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2024年11月17日 イイね!

2024.11.9 マツ耐@岡山国際 出場してきました(クラス優勝)

2024.11.9 マツ耐@岡山国際 出場してきました(クラス優勝)昨年マツ耐@岡山国際に参加し、一応クラス優勝したものの、ゴール間際でのトップ独走チームのガス欠などの幸運にも助けられ、棚ぼたでの優勝でした。

もうちょっと自分も頑張りどころが有ったはず…
と自分の中でも色々引っかかるところもありましたが、
有難いことに今年もEMSCさんのシートでドライブさせてもらいました。

以下、そのレポートです。



2024.11.8(前日練習)

昨年も前日練習に来ていたので心の準備はできてましたが、パドックは満員御礼状態でした。
マツ耐の前日練習と、シーズンインに向けた練習組とで大変な大盛況ぶりという。

今回もお世話になるEMSCさんのNC。よろしくね。↓

今年はエキマニ触媒ブローがあったために排気系等々の交換に加え、ハブも新調したとのこと。
これらリフレッシュにより、機能上は去年より状態が良いかも。

改めて車体のスペックですが、ノーマルにちょっとスパイスが加わった感じの車です。
主にオーリンズのサスにウイング、あとホイールにブレーキパッド。

去年の記憶だと、パワー系のチューニングはなされていないということもあり、どれだけボトム落とさずに走れるか、そんな走らせ方が良かった記憶です。


さっそくチームメイトのちょぼさんがまず出走。
外から見てましたが、混雑の中でしたが、結構良さそうなペース。
インカムで「1分54秒台入った!」とのこと。
速い!
そして自己ベスト更新だそうです。おめでとうございます🙇‍♂️



その後、私も出走。


パワー系をいじらずとも、主に脚のチューニングでさらに速くなるロードスターはやっぱりエライです。
走行後、動画やロガー見ながら明日へ向けた私の修正点を洗い出しましたが、どこまで直せるか…


パドック内の様子↓
とりあえず走り終えて、ちょぼさんとロガー見ながら走りを振り返り。
その後、マシンのメンテナンスに。




夜は津山のおたふく。








2024.11.9(本線)
朝から続々と集まってきています。
会場はイベントに向け、独特の雰囲気です。


走行前のコースチェック、見回りしてみます。
路面状況は朝露で少しキラキラしている??
ツーッと行ってしまわないように、慎重に行く必要がありそう。

予選。
ニュータイヤ効果もあり、1分53秒885。
ただ、振り返るともう少し詰められたと感じるところが幾つか有り、タイムアタックの難しさを改めて感じることになりました。
(ワンメイクの予選もそうですし、Attackとかのタイムアタックイベント出てる人も、ほんとスゴいなと。)

そして本戦。
↓スタート前(私、緊張して帰ろうかなとか考えてました苦笑)


前日練習の反省点を念頭に、アベレージのタイムを上げつつ燃費走行。
今年は暑くてタイヤはタレるしブレーキタッチも怪しくなるのは早かったと思います。
そして自分のスティントは終了し、チームメイトのすぎさんにバトンを託します。やはりブレーキとタイヤの熱ダレは今回は顕著な様子。
最後はアンカーのちょぼさんに。ここにきて、我々がクラストップ、追われる展開に。
後半追い上げる同クラスの車両、我々はガソリン残量も僅かで、今までの2分くらいのリード分を削って、ガソリンをセーブする作戦に。

結局最後は20秒差のところまで追い上げられましたが、逃げ切りクラス優勝でした🏆🙇‍♂️




結果としてはクラス優勝でしたが、
もっと私の走りで直すべきところが見つかりました。
レースに出てみて、自分を改めて見直す機会を得られたことは有り難く、そして大きな収穫です。


【総括】
やっぱり車は奥が深くて楽しい!
Posted at 2024/11/17 15:19:12 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年10月19日 イイね!

実家のフィットでタカタサーキット(リアタイヤがプアーだけど頑張る)

実家のフィットでタカタサーキット(リアタイヤがプアーだけど頑張る)先週の話ですが、TSタカタサーキットに行ってきました。

去年マツ耐でお世話になったちょぼさんがタカタに来られるという事だったのですが、ウチのエリーゼは色々間に合っておらず…

丁度足車として家族で使いまわされているフィットがあったので、そいつで行くことにしました。



フィットはノーマルでしたが、
今回、フロントだけハイグリップのお遊び仕様(?)にしました。

【タイヤ詳細】
Fタイヤ:195/55r15 Z3
Rタイヤ:175/65r15 エコピア


ターゲットはスイフト(スポーツじゃ無い)とかデミオ、ヴィッツ、CR-Zあとはコペン、エッセ、アルトバンなど。この辺りと遊んでもらえるタイムを目指したい。
タイムランキングを見てみると、この辺りのライバル車輌のボリュームゾーンは70秒くらい。(チューニング内容は分からないですが)

なので、ウチのフィットも、リアタイヤがプアーながら、70秒というタイムを目安としていざ出走です。

↓動画



特に高速コーナーは横に飛んで楽しいです。
ただ、ちょっと縦のトラクションかかりにくくて、カニ走り感…笑

タイムの方はなんとか70秒ギリギリ切れました(69.887)汗
なので、スイフト(スポーツじゃ無い)、デミオ、ヴィッツ、CR-Z、コペン、エッセやアルトバン等となんとか遊んでもらえそうです😄




帰る前にパチリ。良い天気でした◎



帰りに、西条の「したみ亭」でお好み焼き食べて大満足!な1日でした。
Posted at 2024/10/20 14:01:30 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2024年09月04日 イイね!

「イマイチな爪切り」車にも当てはまる?(ボディ剛性について)

「イマイチな爪切り」車にも当てはまる?(ボディ剛性について)100均の爪切りをこの前買いましたが、たまたま良いものでは無かったのか、どうも上手く爪を切れず。
見ると、指先の力を入れている力点から、爪を切る刃の作用点までの間にケースがヨレて、力が逃げているではありませんか…



先日、上述のようなことがありました。
爪切りなのに爪が切れない、切りにくいなんて初めての経験だったので、思わずどういう理屈なんだ?!と観察してしまいました。

見てみると、
低いケース剛性自体が、爪切り機としての能力の上限値を勝手に制限している様で、一生懸命切ろうとしても、一定の力以上刃に力が入らず、ケースがどんどんヨレてしまうだけの状況に。
さらに力を入れていくと、ようやく刃に力が入ってなんとか爪を切る事が出来るに至りました。



◎「イマイチな爪切り」、車にも言える話…?
そもそも、車ってそういう剛性が要求されるものの集合体ですよね。
それぞれの構成部品によって使われ方は異なり、捻れたり、曲がったりすることを想定して作られているサスペンションやスタビライザーなどもあれば、不可抗力的にある程度たわんだりするものとしてボディなどがあります。
これらが全部「イマイチな爪切り」なる剛性だったなら…



よく車好き界隈にてボディ剛性の話って出てくると思いますが、これにフォーカスしてみます。




◎ボディの剛性を感じる方法と大小
ボディの剛性を乗りながら感じることはなかなか難しいです。
一つの判断ポイントとして、「操舵後、リアタイヤの反応するまでの時間」が指標になります。
リアタイヤを潰すためにはフロントタイヤが仕事を行い、ボディが捻れ、力を伝達する必要があり、剛性の低いボディの場合、その伝達には時間を要します。
さらに、ボディ剛性が低いと十分な力が伝わり切らない、その様な事象も起こると考えられます。

「イマイチな爪切り」なるもので構成されたボディだった場合、走行中の各々のタイヤはコーナリングフォースに本来必要な分の荷重を得られておらず、ステアバランスとしては、アンダー・オーバー(※)な状態となっている可能性が高いです。
さらには、そのことが起因してタイヤのインフォメーションに乏しく、ドライバー側で今どうなってるのか分かりにくい状態だとも考えられます。

※ 最初はアンダー、フロントの仕事量が大きくなったところでリアが追従できず、オーバーが発生。ボディ剛性が低い車の典型的なステア特性です。


上記のことから、ある程度のボディ剛性は楽しく走るなら必要不可欠と考えます。
ボディ剛性があるからこそ、しっかりフロントタイヤからリアタイヤまで操舵の指示が届き、しっかりサスペンションに仕事をさせる事ができるからです。

実際、同じ車両で、剛性に係る施工前後を比較する、というのを何例か経験させてもらったことがあります。
それらは総じて、施工後にはフロントタイヤが振り回しても、リアがしっかり追従してくれる安心感が増大する傾向にあります。


もちろん、闇雲に剛性を上げれば重量増加となりますので、メーカーとして、丁度良い塩梅と考えたところに各々の車は落とし込まれているのだと思います。


◎サンプル①
2つの動画を貼りました。
エリーゼのリアのトーロッド強化前(上)、後(下)の動画です。
リアのトーロッド以外、車体に違いはありません。

(ちょっと説明)
エリーゼは、純正ではリアのアーム部品の一つであるトーロッドの付け根の剛性に難があります。それを解消するパーツ導入前後の動画となります。
強化後の方がリアの動きが落ち着いています。(路面状況が悪かったにも関わらず、です)






◎サンプル②
梅雨時期の修行において、いまいちリアの感覚を掴みづらかったアルトの例です。

(ちょっと説明)
1、2コーナーでリアが大きく流れるのがわかります。
これは低いボディ剛性に起因すると考えており、リアタイヤの設置薄、インフォメーション薄で、ドライバーとしては有り難くない状況でした。(動画も最後にスピンしてますが、兎に角乗りにくかったです。)


現在、このアルト、ロールケージが入っており、剛性が恐らく上がっています。
先日タカタで乗りましたが、リアの安定感が別物になりました。


これからロールゲージの入ったアルトも色々サーキットで試してみて、比較検証のネタにしたいと思います。
Posted at 2024/09/11 22:09:49 | コメント(4) | トラックバック(0) | クルマ
2024年08月27日 イイね!

FF車で練習!(身近な車両にも色々発見が)

FF車で練習!(身近な車両にも色々発見が)2月の走行車載を振り返り、他の方のコメントも踏まえながら修正点を洗い出したものの、それ以降エリーゼで走れる時間が取れず…
こうしたらもっと良かったか、ああしたら…と悶々とする日々。



車の乗り方で迷子になってしまった時、帰って来るところがあれば良いと思うんです。
もちろん、どんな車も極めようと思えば、沼の様に奥が深いのは承知ですが、いくらかの方向性を指南し、かつ方向性の確認をし易い車として、私はFF車が性に合っていると考えています。

有る意味、FFとMR、RRのキモは同じだと思います。
特にターンインのヨーの動かし方や、アクセルを入れた後の動きの制約・癖はよく似てると。


もちろん、構造として全くの逆レイアウトであり、違うところもあります。(MR、RRは低ミュー路面だとオープンデフでもパワースライド気味になったり、速度域が上がるとリアが巻き易い傾向があったり。)
ただ、共通点を理解して乗れば、FFは結構勉強になります。
正直、ピンポイント的な練習対象として見れば、オートマでも全然良いと思うので、練習機と巡り合うチャンスは結構有ると思います笑



たまたま有難いことに、FF車を練習機として使える環境に恵まれ…
以下2車での最近の練習のピックアップです。




まず、フィットを仕入れました。(弟と共同所有)
両親が手放そうとしていたフィットを兄弟でキャッチ。
梅雨時期でしたが、瀬戸内海サーキットへ行った時の写真です。


まず車両状況。
フィットハイブリッド(DCT。ホイール以外ノーマル)
ホイールは中古のウェッズスポーツSA-72R
タイヤはエコピア

そして路面状況はウェット。

コースインして数周でタイヤの美味しい部分が終わったのか、フロントが食わない事態に。
このため、リアの空気圧を3.5キロくらいまで上げて走行しました。

◎所感
リアの空気圧を上げたのが功を奏し、ターンインでリアを使ったコーナリングの練習が出来ました。
ヘアピンは流石に厳しいですが、1.2コーナーや最終コーナーはリアタイヤの様子を感じながら、コントロールしながらのブレーキングを試すことができました。
タイムを削ろうと、アクセルオンのタイミングを少しずつ手前にしていきましたが、フロントタイヤが思いの他、外に逃げてしまって、帳尻を合わせるのが難しかったです。
フィットはトーイン値が大きめなのか、オーバーが現れても荷重を載せると割とすぐに収まります。扱い易い車両です。(もう少しオーバー傾向でも良いですが)









もう一台は、アルトバン。
(竹原商店の車両です)



アルトでは初めてタカタサーキットに行きました。
そして今回、前後タイヤがZ3、ロールケージもつきました。


車両状態。
アルトバン
ほぼドンガラ、ロールケージ有
エンジンミッションはノーマル
シルクロードの車高調
タイヤは前後Z3 165/55/r14
タカタサーキットは快晴。暑かったです。





◎所感
ロールゲージが入って、ボディ剛性が出たのか、コーナー中盤に腰砕けになって、いきなりオーバーステアが出る現象は緩和しました。
久しぶりに来ましたが、タカタの路面はミューが高いのか多少ラインを外してもリカバリーがある程度効いてしまい、それ故に正解を見抜きにくい笑
タイムを出しに行こうと思うと、ローパワー故に、ボトムスピードの底上げが大事になるのですが、4つのタイヤに対し、音を上げない程度に負荷をかけていくのは練習になりました。
また個人的にはビート乗りのお客さんに追いかけられながら、プレッシャーを受けながら乱さずに走る練習が出来たのは収穫でした。
ローパワーなので大きくリアを出す様な挙動はかえってロスになるため、程よいアングルに調整しつつ、フロントタイヤだけに頼らない走り方がポイントと思いました。



◎総括
2車ともキャラクターの違いは有りますが、オーバーステアの出し入れ、タイヤの負荷状況を考慮しての加減、
それから、タイヤグリップが低いということもあり、リアタイヤを流しやすいので、動きの確認など、とても良い練習が出来ました。
これは2車のみならず、自車(エリーゼ)にも展開できる練習と思っています。



これを踏まえ、エリーゼでもいざ実践…!!!
といきたいのですが、実はブレーキローターが終わってまして。



ローターの調達を考えねば。

Posted at 2024/08/27 22:06:56 | コメント(3) | トラックバック(0)
2024年04月18日 イイね!

エリーゼってどんな車なの?(popo的考察2024)

エリーゼってどんな車なの?(popo的考察2024)当方、車のインプレッション動画を見るの好きなんですが、それに感化されて、私も何か書き物をしたくなりまして

ただ、自分の感性も年々更新していかないと時代に取り残されてしまうと思うので、ここは「popo的考察2024」と題して、気が向いたら(?)また書き改めることとしたいと思います。


(はじめに)
こんな偏ったコンテンツをお読みの皆さま、敬意を示しつつオブラートに包まず言うと、変人様です…笑
以下長いですが駄文お付き合いください…


(エリーゼとは)
エリーゼとは簡単に説明すると、レース界の老舗ロータスが生産していた2シータースポーツです。
ロータスのかつてよりの思想を表現した車で、余分な装備は省き、FRPボディにアルミモノコックを組み合わせた軽量な車体によって高いパフォーマンスを生み出そう、という車です。



(大きく分けて3種類ある)
1996年から2021年まで生産されましたが、1996年から2001年は丸目のS1、2001年から2011年は目がシュッとしたS2、2011年から2021年の最終モデルまでがS3です。
初代では700キロ程度だった車重は最終的に900キロを超えることになります。
幸いなことに当方はS1からS3まで乗せてもらったことがありますが、車体が軽いのに跳ねもせず、しなやかに走り出す様はどの世代を取っても共通していると思います。
S1は特にコーナーの際に軽さを感じます。ヨーが軽く立ち上がって旋回していくのは唯一無二と言っても過言では無いと思います。
S2はシリーズ中では比較的、パワーと重量のバランス型です(バリエーションが多いので、一概に言うのは難しいですが)。このモデルから一部はトヨタ系エンジンが乗せられるようになりました。そして、走りは軽快ながら、大パワー車にも負けない走りは魅力的です。
S3は(エリーゼの中では)製品としての完成度が高まり、モデルにもよりますが、220馬力以上のモデルもあり、出力が向上した代わり、車重は最大950キロまでになっています。

当方が所有しているのはS3となりますのでそれを中心として解説していこうと思います。



(エリーゼはレーシングカーか?)

エリーゼに関してはレーシングカーというより、レース屋が作ったロードゴーイングカーという分類が正しいと考えています。

実際乗ってみると、ハンドリングは意のまま、(後述します)
かつ、脚は良く動き、変な突き上げもなく、乗り心地は案外良いです。
ただ、ロードノイズやエンジン音、あと、車内に入ってくる色々な音(機能上問題はないが、何かよく分からない音達笑)がガシャガシャ聞こえること、パワステが無いことからダイレクトに伝わってくるステアリングレスポンス…
これらを違和感なく受け入れようと思うと、
「あ、これはレーシングカーでもGTカーではなく、レース屋が作ったロードゴーイングカーなのだ」
という理解が最もしっくりくる表現だと気づきます。




(納車の日を回想)
自分が納車したときのファーストインプレッションです。
それまではトヨタのヴィッツ(ncp91)に乗っていましたが、突然のエンジンブローにより、乗り換えを余儀なく、となりました。

購入理由はさておき、納車当日。お店で軽く説明を受け、乗車。
アクセルブレーキクラッチいずれのペダルも重厚感あり。また、シフトストロークは思ったよりあるなと感じました。
走り出してすぐ、コンタクトしやすい車だ、と感じました。何を言いたいのかというと、人間との車のコンタクトって、腰やステアリングなどからの情報を基にするのですが、車がキチンと調律されているのか、その情報が変なものを介さず、ハッキリ伝わってくるということです。純正バケットシートが割と良い仕事してます。ステアリングはパワステ無ながら、走り出すと良い感じにインフォメーションを提供してくれます。
さらに驚いたのは、車体は軽いのに、バタバタせず、速度域を上げたとしても、じっと座をつけた様な状態で安定していることです。タイヤが常にきちんと接地していて、その情報がキチンと入ってくるからだと思うのですが、高い速度域においても、ブレーキにせよ、コーナリングにせよ、いつでも準備が整っているのだろうな、というのが分かります。

帰り道、田舎の海岸線(ワインディングぽいところ)を走ったのですが、こういうところは1番得意なのか、軽く流すだけでとても気持ち良かったのを覚えています。
なかなか快適だったのか、助手席に座っていた妻はいつの間にか寝ていました。



(前車のヴィッツとは全然違った…)
前車のヴィッツと比べてみました。
そもそも比べるべくはアルピーヌa110とか、アルファロメオ4Cとかポルシェケイマン、あとマツダのロードスターだと思うので、当方、盛大に間違ってます。ここは皆さんの参考にはなりませんが…

エリーゼは速度域を上げたときにも車体は割と安定しています。車体下のフラットフロアやディフューザーも効いているのだと思いますし、そもそも車の骨格も違いますし。
ヴィッツの時は段差でもっと跳ねるし、速度を上げるほどに車体の振動は大きくなっていました。ヴィッツは一度、サスペンションが古くなったので新調もしたのですが、基本的な特性が大きく改善されるわけでもなかったです。
車とはそう言うものだ、速度を出せばある程度は暴れるものだ、と勝手にそう思っていました。カルチャーショックでした……
ハイスピードからのブレーキやコーナリングにおいて、エリーゼは楽チンの類です。

とどのつまり、ヴィッツとエリーゼ(改めて、比べちゃイカンと思いますが)、どちらもライトウエイトな車ではありますが、共通点は多分、車重だけでした(苦笑)

ただ、一つだけ大事なポイントがあります。
コンパクトカーとMRとかRRは速く走らせるポイントが実はよく似てます。
ゆくゆくリアエンジンの車を愉しみたいのであれば、FFコンパクトカーからのステップアップはオススメです。
当方、師匠からの勧めでいつも車を選んでいるんですが、「分かった上で」勧めてくれたのかな、とも今更ながら思っています。




(タイヤに見る車の特性)
外観を見ていると気づくのが前後異形タイヤサイズです。
F:RE71RS 195/50ZR16
R:RE71RS 225/45ZR17
このサイズから想像するに、元々の素性として、前後通しのタイヤを履いていたら、極端なオーバーステアな動き方をするのであろうと推察できます。
そしてリアを使ってくれと言わんばかりのあからさまな異形サイズです。
そして、リアがおそらく肝です。

しっかり4輪に仕事させるにはタイヤの大きさなりの仕事量を与えねばなりません。すなわち、リアタイヤを如何に大きい仕事をさせるかが大事なポイントになるということです。(とGTドライバーの松田次生さんが言っていました。GTカーもリアタイヤが太いらしく、同様の概念で速さを突き詰めるのだそうです。)




(意のままのハンドリング)
エリーゼはロードゴーイングカー、でありながらそのままサーキットも全然走れます。
純正脚はよく動く脚で、良くヒラヒラ感を愉しむ、と言われたりしますが、確かにロールは大きいです。ただ、唐突にステアバランスが変化することは無く、オーバー〜アンダー迄コントローラブルに遷移するので、所謂「操る喜び」を体感できます。
突然のアンダーとかオーバーとかステアバランスが急激に変わることが無く、ドライバーの指示に忠実に応えようとしてくれます。




(カートとは方向性が違う?)
コントロールする上で、基本イメージは猫脚のヨーロッパ車と考えるのが良いと思います。
カートみたい、と評されることもある様ですが、カートとは決定的に違うところがあり、それは「リアの接地」に関する考え方です。
カートはインリフトさせてリア内輪を浮かせて曲がる考え方が基本にありますが、エリーゼは考え方が違う様です。

エリーゼはリアにデフも無いしスタビライザーもありません。かつ、重量物がリアに偏っていて、かなりリアヘビーです。(S3の場合、リアの車軸重量は全重量の70%を近く占めています)
これをよく動く猫脚でリアが浮かぬ様、過渡変化がマイルドになる様、味付けしています。
実際ジャッキアップしてみると、フロントよりリアの方が伸びます。これは、ロールしたとしてもリアの接地は極力大きく抜けない様にしたいという意図からなのでしょうか…


↓デカトーさんに乗ってもらった時の写真。エリーゼのリアを流しながらヒラヒラ感を楽しまれてました。「思ったより動くんだけどー😂」と言われました笑


広場で遊んでみたりすると分かるのですが、減速させながらリアをブレークさせたのに、アクセルを入れると案外トラクションがかかります。
LSDを入れてる方で定常円旋回してる動画を見たことがありますが、やっぱりトラクションが良いのか、スライドを継続させるのは結構難しそうでした。
くるくる回るのには適していないかも知れません笑




(よく動く脚)
そもそも、ヨーロッパの路面はそこまでμの高く無く、その路面に合わせて車両開発していることもあり、よく動き、追従性の高い脚にセットされることが好まれる様です。
エリーゼもその例に漏れず、その方向性でのセットアップを為されている様に感じます。
程よくスライドさせ、かと言って破綻させぬ様、なるべく過渡変化を穏やかにする方向でのセット。(とは言え、リアエンジンなので、キャラクターが似ていると言われるロードスターよりもヨーの発生は鋭いですが。)
純正で履いているタイヤはセカンドグレードタイヤであることからも、タイヤグリップに頼らず、よく動く脚のセッティングになされていることは容易に想像がつきます。

また、エリーゼには先述のとおり、リアスタビライザーが付いていません。これは何故か。

スタビライザーはロールを抑える事が期待できますが、一定の領域以外ではステアリングバランスが崩れる領域があり、唐突なアンダーや、ある境界から突然のリバースステアなど、操作性が悪化する要因にもなり得ます。
そしてエリーゼは汎用エンジンを横置きミッドにするという理由からリアのサスストロークは大きくありません。
その短いストロークの中で有効に意のままに操れる領域を大きく取るため、スタビライザーを敢えて無くすという手法を採ったのではないかと。

他車種の例だと初代NSXもリアスタビは意外と思うほど細かったりしますが、これも似た様なレイアウトであることからも、流石にNSXはリアスタビを取っ払うまではしなかったものの、やろうとしたことの方向は同じと考えています。



(走る機能意外何もいらない、的な人への入口)
正直、細かいところはキリがないので端折っています。(荷物が乗らないとか(フロントに幾らかスペース作れたんじゃない?とか)、ガタピシ言ったり、調整を怠ると雨漏りしたり…)
なんですが、楽しく走りたい人にはそんなこと多分どうでも良くて、走る機能に特化していて、それ以外何もいらない、そんな方には必要十分なのだと思います。
そして、乗っているオーナーはそっち側に汚染(?)されていく車でもあると思います笑




(さいごに)
ここまでお読みいただいた方、読んでいただきありがとうございました。
何かの話のダシくらいに使って頂くと幸いです。
Posted at 2024/04/26 18:41:20 | コメント(4) | トラックバック(0)

プロフィール

「車がアンダー、その時どうする?~先生に運転を診てもらいました~ http://cvw.jp/b/2087176/45526115/
何シテル?   10/09 11:42
popoです。 サーキット走行の奥の深さを知って以来、上手い運転とは何か、と言うテーマを基に岡山国際、セントラル、タカタなどで走っています。 よろし...
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