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これから海へ山へ車を走らせる機会が増える方も多いだろう。

高速道路どこまで行っても１０００円等という愚策（と私は思っている）のお陰でますます渋滞が増えるに違いない。

そんな高速道でのいわゆる交通集中による自然渋滞を回避・・・というか積極的に解消・防止する方法があるという。

東京大学航空宇宙工学専攻の西成教授によると、この画期的な方法は既に実証済みで、ドライバーの心がけ次第で大幅に渋滞を緩和できる可能性を秘めているらしい。

高速道での渋滞にはまって気が付くのは、渋滞の車列に入り、しばらくのノロノロ運転が続いた後、またいつの間にか流れ出して、何事もなかったように渋滞が解消する。「いったい今の渋滞は何だったんだろう？」そう思ったことは一度や二度じゃないのではなかろうか？

車線規制や事故があるわけでもないのに発生する渋滞は、本来整然と車が進んでゆけば起こるはずのないものなのである。このような自然発生的渋滞の６割が「サグ」と呼ばれる坂道で起こるという。中央道小仏、東名道大和が例である。

よく言われることなので、その発生メカニズムをご存じの方も多いと思う。坂道で車速が落ち、車間が詰まった後続車がブレーキを踏み、ブレーキの連鎖が生まれ、後ろに行くほどブレーキは強くなり減速幅も増える。この状態が５－１０分も続くと渋滞になるという。渋滞が発生すると、後続の車両はいち早く渋滞の車列に付き、はやく渋滞を抜けようと、むしろスピードを上げる車がでてくる。こうして、渋滞はどんどんと長くなっていくのだ。
では、このような渋滞を解消するという究極の運転法とは？？？
ーつづくー