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Dai@h.works黒槍のブログ一覧

2006年08月29日 イイね!

ご無沙汰です・・・(謝)~この夏の仕事~

ご無沙汰です・・・(謝)~この夏の仕事~ 実は、最近みんカラから離れていたのは、こっちの方に原因があるかもしれません。


 自分の所属する病棟は、結構な頻度で患者さんが出入りします。急性期治療病棟の特性上、入退院のほとんどはこの病棟で受け付けています。


 この夏も、ハードな患者様が多く、相変わらずゴタゴタしています。そんな中で、受け持ち患者様のカンファレンスで感じる退院後の方針の詰めの甘さ、普段の視点の甘さ、とめどない訴えをされる患者様の前に立った時の自分の感情、日々の業務の煩雑さ、暑くて体調もダレがちな日々に追い討ちをかけてくれます。


 そんな中、先日久々に超ハードで有名な患者様が入院されました。統合失調症に知的障害、精神遅滞が加わり、おまけに難聴で疎通が取りにくいと言った感じです。

 
 入院後、早速気ままな訴えが大声で繰り返され、こちらが説明しても聞こえない、分からないの連続、おまけに寝れない、食べれない、思い通りにならないで泣き叫び、いま病棟の中はてんやわんやです!


 先日の夜勤で、その方は案の定眠れない、家に電話しても繋がらないで大声で泣き叫び、執拗に訴えを繰り返されていました。こちらがこんな夜に訴えられても対処できないのに、通じない患者様。大声で響く訴えと泣き声に、毎日がいっぱいいっぱいで、先日ついに我慢の尾が切れてしまい、強く怒ってしまいました。しかし、そんな思いもどこ吹く風、追加の睡眠剤をあげても、安定剤の注射をしても効かず、もうホントどうにかなりそうな状況でした。

 
 そんな時、強く怒ってしまったことに強く自己嫌悪に陥ってしまい、仕事も手につかない状況でした。


 看護師でも、特に精神科看護師は日々の業務の中で知らないうちに強いストレスを受けます。そして、どうにかしてあげたい思いから、とめどない訴えの中でそれに答えようとする看護師がいて、答えられなかったときに強い自己嫌悪に陥ってしまいます。


 しかし、自己嫌悪に陥ったときふと思いました。どこかに患者様の苦しみより自分のストレスを回避しようとしていないかと。患者様より、自分が辛いからどうにかしようとしていないかと。


 幻聴や妄想、的外れで支離滅裂な訴えに向き合うことはとてもストレスです。最近いろいろな原因から自分自身の関わり方が感情交じりの自分勝手に陥ってないかと、強く考えるようになりました。


 しかし、解決の糸口はなかなか見つかりません。こちらがじっと耐えて、とにかく平静さを保てるように関わるしかないのでしょうか?


 先にも述べましたが、日々のストレスの中から自分を追い込むことは多々あります。そんな時に、自分を見失いがちですが、その中でどれだけ自分の感情に気づけるか、この言葉をふと思い出したとき、全然気がつけていないことに気がつきました。


 そして、自分自身ストレスをうまく発散させられているのでしょうか?最近相方とは平穏に過ごしていますが、他のプライベートでもちょっとしたゴタつきがあり、板ばさみになっていることにも気がつきました。


 正直なところ、自分もストレスの発散はうまい方ではないと思います。そして、つい我慢してしまい、そいれが知らず知らずのうちに溜まってしまい、苦しむことになります。


 この状況、患者様をどうにかより、自分自身を保つことの方が重要なような気がします。なかなか出来ませんが…


 とりあえず、来月のサーキット、ジムカーナを楽しみに、乗り切っていけばと思いますが…
Posted at 2006/08/29 16:04:31 | コメント(3) | トラックバック(0) | 看護記録オフィシャル編 | 日記
2006年06月19日 イイね!

仕事で聞きかじったこと

仕事で聞きかじったこと 仕事ネタが続いています当ステーション。


 今日は遅番でした。この勤務、たいがい準夜の後につくことが多く、夜中に帰ってきて、2~3時頃入眠し、10~11時頃起床、12時半には出勤で13時から21時まで、帰ってきてうだうだしてたら23時過ぎ、ボチボチ寝ようか、と言った感じで、


 何やらビミョーですこの勤務。(笑)


 この日に、以前受け持ちだった78歳の男性の患者さんの話になりました。

 この患者さん、去年の春入院され、看護師免許取立ての自分が受け持ちになりました。お兄さんと2人暮らし、兄が体調不良で入院してしまい、一人では生活困難と言う判断で、市役所や保健師が間に入って入院となりました。

 当初自分はその人のためになるように、まずは信頼関係から、とコミュニケーションに重点を置いてかかわりました。しかし、この方は生活保護を受け、家も家賃を払っている状態で、其の家賃が滞ってしまうと言った事態になりました。

 この方、「世界から病気を無くした薬を開発した」と言う妄想が強く、お金の支払いや、今後の方法について話を進めようとしても拒まれてしまい、なかなか前に進めない状況でした。

 そうこうしているうちに、家は差し押さえられ、とうとう帰る家がなくなってしまいました。この方、1人で暮らすのは困難といったものの、元々の生活能力は年齢から考えても非常に高く、バスに乗る、通帳とハンコでお金を出し入れする、買い物をするといったことは全てきちんとこなされていました。

 去年の夏、家がなくなったことを告げましたが、さして状態が悪化することもなく、冬を越し、入院期間が1年になろうとしていました。そこで、今後の方向性について、病院の施設に入り、暮らしていく方向になりました。

 そして、今年の春開放病棟に移り、5月の末に無事施設に入所が決まり、退院となりました。

 聞くところによると、この方施設の職員もビックリするようなほどの料理を作り、日中は他者との関わりは少ないものの、家がなくなる前に楽しみになればと持ってきた椿の木の手入れをしながら過ごしているそうです。

 この患者さんの関わりは、先にも書きましたが急性期病棟の役割や、退院を考える上で重要なことを学ばせていただきました。症状に捉われすぎない、幻覚妄想があっても日常生活がきちんとこなせ、他者に迷惑を掛けず生活がきちんと送れれば退院は可能と言うことを痛感させられました。この方との関わりは、自分がこれから精神科に勤務する上で、大きな学びを得た関わりでした。

 でも、無事に退院し、きちんと生活できていることを聞いてとてもホッとしました。おして、とても嬉しく思います。

 今度同じような状況の患者さんが入院してきたら、同じミスだけしないように気をつけたいですね。


 *写真は患者さんが大切にされていた椿の木です。以前一度だけこっそりとこの方の家を訪問し、見事に見つかってジュースをご馳走になったことを思い出します。

 ホント良かったです!残りの人生、その人らしく過ごしていただけることを願うばかりですね。
Posted at 2006/06/20 16:48:14 | コメント(0) | トラックバック(0) | 看護記録オフィシャル編 | 日記
2006年06月18日 イイね!

何気ない患者さんの一言

何気ない患者さんの一言今日は相方のクルマのオイル交換に行きましたが、


 見事に地上高不足でお断り…(泣)まさかロワアームとは、やられました…でも、外すのも何だし、公爵の館に相談したら、


 そんなんうちに持って来られよ!ってそれもそうか…(笑)何でも、富山県ではひとつ吊るし上げられたようで、それでは神経質なことをいうのも仕方ないですね…(汗)


 と、その後自分は仕事だったわけですが、そこで病棟を変わられた患者さんが、自分のところに来て一言言いました。


 ここは天国やったわ。今の病棟は朝からやることがいっぱいで…


 この言葉に、一瞬ドキッとしました。天国?この言葉に、今の病棟のスタンスについて考えさせられました。

 自分のいる病棟は「精神科急性期治療病棟」です。ここは、入院を受け持ち、統合失調症の場合、入院時は病状が幻覚、妄想状態が強く不穏、興奮が著しい方もいます。

 そんな病状の鎮静化を図り、自傷他害から守るのが当病棟での一番の目的となります。

 その後は、病状が安定してから退院に向けて本人の周囲を整え、その人が望むような退院を考えていく、これが自分の考える急性期病棟の役割と考えます。

 しかし、自分は以前、入院と同時に退院を考えていく、入院当初より退院に向けて家族、収入、住居などを整えていく必要があるとここで書きました。今でも、これはとても重要なことだと考えています。

 しかし、現状は調子が良くなったら退院と言ったパターンが多く、反面入院期間が長くなっても病状はとりあえず落ち着いたものの、退院が見えてこない、あるいは退院先がない患者さんもまれにいます。

 そんな時に、開放病棟に移り、生活する知識、技術を身につけ、退院後の生活をより具体的に、きちんとできるように指導を受けます。

 この「ここは天国」と言った患者さんは、開放病棟に移りました。そこでは、毎日日常生活技術を指導されています。

 今まで自分は、この日常生活技術を身につけることもまた、急性期病棟では重要だと考えていました。しかし、何も考えずに、とにかく休養を優先する、これもまた大事なことではないかと考えさせられました。

 病状が落ち着いたものの、何もやる気がない、できないと言った患者さんは今まで何人も見てきました。でも、休ませてあげることもまた、重要なことではないかと思いました。

 きっとそれは人それぞれなんでしょうが、ここのところもきちんと見極め、また医師の方針をきちんと把握し、その人に合った退院を考えていければと思います。

 病棟にいると、患者さんの何気ない一言が時折思いっきり考えさせられることがあります。その人をきちんと捉えて、その人に合った退院後を一緒に考えていけるようになりたいですね。
Posted at 2006/06/20 16:15:59 | コメント(0) | トラックバック(0) | 看護記録オフィシャル編 | 日記
2006年06月17日 イイね!

研修に行ってきました。

研修に行ってきました。今日は、久々に日本精神科看護技術協会支部の研修に行きました。

 場所は、金沢から能登に向かって40分近くのところにある「県立看護大」。久々に津幡バイパス~能登有料というコース。途中の津幡バイパスでは、異様なまでの白いバイクの多さに滝汗でしたが、それなりのペースで(どんなペース?笑)走りました。

 この能登有料、あの有名な「千里浜:ここはクルマで波打ち際を走れる砂浜。きある号でも可。」を含む、海沿いを走る有料道路で、海を見ながら走れるという、結構気持ちいい道路です。しかも、道が広く直線が続くので、踏んでいけるんですねぇ。(笑)

 
 大学に着き、手続きをして講義室に入り、病院の人間も多くいたのでそこにお邪魔して講義を聴くことにしました。

 実はこの講義、内容が「初任者研修」と、もう初任者ではないのですが(笑)自分がお世話になり、しかもピンチなところで自分と言うものを気づかせてくれた、恩師でもあります。

 この講義では、朝先生に「今日もヨロシクです」とメールしたところ、どこが良かったのか「このメールを一部講義で引用します!」と返事あり、滝汗でした。(笑)

 と、早速メールの引用からスタートの講義。


 今回、この抗議に参加しようと思ったのは、最近の自分の患者さんに対する対応を見直そうと思ったからです。自分も看護師免許取得後1年近く経ち、仕事にも慣れてきてました。そんな慣れや、この冬活躍していったパーソナリティ障害軍団、最近の入院患者さんは年齢も幅広く、去年の今頃に比べると仕事内容もハードな部分が求められ、ストレスが溜まりやすく、それが少し患者さんにフィードバックされそうになっていると感じたからです。

 この講義では、特に患者さんとの関わり方を中心に話が進みました。「患者理解と信頼関係の成立」というところでは、ポイントとして「患者に関心を持つ:いつもあなたを気にしている、分かりたいといったメッセージを投げかける」「患者と時間を共有する:共にレクやOTに参加する、散歩するなど」「患者の隠されたメッセージに気づく:隠されたメッセージとは、その言葉やしぐさ、表情などから読み取れるメッセージ。これは読むのが難しいです」などです。 

 最近の自分、ここまで気を配って患者さんの前に立っていたことがあったかな?と考えます。これこそ、忙しさや慣れ、ストレスからおろそかになっている部分かな?と思いました。

 そして、一番考えさせられたのは、「安心の保障」です。ここで、ある一文を紹介します。


 生後まだ1人で生きていけない赤ん坊は、母親に全てを委ねて生きていくしかない。母親はその無力な赤ん坊を抱きかかえながら、あやし、乳を与えて空腹を満たし手厚く世話をするのであるが、母親は赤ん坊への深い愛情を受け取り、心地よい満足感を得る。そして赤ん坊が満足売れば、それは母親の満足となって返ってくるのである。この母親の世話を通して経験される肯定的で安全な世界に包まれた感覚を、シュヴィングは「母なるもの」と呼んでいる。
 しかし、この母なるものの体験を、幼い子供の頃にうまくいかず、未だ愛されているという充足感、安心感を体験することができていない一群の人々がいる。その人たちが精神障害者であるとシュヴィングはいう。
 そして、看護の役割は遅ればせながらその母なるものを提供することだとシュヴィングは述べている。


 です。特に精神科看護は、この一言に集約されていると思います。

 愛情不足な一群の人々=精神障害者とは極端な気もしますが、最近ニュースを騒がせた秋田の殺人事件の母親は、この背景が考えられていますし、大阪であった小学校での殺人事件は、代表的な例ですね。

 と、話を戻して、最近の自分は患者さんにとって安心感を与えられているか?です。これまた先の理由からおろそかになってないか考えるところです。特に、相手が安心できなければ信頼関係が結べないですから。これhいろんな場面で考えるところです。

 最後に印象に残ったのは、「自分の感情に気づく必要性」です。精神科看護は、時として患者さんの自殺や自傷行為を目の当たりにしたり、激しい感情や暴力を受けたりします。しかし、看護師とは、他者に役立つ仕事をしたいと思っている人が多く、マジメで一生懸命働く傾向を持っているため、自分のストレスに気づきにくいと言われる(一部抜粋)」という部分です。確かに、どんなことがあっても、「相手のために」と飲み込んでしまう、自分も経験しましたし、周囲にも多くいます。うまくこれらのストレスを発散し、いつもイコールコンディションで患者さんの前に立つことが大事ですね。

 忘れかけていたことを再確認した研修でした。また、新しい気持ちで仕事していきたいと感じました。
Posted at 2006/06/20 11:52:34 | コメント(0) | トラックバック(0) | 看護記録オフィシャル編 | 日記

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