SX125フロントホイールのオーバーホールその4
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
冷凍庫でキンキンに冷やしたベアリングをハブに圧入します。ネット記事では「上に置いたらスコンとはまる」なんて書いてありましたが、そんなに縮むわけないでしょー(笑)
コンコンと軽くハンマーで叩いて入れていき、ツライチまで入ったらソケットレンチのコマを当てて、さらに奥まで叩き入れます。ここで間違ってシールを叩いたら確実に壊しますので、注意して叩きます。片面入ったら、裏向けてカラーを入れ、もう一つのベアリングを叩き入れますが、叩きすぎるとカラーを両側のベアリングで強く挟み込む形になって回転しなくなるので、振ってカタカタ鳴る音を参考に多少の遊びを持たせます。私は叩きすぎて回らなくなったので、少し戻しました^^:
2
さー、やっとメインイベントのスポーク張りが出来ます。
スポークは内掛けと外掛けで長さや角度が違う物があるようですので、注意が必要です。私のSX125のフロントは随分見比べましたが、全部同じ物のようです。リアは違うのかな?
3
まずは印を付けておいた箇所1本を入れ、外す時と逆に外掛けからスポークをかけていきます。ハブ側から差し入れ、外輪側の穴に差してニップルでネジ止めしますが、ここではまだ外れない程度に指で軽く締めるだけにしておきます。外側の穴は、4つおきに差すことになります。
片面の外掛けが終わったら裏返して、逆側の外掛け。次に内掛け、逆側の内掛けの順に全てを取り付けたら、少しずつ均等に、指でネジを締め込んで行きます。
4
手持ちの木材で簡単な調整台を作ってみました。
この時点ではスポークの張りが均等ではないので、ホイルはきれいな輪になっていません。ホイルを回転させると、ユラユラと不均一に回転します。
5
適当な木材に定規を乗せ、ホイルの外周に先端を当てて回転させると、半径が大きい部分だけが定規に接触するので、その部分のスポークのネジを外側からマイナスドライバで少しだけ締めこんで半径を小さくします。何度か繰り返したら定規の当たりが均一になり、差が0.5mm程度まで追い込めました。
次に、リムの内側のどちらかに定規の角を当ててホイルを回転させると、半径方向だけでなく左右にも少し振れています。一番当たる部分が一番出っ張っている部分になりますから、その部分のネジを少し締める、回転させてまた少し締める…これの繰り返しで、少しづつ左右のフレを修正しながら真円に近付けていきます。
6
後日、タイヤを組み込む段になって最終チェックしたら、張りが均一ではありませんでした。そう、マイナスドライバで締め込んでたから締みが全然足りなかったんですね。
7
専用工具を使って、明らかに張りが弱いネジを締め込みんでから、さらに振れを確認しながら少しづつ締め込みます。本来はトルクレンチで規定トルクに締め込むのですが、ここは素人整備ですから通称「手トルク」、感覚だけで同じ全てのネジを同じ強さで締め込みつつ、振れも取っていきます。締める方向だけで追いつかなければ、少し逆側を緩めることでつじつまが合うこともありました。
8
ホントの最終チェック、左右のフレ、半径の違いも0.5mm以内に収まりました。これで合格でしょ~。
[PR]Yahoo!ショッピング
入札多数の人気商品!
[PR]Yahoo!オークション
関連コンテンツ
関連整備ピックアップ
関連リンク
この記事へのコメント
ユーザーの設定によりコメントできません。