
エリーゼのチューニング、結局どんなところでどんな風に手を入れたのか忘備録として記しておきたいと思います。
まず、チューニングショップ選び。
ここはどんなステージで走るのかによると思います。
街乗り、ストリート、サーキット…
私の場合はサーキット寄りにしたく、かつロータス車を多く扱っているTiRacing(千葉県)さんにお願いすることとしました。
(有り難いことに、当方四国在住ですが、西日本に来られるタイミングにて拾っていただけるとのことでした。)
Tiさんに引き取って頂く際、簡単にチェックして貰いましたが、「ブッシュが痩せて、ズレてきている」と。特にフロントは、ほぼ終了でした苦笑
ロータスのブッシュはイマイチ耐久性がなく、どうしても抜けてしまうそうです。最悪、ブッシュとボディが干渉して削れてしまうということに。
走りの面ではグラグラ感によりライントレースが難しくなったり、異音の原因にもなります。
↓拾い画ですが、こんなイメージで飛び出してました。
ピロについて。
脚を変えるならいっそ、と言うことでピロ化することにしました。
信頼性の高いミネビア製での施工となりました。
サスペンションについて。
用途が限られているのでセット出しが予め済んでいるものを使用したく。
(セット出しをすると言う楽しみ方もあると思うのですが、自分の場合、そちらは十分時間も取れないだろうと言う判断です。)
丁度、車高調整機能ほぼ無し、ダンパー調整機能なし、サーキットスペックとして「エナペダルJr」と言う、調整機能が無い分、値段が控えめ(とは言っても…ですが)な商品が出ており、そちらにしました。(他のサーキットユーザーさんが使用されていて、実績もしっかり残されていることが、決め手となりました)
バネは選択肢があり、
F12k R16k
F16k R20k
とかが選べましたが、中途半端な仕様であとで悩むことなき様、後者を選択しました。
あと、詳細は企業秘密らしいのですが、追い金で2023specを組み込んでもらいました。バネ本来の動きがコレで。
ナックルについて
エリーゼユーザーさんでサーキットを走られる場合、ですが、どうしてもキャンバー角は欲しくなります。
エリーゼのナックルは純正がシム式となっており、シムを外すとキャンバー角がつく様な仕組みとなっています。
ただコレだと足らない…
と言うことで純正ナックルを削ってもらい、約2度のキャンバーをつけてもらいました。
ホイールについて。
できればエリーゼに合うホイールが世に市販されているウチに買っておきたい…
RAYSのが欲しいなぁ…と言うことで奮発して買うことにしました。ZE40です。(同社の他のラインナップである、TWSのT66Fもカッコいいので悩みました)
エリーゼはオフセットがちょっと特殊なため、汎用品のホイールだと少しツラウチになってしまいます。
Tiさんでは、専用サイズとして、
7j×16 + 25
8j×17 + 32
というサイズを出してくれています。今回それを購入しました。
もっと攻めるなら7.5J、8.5Jのツライチ狙いもありましたが、
うーん、今考えたらそっちも良いかも?笑

↓分かりにくいですが、ツラはこんな感じになりました。
【街乗りでの所感】
↓納車の図

まず、脚は硬くなった、のですが動きはじめは案外突っぱねることなく動きます。その奥で硬さは感じます。強くしなってくれる様な動きです。高速コーナーは安心して任せられそうな予感です◎
無駄な遊びが減ったのか、ステアリング操作には機敏に反応する様に。これで狙ったラインをトレースすることがやりやすくなる事と思います。
それから、異音は減りました。恐らく意図せぬアームの動きがピロにより矯正されたお陰で変な音がしなくなったものと。
【サーキットでの所感】
脚を変えての初走行は9月の夏日でした💦
イベントがあったので、その前に練習として…
以下2月の走行との比較となるため、正確な比較ではないことご了承ください。
もともと腰高感のある動きだったエリーゼなのですが、低く、そして硬くなった脚のおかげで、特に高速コーナーでのタイムアップが顕著となりました。
例えば岡国の2コーナーは純正脚では不安定な挙動になりやすく危険であり、スピードを上げられませんでしたが、新しい脚になってからより安定して走れる様になり、速度域も上昇しました。
低速コーナーはタイム的にはあまり変わらず…特にダブルヘアピンの路面グリップは低く、走り方の問題もある(イン掻きが酷く…)ため、走り方を変えてトライしたいと思います。
コーナーに放り込んだ時(アクセルもブレーキも踏まない時)の姿勢として、純正脚ではどちらかと言うとアンダー気味でした。新しい脚ではコーナーに放り込んでもニュートラルな姿勢を保ち続けます。4輪への適切な重量配置や、キャンバー角に起因していると考えています。
それから、何故か、ブレーキングの制動距離が短くなりました。バックストレートからのブレーキなら、10m以上は深くなりました。リアの伸びが無い脚なので、リアタイヤの荷重が抜けることなくしっかり制動できるようになったのか…?
正直、コーナリング速度が上がったので、ガッチリしたフルバケが欲しくなってしまいました笑
が、「人間が車に合わせることは大事」とかつて先生も仰っていたので、そのまま頑張ります😇
以上が私のエリーゼチューニングプロジェクト(実施編、所感)でした。
最後に、ここまでお付き合い、お読みいただいた方、貴方は猛者でありましょう🙇
ありがとうございました。
Posted at 2023/11/20 13:49:32 | |
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