
走りについて考察してみたいと思います。
まず330eの第一印象ですが、最初に特筆すべきは静粛性です。EVで多くを走る為、あたり前といえばあたり前ですが、前車のAH3に比べて静粛性が上がっています。
特に窓ガラスは熱も音も間違いなく透過率?が向上しています。
AH3に最初に乗った時にアイスト状態になった時の静けさはビックリしましたが、走行中も静粛性が高いのは、330eがEVとしてのキャラを強く出したかったからでは無いのでしょうか?
(音に関しては、また別の機会に書きます)。
加速はAH3に全く敵いません。なんせ2000cc対3000ccなので、高速の100km以上での伸びやかな追い越し加速では、シルキーシックスに全く敵いません。0-100 5.3秒は伊達ではありません。
ただ、アクセルのツキで言えばモーターアシストの強い330eに分があり、中低速での加速はかなりの重力を首に感じることができます。
写真はスポーツ表示モード。加速で掛かるGが表示出来ます(・・・が、多分使いませんね。きっと^_^)。
数字的にも330eは一応のスポーツカーの目安である6秒を切っています(5.9秒)。因みにG20 330iは5.8秒。要は一昔前のe90 335i のシルキーシックス並み(5.9秒)の加速を2000ccで実現しているので日常で不足を感じる事はありません。
営業さんが、330eは速い! っと言ってるのはこの加速を指しているのだと思います。
更に違いをあげると、奥さんが運転する街中でのシチュエーションではエンジンが掛かることはまず有りません。
AH3ではEVだけでの走行は実質無理だったのですが、街中に限って言えば330eは完全にEV走行可能と思って良いです。
またガソリンを使わなくて良いので精神的にはアクセルを躊躇なく踏むことに罪悪感が薄く、助手席の奥さんは前より荒いアクセルワークになったと思っているかもしれません。
一方高速ではEVだけではパワーが足りず、すぐにエンジンが掛かります。この辺りのマネージメントはほとんど意識することなく洗練されています。
纏めると、ここ一発のパワーを感じたいなら伸びやかなシルキーAH3、街中で日常的に直線的なモーターのアクセルのツキを愉しみたいのなら330eとなると言うのが感想です。
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2021/09/17 15:53:34