651系 普通 富岡行き
富岡駅から折り返しの651系 普通 いわき行き
651系の普通運用は
いわき 10:27→富岡 11:09
富岡 11:28→いわき 12:10
いわき 16:13→富岡 16:54
富岡 17:04→いわき 17:46
の1日2往復のみで、次に来るのは夕方になるのでその間に昼食をとりに行きました。
場所は変わって道の駅「よつくら港」で海鮮丼を食べ周辺を散策。

冒頭でも述べた通り撮影日は3月11日、東日本大震災(東北地方太平洋沖地震)から9年の歳月が経ちました。
私も海に向かって黙祷。
当日は天気は良かったですが風が強かったです。
真ん中にあるガードレールを境に大きな防潮堤が整備されていました
10tダンプの高さでもご覧の通り
この位の高さでないと防げない程の津波、改めて亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
いわき駅
651系デビュー当時は平(たいら)駅でしたが1994年に現在のいわき駅に改名されました。
駅前にあるビル"LATOV(ラトブ)"で愛車を停めいわき駅のホームへ

E657系
厳つい顔が印象の現在の常磐線花形特急電車。
スーパーの名がとれて「ひたち」、「ときわ」として運行中。これで時速130キロは迫力があると思います。まだ乗車した事がありませんが、機会があればこれに乗って大洗に行ってみたいです。
交直両用のパンタグラフ
パンタ周りが直流電車と異なりいろんな機器が付いていて個人的に好み。
グリーン車だけでなく他の車両も1両につき1ドア
657系のドア数は、485系と同様に本来の特急電車の基本を踏襲しています。
尚、651系はグリーン車のみ1ドアで普通車は2ドアです。
車体間ダンパを全車に装備
先頭車とグリーン車にはフルアクティブサスペンションを搭載
E501系
209系をベースに機器類を交直両用にした車両。デビュー当時のインバータ制御装置はシーメンス製(ドレミファインバータ搭載で有名なのが京浜急行の2100形と2代目1000形初期車)を搭載していましたが現在では全て東芝製に置き替えられています。
菱形パンタグラフからシングルアームパンタグラフに変更
近年では交直セクションでの故障が多くなった為なのか、水戸以北の運用になっているみたいです。

結局近郊型でトイレ無しは厳しかったらしく後でトイレを設置しました
磐越東線 キハ110系
E531系
TX(つくばエクスプレス)に対抗して開発された車両。ベースはE231系で130キロ運転をする為に足回り、その機器関連は特急電車のE653系を採用するスペックの高い通勤車両。ぱっと見はE233系に見えますがE231系に準じて行先表示器は3色LED、デビュー当時は15両全て普通車でしたが2年後にグリーン車を連結しました。
現在の常磐線の主力車
やはり使うメーカーはここですよね
お目当ての車両が留置線から出てきました
今見ても古さを感じさせないデザイン、学生時代上野駅構内でよく写真を撮りに行きました。
651系
キャッチコピーは『タキシードボディのすごいヤツ』
JR発足後の初めての特急で在来線で初めて130キロ運転をした電車。
特徴的な正面表示はLEDを採用、今回は普通運用の為無表示。

普通富岡行きの幕は昔は無かったと思うので新たに作られたのかな?
車内


ボックスシートにセットされている
いわき駅~富岡駅間で折り返すので、進行方向にセットすると折り返し時に時間が掛かる事と、それに関わる人員が必要になるのであえてこの状態にしたのでしょうか。
乗り心地は現在の特急列車のシートと比べて柔らかめです。
シートを進行方向にしてみました
終着駅で元に戻します。(富岡駅で戻しました)
特急スーパーひたちに乗車している気分
カーテン
普通車でも読書灯が装備されていました。設計した時代背景もあり気合の入った車両だったことを感じさせます。
スポーツカーの様な1本ワイパー(シングルワイパー)も似合う
某社のコンパクトカーみたいにコストカットではなくデザインでシングルになっていると思われます
。
現在、常磐線に残っている651系は2編成で全て4両の付属編成のみ。その他の編成は廃車されたり、高崎線や伊豆方面の観光列車IZU CRAILE(伊豆クレイル)などで活躍しています。
高崎線やIZU CRAILE(伊豆クレイル)で走っている651系(正確には651系1000番台)は交流電化区間には対応できない仕様の為、今後651系が常磐線で走る事はもうないかもしれません。
発車時刻になり乗車。
草野駅ではE653系の国鉄色が留置されていました。
個人的には651系を国鉄色にしてほしかったです。485系ボンネットと651系のボンネットっぽいデザインが似合うと思います。
水平線にいる船体の側面に大きく描かれている太陽のマークは"さんふらわあ"
遠目でも分かる船、いつか乗船してみたいです。
現在の終着駅、富岡駅
富岡駅~浪江駅間は不通で、あと3日後には全線開通する予定です。
海側を見ると復興するまでまだ時間が掛かりそうな感じでした。
タキシードボディも少々汚れてましたが、沿線の利用者の為に毎日普通運用に働く651系はよりカッコ良く見えます。
駅には線量計があり、調べてみると生活に支障のない数値のようです(なっていたら入る事ができない)
戻りの列車も651系に乗車。時間的に帰宅するサラリーマンの方が多く立ち客も見られました。

いわき駅に戻ってきました
懐かしい2形式の車両、久しぶりに見れて良かったです。
そして2020年3月14日、約9年ぶりに常磐線全線開通しました。おめでとうございます。
帰りは恋する小惑星EDを車内で聴きながら常磐道を流して帰宅しました。
コロナウイルスが収束したらスズヤベーカリーに行きたい
その後、私が乗車したK201編成は2020年4月2日に勝田車両センターから郡山総合車両センターへ廃車回送されました。651系K201編成お疲れ様でした。
宜しければどうぞ