
5/1 3日目。
この日も朝から快晴!
AMは米子城、PMは月山富田城を目指します。
歩いても行けそうな距離なのであわてる必要は無いのですが、7:30頃に宿を出発。
8時前には「米子城」に到着してしまいました。
城の周辺に無料駐車場がいくつかあり、湊山公園の広い駐車場に納まりました。
背後の山がお城。
ツツジが満開で華やか。他の訪問地でも見頃のツツジが見られました。

目の前が海(中海)で、いい感じの公園です。
しばしぶらりと。

登城口も直ぐ隣にあります。
本丸は山の上ですが、前二日の城より低くて小さいので、楽なものでした。

木々で鬱蒼とした石段を少し登ると内膳丸。

さらに頂上まで登ると

パッと開けて見事な総石垣の郭が。

この城の最大の特徴は、二つの天守閣が並立していたことです。
手前が大天守、奥が小天守(説明板では四重櫓の名称)。

当初は小天守を持つ城だったのを、国替えで新領主となった中村氏が大天守を含め増築したそうです。この中規模クラスの城で意味があるとは思えないので、示威的なものでしょうね。
建物は明治時代に破棄されてしまい石垣を残すのみ。小は高石垣一つに対して、大は多段で高さを稼いでいて、構造が異なるのも面白いです。
本丸の中へ。
360度見渡せる眺めが素晴らしくて、結構長居してしまいました。
大山の方。

大天守から。奥は小天守。

米子市街の方。海まで見えました。

駐車場のある中海の方。
空気もクリアで、本当に最高でした。

小天守から大天守を望むアングル。
なんという美しさ・・・

本丸の東屋の地図にこんなものが。
関係者(ファン?)が勝手に貼ったものと思われますが、気持ちはわかるかなぁ。
健在時の本物を見てみたかったですものね。理屈抜きでカッコイイ。男のロマンですね(笑)。

遠見櫓跡の方から。
複雑な面構成がよくわかる絵。

さて、降りますかね。
麓の二の丸からの登城口。

二の丸はテニスコートになっていますが、その周辺は石垣がしっかり残っていました。

奥に見えるのが、武家屋敷の遺構。現存の門を移築したそうです。

桝形になっている虎口。
ここから出て、さらに奥のもう一つの登山口から、再度中へ。
登山道の周辺に仏像が沢山。

また本丸へ。
この明暗のコントラストがいいねぇ。

本丸の裏手の中海展望所へ。

木と葉で展望は今一つ。
落葉した冬場だといいのかも?
一通り周ったのち、駐車場に戻りました。

日差しが強くて暑かったですが湿気が無くて爽やか。気持ちよく散策できました。
市街からのアクセスも良く、気軽に登れる高さと規模。石垣群も一見の価値ありで、好きなタイプのお城です。結局、全部周ってしまいました。
次は、米子市街にある「山陰歴史館」へ。
米子城からそのまま歩いていけそうな距離でしたが、体力温存で車で移動。
隣のコインパーキングを使いましたが、米子市役所の駐車場ならば無料化処理してくれます。

建物は昔の米子支庁舎だそうです。

常設展だけなら無料。撮影も可でした。
米子城の江戸時代の絵図や解説も見ることができました。
ダブル天守の模型もあったり。

これはアイデア賞ものですね。
米子を出て、お隣の島根県の「月山富田城」へ。
1時間もかからず、11:30頃に道の駅「広瀬・富田城」に納まりました。

まずは併設の資料館を見学。もちろん富田城の展示もありました。

観光案内所で城内の散策地図を入手。
この看板と同じもの。事前にわかっていましたが整備工事中で本丸までは行けませんでした。

道の駅の食堂はソバなどの軽食メインだったため、見学を先に。
移動途中にお弁当でも調達しておけばよかったかな。
道の駅の裏手から城内に入りました。

「千畳平」
ここも所々整備工事がされているようでした。

「太鼓壇」からの眺め。

ここには山中鹿之介の像が。

紅葉している「春モミジ」があちこちで見られました。
普通の新緑のモミジも多かったので、工事が終わる秋には紅葉で綺麗でしょうね。

「花の壇」の掘立建物から本丸の眺め。
木柵で囲まれた郭まで立ち入り可でした。

逆に、上記の郭から花の壇を望む。

立ち入り禁止の城域。
下側が山中御殿。
背後の禿山のつづら折れの道が「七曲り」。頂上が三ノ丸~本丸。
綺麗に整備されたらどんな風になるんでしょうね。

あ~登りたかったなぁ。この天気なら眺めは最高だったでしょうねぇ。
なんだか前菜まででメインディッシュはおあずけ、のような気分でした・・・
さて、戻りますか。
なんで松江城のノボリが?

堀尾吉晴のお墓があるのです。堀尾氏は松江城の築城前は富田城の城主でした。
左奥には山中鹿之介の供養塔。

赤門の方から城を出て、川沿いに道の駅に戻りました。
日差しが強烈で体力を吸い取られる気分だった(^^;)。湿気が無いので不快ではないのですけどね。
川向うは広瀬の町並み。

屋外の立体模型。

お昼はがっつり行きたかったので、広瀬の街中で済ませました。
ここも城下町の風情を残しており、少しぶらぶら。
街中からも、富田城の本丸の禿山が見えました。
まだ14:30。だいぶ時間に余裕ができてしまったため、一思案。
途中にある足立美術館は、時間が足りなさそうですし、せっかく良い天気なので勿体ないかな。
(大人気のようで広い駐車場はほぼ埋まっておりました。)
米子に戻り、「お菓子の壽城」へ行くことに。
建物が米子城天守閣を模しているのです。さすがにシングルですが(^^;)。

中は、様々なお菓子売り場と製菓工場。とち餅系が多かった印象。
レストランもあって大盛況でした。
小田原の「鈴廣かまぼこの里」のお菓子版、と言えば伝わりますかねぇ。
天守閣は米子城の解説や絵図がありしっかりプッシュしていました。

展望台にもなっています。大山の方。
この日も米子泊。
疲れも溜まってきたし、しっかり休もうと早めに17時にチェックインしました。
予定していた訪問地の第一候補は完遂しましたので、翌日はノープラン。
鳥取市に宿を予約していたので、下道で日本海ドライブメインで一日かけて東進することに。
やたら眠くて9時前に床に入ってしまいました。