル・マン24時間レースや、F1フランスグランプリなど、国内では数多くのレースが開催される。国際自動車連盟(FIA)の本部も現在パリ市内のコンコルド広場に置かれている。

フランス人ドライバーとしては初のF1ワールドチャンピオンとなったアラン・プロストが特に有名。それ以外にもあのジャン・アレジなど、過去に多数のF1ドライバーを輩出している。ラリーの世界でも世界ラリー選手権(WRC)で5年連続シリーズチャンピオンを獲得し、現在WRC最多勝記録を持つセバスチャン・ローブは特に有名ではないでしょうか。

さてそんなお国柄のフランス車である、C4ピカソ(5人乗り)の試乗に戻ろう。

用意して頂けたのは2リッターのディーゼルモデル。最近のディーゼルブームから、様々なメーカーから増えはしているものの、試乗する機会が無かった為、2リッターのそのトルク感に胸が膨らむ。

写真だと見えづらいかも知れませんが、コラムレバーによる我らが日本メーカーであるアイシン製のトルコンATである。Pレバーは無く、電子式の自動のようだ。お陰で、脱着式のセンターコンソールを外すと、ウォークスルーに早変わりする内装が面白い。

友人のC3にも似た、あのオデコも標準装備。もちろん大き目のサンシェードがある為、夏季でも問題なさそう。それより何より圧倒的な視界と開放感は、他の車種には無い独特のものだ。

実物は想像していたよりかなりコンパクト。フェンダーのボリュームと比較したキャビンの絞り込みが、ミニバン感を感じさせづらいスタイリングを演出しているように思える。

だが、室内はかなり広々であった。ダッシュもそうだが、ドア部分の内装が薄すぎず、厚すぎず絶妙な空間を生み出している。樹脂感はあるが、触った感触はその逆。走行していてもしっかりボディに付いている。そんな感じがした。

そんなC4の走行感覚はどうだろう。2リッターターボディーゼルの高トルクを想像したのとは裏腹に、実に滑らかスムーズにスーッと走り出す。踏み方にもよるかも知れないが、ギクシャクする加減速感は皆無であった。エンジンの主張は控えめに感じるも圧巻なのはその乗り心地と言うか走行感覚だ。

最初に感じたステアリングからのインフォメーションの低さに、多少肩透かしを食らったが、実は路面インフォメーションを、ドライバーに伝えるその方法は一つではないと、このC4から学ぶ事が出来た。よくシトロエン車が言われる、魔法の絨毯のような乗り心地。でも私が感じたのは絨毯ではなく、強靭な分厚い鉄板がまるで路面と磁石関係にあるかのように思えた。そしてボディやシートなどを通じてドライバーにインフォメーションを伝えるその感覚に、他の車種には無いものをしっかりと感じることが出来た。

この時に、とあるこんな経験を思い出した。知り合いの経営するショップチューンのFD3Sセヴン。サーキットにて試乗したのだがが、私の記憶が正しければ、このセヴンが装着していたのが当時評判であったPCRのサスペンション。この乗り心地に面食らった。硬いながらも、ダンピングが実によく効いていて、不快感が無かった。さらにそれでいて全くロールしないのである。お陰で初めてのるFDセヴンであったが、安心して乗ることが出来た。そんなエピソードを思い出した。

そう、ロールしないのである。担当の方も、そうなんですワインディングでもそうですよ。と、言いはするもそんなバカな。と思いつつ正直これは大げさではなく、そう思えるレベルなのではと思えた。

良い事ばかり書いているが、ブレーキの初期制動が強めであったのが気になった。ここは好みが分かれるところでもあり、安全に直結するかはわからないが、私は踏力でコントロールするタイプが好きな為、同乗者に制動力の立ち上がりが伝わり、結果的に繊細なタッチが必要に感じた。フル乗車も想定しての味付けなのかも知れないが。

外観のデザイン、これも他にないもの。それを重視するならこのC4ピカソは人とは違ったものを求める人にはピッタリの車だ。罰ゲームのように長距離を運転させられる苦痛、そんな事があるとするなら、このC4はそんな時間を得も言われぬ、ハッピーな時間に変えてくれそうだ。

最後に。遅刻したにも関わらず、通常よりも長い時間と、ロングコースを走らせて下さり、偶然にも同姓であった担当の方に感謝を申し上げたい。ありがとうございました。
Posted at 2017/05/26 19:13:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | 試乗記 | 日記
2017年05月17日 イイね!

山田さん

さてこれはある友人と数年における思い出の日々を綴ったものであります。

              山田たつや

その名を耳にする前に、本人に出会ったのは、おいらが二十歳の夏だったと思う。その頃は宅配ピザ屋と、天職と感じたガソリンスタンドのバイト掛け持ち。おまけに学生であったのと、ミニバイクレースをしていたことからかなり多忙な毎日。

二十歳ではあったが、副店長に相当するシフト勤務であった為、新人の教育も任されていたのであった。当時はアルバイトとは言え、バブル真っ只中。今ほど長時間勤務も問題ではなく、月合わせて35万も稼いでいた、古き良き時代である。

そんな話はさておき

おいら『初めまして!○○です、新人の山田さんですね?』
山田さん『あっ、はぁ、そうです…、よろしくお願いします。』

小声で返す山田さんは、そうボソリと喋る独特の影のあるイメージの語口。

この時は、この山田さんと意気投合し合い、今後数年においてつるんでいく仲になろうとは思いもしなかったのである。

そんな山田さんは、おいらのバイト先である、宅配ピザ屋の近所に住む大学生であった。公務員を父に持っていたが、機械に興味があったせいか、工学院大学へ通っていた。口癖は、安定した高収入と休み。そんなことをよく語っていたのを覚えている。

バイトのシフトが重なるにつれ、会話もはずむ様になり山田さんの持論がちらほら出てくる。
なんと愛車はミニカトッポ、聞くと大学でサークル活動の一環から、ミニバイクもやっていると言う。それでこの車種選択である。丁度YSRやNSRが載るのだ。

ミッションはこだわりのマニュアル。節度ある感触でコクコクと入りこれがキャブレターと相まって実に気持ちの良い加速をするのだ。決して速さは無いが実に爽快!三菱の車のイメージがさらに良くなるきっかけでもあった。おいらの親父も三菱ふそうの4tクレーンのロングに乗っていたので。

一緒に参加したミニバイクレースでは準優勝もすることが出来た。場所はもううろ覚えだが2人でよく活動した津久井湖周辺にあったミニサーキットであったと記憶している。地元のグループが強かったが、当時のおいらは怖いものなしのイケイケ状態。無難に走り切れれば優勝であったが、自己ベストを更新したいがために、ストイックに攻め込む。一番の無減速での下り右高速コーナーで、まさかのハイサイド転倒。山田さんは苦笑いしつつも、2人でガムテ補修したマシンでおいらは震える体で再度コースインなんとか2位をゲット。懐かしい思い出である。

時々はおいらのチームのハイエースでも出かけた。
通称ベーカリー号(パン屋っぽい外観であったから)での寒い冬は、道志道のトンネルを抜けると雪であった。もちろんベーカリー号にはABS等無い。前車に続いてブレーキを踏むと特に下り坂ではツーっっと止まらない!冷や汗タラーである。いやいやこれも良い思い出ならぬ良い経験?であった。あ、もちろんお金は無いので夏タイヤである。

初代のおいらのマシンMRII(AW-11)での初日雨天環八スピンや180SXでの目の前真っ暗事件なども、同乗者は山田さんであった。山田さんとは彼の在学中の数年間、本当にあちこち色んな所へ行き、色んな話をした。外観は色白でギョロっとした目つき。話し方はもちろん
物腰の低さから、上目遣いで会話する。そんな自分に彼女が出来て、その付き合いの中での悩みもよく話していた。おいらは異性よりも趣の向く方向へまっしぐらであった為、その時はピンと来なかったが、今ではよくわかる。

当時二十歳であったおいらと会話していて、怒ったことは一度もなかった。おいらにはとても温厚な人に見えていたが、そう言えば周りの皆は、あいつは変わったやつだ。おまえとしか会話しない。等と聞いたことがあった。何故だろう、うまが合ったのかはわからない。変わっていると感じはしたが、それを補って余る博識と本来の温厚な部分を、無意識に感じていたのかもしれない。

そう言えば180SXの事件直後も、なぜか腹をかかえて笑っていた。ひとつ間違えば自分も大変な事になっていたかも知れないのに。

素晴らしい思い出たちと、素晴らしい思い出のヒーローたち。実はヒーローとは間近にいる存在なのかも知れない。山田さんとは彼の就職後、疎遠になってしまったが、きっと今でも持ち前のしつこさと博識で独特の存在感を放ち、自分のポジションを確立している事だろう。

そんな思いでのヒーローたちを思い出すたびに自答する。自分もそんな誰かのヒーローになれているのか。自分の人生を貫いているのか。まだまだ先は長いようである。
Posted at 2017/05/17 16:28:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | よもやま話 | 日記

プロフィール

「半壊しかけていたPCをSSD化してやっとこさ復活!噂通りこの速さは脅威的(-"-)」
何シテル?   02/26 22:38
16歳で高校在学中に原付免許を取得。禁止であったバイク通学を始めたのと同時に、近所のバイク屋さんを通じ当時加熱していたミニバイクレースにのめり込む。秋ヶ瀬、桶川...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2017/5 >>

 123456
78910111213
141516 17181920
2122232425 2627
28293031   

愛車一覧

フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック) フォルクスワーゲン ゴルフ (ハッチバック)
これ一台で何役もこなすスグレモノ TSI(ECO)&DSG(FUN)を両立する 派手さは ...
トヨタ スプリンタートレノ ミサイル号 (トヨタ スプリンタートレノ)
とある事から知り合ったかたから譲って欲しいとの 話に。何でも部品によっては入手困難だそう ...
トヨタ MR2 この時代の主流は自動的にリア駆動だ?号 (トヨタ MR2)
コントロールはめちゃムズ(笑)クルンクルンよく回ります
日産 180SX 改造ならぬ改悪になっていった号 (日産 180SX)
細部まで手を入れたエンジンの金切り声をあげながら高回転まで回っていく感触は今でも鮮明に覚 ...

過去のブログ

2020年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2019年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2018年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2017年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2016年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2015年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2014年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
2013年
01月02月03月04月05月06月
07月08月09月10月11月12月
ヘルプ利用規約サイトマップ
© LY Corporation