
こんばんは。
富士急行のフジサン特急2000系が引退するという事で1月31日(日)に乗りに行ってきました。大月駅まで車で行きたいところですが、塩カルなどの影響もあるので八王子駅周辺の屋内駐車場に停めて、そこから電車で行く事にしました。

八王子駅北口
アニメ『干物妹!うまるちゃん』第5話「うまると夏休み」でうまると一緒にショッピングする海老名ちゃん達との待ち合わせ場所。
昼間は人が多い場所なのでこの時間に撮影できて良かったなと。
撮影後、大月方面の電車に乗ります。

この車両には私だけ。
停車駅によっては半自動ドア用のボタンを使って乗り降りしますが、ドア上部にある液晶画面の案内も通常とは少し違うんですよね。

猿橋駅
ドアの開閉ボタンの案内表示が出ます。
この案内が出ると

ドア付近にある開閉ボタンが点灯します。
「あける」と「しめる」で色分けしており、ボタンを発見しやすいと思います。

電車は大月駅に到着

大月駅前

富士急行大月駅入口付近には元小田急20000形RSEのフジサン特急車両「8000系」。改札窓口でフジサン特急フリー切符を購入しホームへ

元京王5000系同士の並び
左側は京王色の1000形、右側は1200形。
右側の電車から先に発車するので乗車する事に。

車内はセミクロスシート。クロスシートは転換式なんですが、自動ではなく手動で動かします。乗車中に車掌さんが手で動かしていました。

大月駅では霧が濃かったですが

富士山駅に着く頃には霧が晴れて富士山も見えました。

河口湖駅到着
手前には旧標準色にリバイバルされた1200形、その奥には特急「富士山ビューエクスプレス」としてこの春デビュー予定の元JR東海371系。その隣の205系の中間車は6000系の部品取り車でしょうか。

予約した着整理券を窓口で購入しました。

改札口付近には2000系引退記念のメッセージボードが設置してあり引退が近い事を感じます。
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富士山に近い鉄道とあってか、富士山観光の外国人観光客が多いみたいで
その理由の一つ、トイレにあった張り紙なんですが
うさぎの絵がシュール(笑)
個人的に好きです。

河口湖駅前

ヤマノススメのパネルがありました。
アニメで富士山にも登りましたね。

河口湖駅前から綺麗な富士山を望む

木の枝には沢山の氷が付着。
前日は雪や架線凍結の影響でフジサン特急は終日運転見合わせになり、当日も運行できるか心配しましたが、お目当ての2000系はコンプレッサーを回していたので問題なさそうです。
河口湖駅前には

富士山麓電気鉄道「モ1号」
富士急行の前身、富士山麓電気鉄道時代に新造した車両。上田電鉄に譲渡されていた電車を引き取り整備し復元しました。

乗車するのは8時47分発のフジサン特急2号
発車10分前に電車に乗車する事ができます。それまでは駅舎で待ち、
発車10分前になると駅員に切符を見せてホームへ進みます。

2番ホームに停車中のフジサン特急2000系

左側の部屋は乗務員室
小田急ロマンスカーとは違うんですね。

運転台

展望席は12席

乗務員室手前にはサロン席、こちらは6席あります。

スピーカーはパイオニア製なんですね。
パノラマエクスプレスアルプスではレーザーカラオケがありましたが、それも関係するのでしょうか?

その後ろは一般席になっています。

1号車の車内全体はこのようになっています。

2号車 車内

自動販売機、向かい側にはTVモニターが設置されています。

個室もあり、乗車券(人数分)+特急券(人数分)+指定室券(1枚)で利用できます。

3号車 車内
他にはトイレも完備されています。

連結カバーの上にある穴はTVカメラ。

駅名標とフジサン特急

この日も予約で満席でした。予約しておいて良かったです。
発車時刻になったので席に戻ります。
という事で・・・・
何とか一番前をゲットできました!
これで今年の運は使い果たしました(笑)
動画を撮りながら展望席を堪能。
途中、切符の検札と記念切符の受け取りにカメラをダイナミック落としをして

大月駅に到着

分散クーラーと通風器
錆ついてますがまだ機能しているんでしょうね。
ちなみに個人的に好きなクーラーのカバーはAU12のキノコ形カバーです。

昭和44年に誕生。今年で47歳。

車端ダンパの車両と車両をつなぐ棒はありません。
あまりスピードが出ないから外したんですかね。

今度は3号車の一般席に座りました。
元ジョイフルトレインで元全車両グリーン車なんで足元はたっぷりしています。
シートもリクライニングできますし快適です。

富士山駅で降りて、別の電車に乗り換えします。
富士山駅を出発してすぐに

2000系の部品取り用と思われる169系がありました。2000系が廃車になればこの車両もいなくなるのでしょうね。

ブルートレインがある駅に降りました。

下吉田駅
旧国鉄時代の名古屋駅を模した外観になっていて、2009年にリニューアルしました。

先程のブルートレインに行きたかったので下車しました。
当日は開放していたので入る事ができました。

通常は入場料100円なんですが、フジサン特急フリー切符では無料です。駅にてフリー切符を見せればブルートレインテラスの入場券が貰えます。

冷水器って日立製なんですね。

B寝台

取っ手を左右に引くと

ハシゴになります。
ブルートレインの隣には

貨物のト 104とワフ1、2。こちらも見る事ができます。

関東富士見百景で有名な忠霊塔があり、せっかくなので

歩いてみる事に、ただ午後になると次第に雲が出てきました。

ちょっwまだ階段が続く(汗)397段あるそうです。
簡単に登れると思ったんですが考えが甘かったです。そして・・・
やっぱり見えませんでした!!
ここからもう少し上に行けるので更に登ってみました。

下の雪は水分を多く含んでいて歩きにくかったです。

なんとか浅間公園頂上に到着。ここで一休み。
富士吉田市を一望できます。

下吉田駅が小さくジオラマみたいです。ちょうど6000系が来ました。
景色を見た後、駅へ戻ります。

フジサン特急は下吉田駅通過なんですが、ここで上り電車とすれ違う為に停車します。
数十分後・・・
来た電車は

トーマスランド号(5000形)
どことなく旧国鉄の車両に見えなくもないですが、富士急行が1編成だけ自社発注した電車です。今のところこの電車以降自社発注した電車はありません。

乗務員室の手前には「キッズ運転席」があり、その名の通り子供用の運転台です。

ボックスシートが並ぶ車内
国鉄急行型の車内に似てます。
ヘッドカバーに描かれているのは「トーマス」と「パーシー」

ロールカーテンは「ヒロ」と「トーマス」。

車端部には自動販売機が設置

三つ峠駅で下車
車掌さんがプラットホームにいる子供に手を振っていまして何とも微笑ましい場面
でした。
ヤマノススメでも出てきたのでここから少しだけ巡礼します。

エンディング場面
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三つ峠駅前にもヤマノススメのパネルがありました。
撮影後、次に乗車した電車は

富士登山電車
フジサン特急フリー切符では乗車できません。着席券が必要で別途200円を払えば乗車できます。
電車は2両編成で、赤富士、青富士と分かれています。
この電車で大月駅まで乗車します。

赤富士

木を沢山使用した車内
この電車を手掛けたのは有名な工業デザイナー水戸岡鋭治氏がデザインしました。
富士山関連の本を設置したりソファー席や展望チェアなどお好みの席を選ぶことができます。

車椅子のスペースも設置してあります。

青富士

こちらも木を沢山使っている車内
サービスコーナーもあり、富士登山電車オリジナルグッズなどが販売してます。

この富士登山電車、元々3扉だったのですが、真ん中の扉の部分を塞ぐ改造をしています。画像右側の窓は戸袋になっていて3扉だった頃の面影が残っています。
車体色は河口湖駅前にあった「モ1号」のさび朱色で塗装されていて、レトロな雰囲気を感じます。

三つ峠駅を出発すると大月駅までノンストップです。フジサン特急と停車駅が異なりますので下車する場合は注意が必要です。
途中、アテンダントによる観光案内や写真撮影のお手伝いなどのサービスをしていました。

大月駅に到着
富士登山電車は1日4本しか運行されないので利用する場合は時間を確認した方がいいかもしれません。

京王色と富士登山電車との並び

富士急行線直通の成田エクスプレスが入線。
この後、帰路に就きました。

本日2月7日(日)がラストランになり元165系の終焉を迎えます。
近々フォトアルバムにもアップする予定です。