
先週末12/13、14に、静岡県の富士山麓~伊豆あたりで、まだ未訪問だった山城を巡ってきました。
訪ねた城はどれも保存状態や整備が良好で、とてもお気に入りになりました。
土地柄のせいでしょうか、この時期なのに紅葉がまだ見頃なところが多かったです。
普段は緑と土色で地味な山城も、華やかになり2倍楽しめました。
「葛山城(かつらやまじょう)」
R246で御殿場の方へ向かい、裾野市で脇道に入ったところにあります。
8時半頃に仙年寺に到着。ここの広い駐車場が使えます。

案内板が充実していて、4種類くらいありました。
周辺に他の史跡や名勝もあり、小さいですが面白そうな町です。

城の裏手がお城です。
入口の案内板。

墓地周辺や入口に見事な紅葉が広がっておりました。
これだけで期待感が高まり「来てよかった」と満足してしまいました。

ここからは一本道を少々登るだけで本丸に着けます。

本丸からの眺め。

奥へ山道を進み、案内板にあった「水の手」あたりまで散策しました。
「雷神宮」という立札のある小さな祠。ここで引き返しました。

本丸へ戻り、別方向の「大手口」へ。
ここからも入城できます。

大手口から本丸までモミジのトンネルになっていました。
「大手曲輪」

「東曲輪」

丁度見頃でした。

城の中心の分岐点に戻りました。
まっすぐ行くと右側の本丸へ。左へ行くとお寺へ。

紅葉最高~

お寺へ戻りました。

この城は各曲輪が明瞭に残っており、広さも丁度良く、楽しめました。
お城と紅葉が両方楽しめるのもいいですね。
「葛山氏居館跡」
正方形の広い空地ですが、高い土塁で囲まれており戦国の館らしさを残しています。
車で数分のところの景勝地「景ヶ島」にささっと立ち寄り。

渓流沿いの奇岩が特徴的。

苔が雰囲気あるので、緑の綺麗な時期や梅雨時も悪くなさそう。
次の目的地、伊豆の韮山城へ向かいます。
11時半頃に江川邸の駐車場(無料)に到着しました。
マイMINIの窓に写りこんでいるのは観光案内所。

「韮山城(にらやまじょう)」
戦国時代の北条氏初代の北条早雲のお城です。
郭が縦につながっている構造。

升形のようになっている入口。
見上げると紅葉が。

最初の「三の丸」は、なんとテニスコートになってしまっています。
隣に高校があるためですかね。

神社がある「権現曲輪」。

さらに進み「二の丸」。

ここも麓の眺めが最高。
下の高校も「御座敷」という城域だったそうです。

土塁が良く残っていて、わかりやすい。

堀あたりの紅葉が綺麗でした。

堀の端から下をのぞいたところ、結構な急斜面。

本丸へ。

「本丸」。
良い眺め。
右の山は、富士山と思われますが、雲で隠れてしまっていました。

周辺案内がありました。
韮山城の隣の小山も砦になっています。

奥の方から本丸を望む。
ここの土塁は非常に高低差があって見ごたえありです。

見晴らしは最高。

反対の池の方の眺め。

堪能後、下へ戻り、「城池」を一回りしました。
黄葉が綺麗。

向かいの黒いのはバードウォッチング用の小屋。

池の北端から。

先の小屋の窓から、韮山城を望む。
綺麗に色付いています。

ここは「城池親水公園」として綺麗に整備されています。
公園から直ぐの「江川邸」
江戸時代の代官の屋敷です。
屋敷内に資料が充実しておりました。

変わった形の屋根の蔵。

不思議なモニュメント。
モミジが綺麗。
江川さんが、兵糧用の乾パンを造るなどパン食の普及に貢献された、という記念碑でした。

出口方向。
奥に見えるのが「郷土資料館」。
すぐ近くの「蛭ヶ小島」へ。
源頼朝が配流された場所。
この辺りは史跡や観光スポットが充実しています。

小さな公園になっています。
頼朝と北条政子をイメージした像が。

無料休憩所。

お茶を振る舞ってくれます。
せっかくなのでお稲荷さんで小腹を満たしました。
囲炉裏や洒落た小物で満たされており、和の雰囲気で落ち着く空間でした。
数km移動して、「韮山反射炉」へ。
駐車場(無料)にて。うまく反射炉とのツーショットになりました。

外から丸見えですが、炉周辺はプチ公園になっており入場有料(100円)。
真っ赤な紅葉とのツーショット。

周辺に綺麗な土産物屋やレストランがあり、この意匠で統一されていました。
つるし飾り雛が展示販売されており、盛りだくさんで見ごたえありました。
最後に、北西へ伊豆を横切り「長浜城」へ。
内浦湾岸に突き出た小島のような城。戦国時代の北条水軍の基地だったそうです。
今回は、ここが一番の掘り出し物でした。
小さい城ですが山城のエッセンスが凝縮されています。城の盆栽というべきか。
整備中のようでしたが、9割方済んでいる様子。写真の部分のみ残っているようでした。

1曲輪からの眺めが魅力的。
湾内停泊のヨット群と富士山。しかし山頂が雲に隠れてしまっており残念。

反対側の街も一望。
白いバスタブ(?)は竪堀の跡。
しかし、まだ3時なのに、もうたそがれた日差しに・・・

2曲輪から1曲輪の方を見る。

2曲輪から見下ろす。
小さい曲輪と細い通路が折り重なっています。
定番の小さい神社もあり。
全曲輪に丁寧な説明板があるのも良いところ。
ここを最後に明るいうちに帰路に着きました。
とても充実した一日でした。
Posted at 2014/12/20 15:06:47 | |
トラックバック(0) |
ドライブ・城 東海・北陸 | 日記