
先のブログ、なぜ途中で話を切ったかというと、
ここからが重要で、感動だからです!
久々にお会いできたN名人、自分はタカスの感想、今の走りの状況、今後の計画と方針について話し込んでいましたが、となりの相方が難しい顔して黙ったまま。しまった!また気分を害することでもあったのか!と内心ちょっとドキドキしながらいたら、相方は静かに口を開き、こういいました。
ATってやっぱ不利ですか?
実は相方、最近ずっとハマってました。スポーツ走行をすることに対するATコンプレックスはずっとあったのですが、今年に入ってN名人から「ATにはATの走り方がある」という言葉から極めようと努力していました。その姿は自分から見ても頑張ってるなぁと思っていましたし、いろいろ考えながら走っていたようです。
しかし、ATの走り方を教わったのは7月、それから三国競艇を2回、タカスサーキットを1回走りました。その結果は、納得の行かないものであったようで、いつも悩み、しまいには「ATでは走れないのか?やっぱパワーがあってMTじゃないとダメなのか?」と話すようにまでなってしまいました。
自分はその都度「そんなことは無い。ATだからと走れないことは全く無い!」と言い続けて来ましたが、なかなか伝わらなくて、ついケンカに発展してしまうことも…
そこで、ずっとプロの第三者の意見が聞ける機会を伺っていました。そんな時、偶然N名人とゆっくりと話せる機会が得られました。
相方が最初に放った言葉に自分も驚きました!いつもなら自分で悩みこんでしまう相方ですが、自分の口からこんなにストレートに言葉が出てくるなんて!続けてATに乗る羽目になったこと、馬鹿にされた経験、ATだからと走り方を教えてもらえる機会が少なかったこと、今までサーキット経験は多かったけどそれが今に結びついていないこと、思いのたけは結構出ていたと思います。
そんな一生懸命話す相方、真剣に聞いておられるN名人を、固唾を呑んで見守っていました。(自分はそのつもりでしたが…口が…汗)
会話を聞くに連れて、見えてきたことがありました。それは、ATに対するコンプレックスだけでなく、人より良い結果を出したいという気持ちの強さでした。
相方とはこの話を何回かしたことがあります。人より良い結果を出したいという気持ち、とても大切だと思います!やはり好きで、楽しんでやっているからには結果というものは求めたいものだと思います。
そこで考えます。自分は今まで、走行会なるものには数えるほどしか出たことがありません。しかし、おかげ様でタイムは更新し続けています。それはどうしてか?
自分は走行ごとにレポートを書いて振り返りをします。走行中のデータ(天気、体感での気温、路面状況、クルマの状況:足の固さ、エア圧、水温など)を取り、途中で変更あれば変更も記録し、タイムや走りと重ねて後で考察する、というものです。(といっても大した内容ではないのですが…)そうして、次の課題や注意点を出し、次につなげていくというものです。
今までのタイムアップ、決して劇的に、ということはありませんでしたが、それなりに更新はしていました。タカスで天気やクルマの条件がいいとはいえない状況でそこそこのタイムを出せたのも、今までの経験がそこそこに生かされたからこそと思います。
人よりもいい結果を出したい、満足行く結果を出したい、そんな時に一番壁となり、立ちはだかる者は実は自分自身だと思います。結果というものは、人に出してもらうものではないし、そのときの自身の状況に対してのみ出るものだと思います。例えそのときに奇跡的な結果が出たとしても、元々その結果を出せるものが備わっていて、いろんな条件の中で引き出されたものだと思います。
結果を出す為に、人は努力します。目標に向かって、練習し、勉強し、挑みます。しかし結果というものは厳しいもので、その目標にずれがあったり、練習の内容や量にずれや不足が生じた場合、容赦なく反映されます。ここの見極め、行動ががきちんとできないと、何事においても満足行くものは得られません。
逆に、目標や努力が上手くかみ合い、こなせた時「勝利の女神」は微笑み、結果をもたらしてくれると思います。自分は勝利の女神はどこかにいると信じています!(笑)まぁなかなか微笑んでくれず、油断するとすぐにそっぽを向いてしまう気難しい存在だと思っていますが、誰もを見つめ、努力する人に微笑みながら結果をもたらす、実は結構ステキな存在だと思っています。(笑)
今までの自分が順調で、完璧とは決して思いません!しかし、自分なりにやってきたことはそれなりですが結果には結びついていたことはいえると思います。
ライバルだって結果を出したいと努力しているはずです。センスという言葉はあっても、先天的な天才という言葉はないと思います。もしあるとしたら、たまたま能力が少し優れていて、でも天才、達人と呼ばれる方々も、見えないところで膨大な量の練習や勉強を重ねていると思います。
そんな頑張るライバルに対して、ただ勝ちたいと思っても勝てるわけはありません。努力するライバルに対して勝つ為には、同じことをしても勝てません。自分のレポートを書くということは、人と違う努力の一つと考えています。(偉そうですいません)
いい結果が出る時、それは目標やそれに対する努力がうまくかみ合った時、突然に現れます。自分は一度だけ経験したことがあります。高校2年の時、やっと出れた北信越陸上の試合で結果が出ず、次の試合までにまず一番基本となる練習から徹底的にやり直しました。地味で、楽しいわけがありません。でも、次は結果を、満足をと、練習しているうちにいい集中力が出てきました。そして、その集中力を支えたのが毎日書いた日誌でした。今日の練習はどうだったか、次回は何に気をつけて練習すればよいか、毎日繰り返しました。
そんな練習が続き、次の試合。与えられる試技は練習2回、本番3回。でも、4本がファールになりました。ニヤニヤして見るライバル、でも焦りは一つもなく、迎えた最後の試技は見事に自己を大幅に更新するものでした。ニヤニヤしていたライバルは一転、「急にどうした!」と焦った顔して声をかけてきたのを今でも良く覚えています。
ずっと、顧問の先生から「結果は最後に突然出る」といわれてきました。スポーツ走行でそれが当てはまるとは言い切れませんが、自分はこの成功体験をずっと大事に、今まできました。
話は大幅にずれましたが(謝)今までどんなことがあったか、それも大事なことはありますが、結果というものにこだわるなら、今の状況をきちんと見極め、これからどうするべきかを考え、分からなかったら聞くということも重要かと思います。
相方は今までいろんな苦労や辛い体験があったと思いますが、ずっと努力と結果が結びつかないというスパイラルに絡まり、ハマっていました。でも、今回勇気を持って自分の思いを人に話せ、それに対して厳しい言葉もありましたが最後まで静かに聞き、気がつくことが出来たことは大幅な前進になったと思います。これは横にいて、2人のやり取りを聞きながら、涙が出そうなほど感動しました!!!
一通りの話を終え、N名人が最後に話された一言
「また一緒に走らんまいけ!」
は、自分たちに力強く、心地よく響いてきました!
公爵の館のN名人、オフィスY店長、スタッフの皆様、
ホントふつつかなコンビですが、これからもよろしくお願い致します!!!
最近の相方、どんどん前向きに、物事を楽しもうという姿勢が出てきています。来年、再来年に向けた長期目標も考えています。ひとつひとつ、納得いく結果が得られ、最後の目標となる走行会でよい結果が得られるよう、共に頑張りたいと思います。
自分の主観炸裂の長文ですが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
頑張ります!!!