さて、久しぶりのブログ本体の更新です。
前回、「ミラーを捌いてみた」でアクセラのサイドミラーの構造を研究したわけですが、
いよいよ本題に突入します。
内部構造などを調査の結果、極力内部突起の少ないタイプのカメラが必要とわかり物色の結果、密林で見つけたこの子に決めました。
Bullcon ブルコン AV-FBC02 埋め込み小型カメラ
構造はこんな感じで、19φの穴を開けゴムのベゼルをはめ込んだ後にカメラ本体をはめ込みます。
ご覧のように内部側にほとんど出っ張りがないので、かなりタイトなミラーにも埋込で来そうですね。
これがセット内容です。
カメラ、
引き込み用の配線、車内で入力に接続するRGBケーブル兼電源の配線。
さて、今回同様にcovaりんが用意していたのは、やはり小型軽量のこちら。↓
AVC HBS-CAM02
見比べた感じではカメラユニットとゴムの取付ベゼル等は同一。
配線の型式が若干違うと言う感じでした。
どちらもIP68防塵防水と1年保証付きというかなり優秀な品物です。当然、お値段はオクや大陸製のものと比べると割高ですが、一度取り付けるとなかなか交換等しづらい部品なので信頼性をとりました。
また、
道路運送車両の保安基準 第18条「車枠及び車体」にも適合しているので、法規的にも安心です。
ちなみに穴を開ける為のホールソーなどは付属していません。(後述のリーマーが便利です。)
そして、モニターとしても使える事を念頭に設置したレーダー探知機「セルスターAR-G800A」(今は終了品)に接続する為のRGBケーブル RO-106を接続してダッシュボード裏をくぐらせ配線します。
このコネクター、かなり出っ張ります。(約15mm)もう少しコンパクトなら良いのですが。
と、後はミラー分解→穴開け→カメラ組み込み→ドアケーブル配線→映像・電源ケーブル接続で完了となるのが概ねのワークフローです。
細かい内容は後日、整備手帳に挙げるつもりです。
この内、ミラー分解〜カメラ埋込辺りまでは、事前の研究成果のお陰か割りと予定通り行きました。
ミラーガラスは外側から手を入れて面で押し出すような感じに外します。
割れると危険なので、テープでガラス面を養生してね。
穴開けの図。
ご覧のように底面の部品が外れるので、決めていた箇所に19φの穴を開けます。
今回は屋外と言う事で、ハンドドリルを用意しましたが、結局ホールソーのピットサイズが合わず、2→3→4→ハンドリーマーで慎重に穴開け。
プラなのでサクサク穴が開きます。
これが功を奏して失敗無く綺麗に貫通する事ができました。
プラの厚みが2mmほどなので、むしろこのやり方の方が良いかもしれません。
配線は検討の末、ミラーをドアから外さず行いました。
このホール自体は配線を通しても割りと余裕があるので、針金でガイド通ししてケーブルを引き込む事ができました。
カメラ小僧取付完了の図。
ここまでの難易度は★〜★★ぐらい。注意するのはミラーガラスの取り外しとミラーカバーの取り外し辺りでしょうか。
どちらも破損のリスクがたかいので、経験者の助言があると心強いです。
次にドアの内張を剥がし、ガラスを撤去します。
ここまでは簡単。バキッ、バキッっと勢いよく剥がします。
クリップの破損は想定内なので、スペアを用意しておきます。
今回はミラーからの配線を通す必要がある為、初めてガラスを外しました。
これも経験者の助けがありスムーズに。
ガラスの構造関連の勉強になりましたよ。
さて、ここからが全体の作業のほぼ2/3の労力を必要とする行程であり、かつ、最も難所でもあります。
そう、配線のドアジョイント蛇腹通し。
ここからは過去に同様の施工実績が複数回あり、ハンバーグ家であるこの人の登場です!
みんな、ハンバーグ飲んでるかい?
正直、この部分の施工はしたくない。。。。。と誰もが思う★★★★★難易度です。
カプラーのツメ(四角に4箇所あり)を押しながら外していきます。
手が入らないし、かなり硬いです。
写真はもっちりとしたcovaりんのお手々。
写真では二コマですが、この白いカプラーを通して配線を引き込む作業、実は超大変な作業でした。
車体側のはめ込む穴の部分とカプラーとの間に隙間がないのと、ケーブルが少し太いので数回の試行錯誤の結果、カプラーにドリルで穴を開けそこを通す荒技、通称
「強引なドリブル」を発動してなんとか引き込みに成功しました。
この間、私は手術中の機械出しのごとくドリルやライトを照らして執刀医をお手伝い。(^_^;)
正直、この作業はcovaりんがいなかったら完了できませんでした。
ありがとう、covaりん!
さて、この後は第1助手の自分の出番です。
強引にぶった切った配線を1本1本ハンダ付けして接合していきます。
配線1本1本がかなり細いので、スプライスで接合すると外れてしまう可能性があり、急遽ハンダ付け処理となりました。もってて良かった(^^)
ここでは電力供給車としてアドル大佐のアナハイムエレクトロニクス社製GGアテンザが半田ごてに用にAC電源を供給してくれました。
ありがとう、アドル大佐!
ぐちゃぐちゃな内部状態(^_^;)
そして、通電チェック完了!
午後4時をまわり、バタバタと後片付けをしてご飯を食べに行きましたとさ。
やれやれ。
と言うわけで、同時2台施工はできる状況じゃなかったですが、covaりん号の施工の際の手際は格段にアップするはずですね。
次回(今度は例のヤツだから、次々回か)お力になれれば何なりと!
じゃん!
完成の図。
フル画面表示
ハーフ画面表示
無事、開通!
この写真はご覧の通り既に夜間ですが、自車のライトと街灯の環境光ではこのぐらいに映ります。
もちろん、日中であればまったく問題無く映像が映し出されました。
一つ、注文があるとすれば、もう少し寄った画像だと良かったかな。
ひとまず、後は慣れの問題でしょう。(^_^)v
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Posted at
2015/04/13 12:05:57