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今を遡ること約2か月、2020年1月12日（日）にポルシェ・マカンを注文した。

頭金を用意するため、その3日後には自動車買取店に赴き、愛車M140iを委託販売により売却することにした。
ネットに掲載されてから16日が経過した2月2日（日）、2組の商談を経て次のオーナーが決まった。
商談が入るまでは少し日数を要したものの、思ったより早く嫁ぎ先が決まり、マカン購入に当たっての課題の一つであった「頭金の準備」をクリアできた。
見た目も走りも絶好調のM140i、次期オーナーの元でも可愛がってもらいたい。

もう一つの課題は「駐車場探し」である。
居住するマンションの機械式駐車場にマカンは収まらないため、必然的に月極駐車場を探さなければならなかった
しかし、駐車場探しがこれほど難航するとは想像していなかった。
自宅付近の月極駐車場はどこも満車で、10件以上問い合わせて、自宅から1km近く離れた場所にようやく空きを見つけることができた。
2階建ての1階部分であるため雨風を多少凌ぐことができ、出入口も広いため入出庫時のストレスは少なそうだ。
駐車場探しに当たっては、地元の不動産会社の対応に誠意を感じたり、某鉄道会社の名を冠した不動産会社の対応がイマイチだったりと、企業体質を垣間見ることができたようでいい社会勉強になった。
貼紙に「募集中」とあったのでネットで問い合わせたものの返信がないため電話をかけると「既に満車です」と回答され、後日、通りがかりに見るとカーシェア用に変わっていた駐車場もあった。あれはいったい何だったのだろう...。

今回の経験を通じて、生粋のスポーツカーブランドであるポルシェは、「買う」というより「買わせていただく」という表現の方が正確かもしれないと感じた。
憧れのマカンを手に入れるまで、いくつものハードルを乗り越えなければならなかった。
それは、いま見てきたような問題であったり、納期までの長い期間であったりする（愛車を手放すタイミングや、車が手元にない期間にはカーシェアの利用などで賄う必要がある）。
今回はいわゆる発注済みの車を選んだため経験していないが、多数のオプションから自分仕様に仕立てるオーダー方法も（楽しい？）ハードルの一つであろう。

いくつもの苦難を乗り越えて、ようやくポルシェを手に入れることができた。
日常の中に非日常をもたらしてくれるであろうマカンの納車まで、あと3週間弱。