
去年は数ヶ月に一度、岡山国際サーキットに走りに行って、帰って自分の車載を復習して、走りを改めると言うPDCAを回して楽しんでいました。今年は多分そうも行かず。
また走りに行った時にすぐ感覚を取り戻せる様にしておきたいものです。
去年、ブレーキングの位置を改める事、アクセルの全開時間を増やす事、旋回時の姿勢を作る事でタイムアップに繋げましたが、上手い人と比べると、あと1秒位、欲しいところでした。
そこでレブスピードのR会にお願いし、自分の走りをプロの方に見てもらう事に。
すると、指摘されたのが、「ステアリングの切り遅れ」でした。自分が思っているより早いタイミングですこーしずつステアリングを切り始めるのが良いとの事。
自分の解釈ではタイヤの単位時間あたりの仕事量は限られているので、横方向に使う時間を増やす事で、総合的な横方向の仕事量を増やそうと言うものだと考えています。
実際、上手い人はどのあたりから切り始めているのか、YouTubeの動画で見てみる事にします。
↓大井プロの動画を拝借しました。スイスポzc32sの動画です。
この動画では3人の方の運転を見る事ができますが、
ライン取り等、デカトーさんを参考に走っていましたので、デカトーさんのキャプチャーを使わせてもらいます。
1コーナー

ブレーキングの後半には拳一つ位切り始めています。
キャプチャーのタイミングで少し切っているのが分かります。
上手い人には共通していると思うのですが、フルブレーキングの後半で少しだけステアリング操作がオーバーラップしている事が多い様に感じます。車によって状態によって調整していると思いますが。
2コーナー

ここは非常に怖いですが、スイスポはノーブレーキで行けるようです。コーナーが始まってから切り増すとオーバーが顔を出すので、アドバンの看板を過ぎた辺りから切り始めて、左縁石が始まる頃には舵角を戻し始めています。
アトウッド

キャプチャーのタイミングで切り始めています。ここは浅めにクリップを取って、早めにアウトに出る変則的なライン取りがスピードを落とさない肝の様です。
ヘアピン

ここは下りになっており、フロントタイヤへの負担が大きいため、特に慎重な操作が要求されるところだと思います。
だいたいこの辺りから切り始めています。
リボルバー

ここは先が見えませんが、このタイミングで既に大きく舵角がついている事がポイントだと思います。
パイパーコーナー

右側縁石を降りたや否や、もう舵角が付いています。リボルバーから続くこのライン取りは、車によっては控えないとバンパーにダメージが…
ダブルヘアピン1

ここは登り坂のブレーキングになる為、フロント荷重が抜けやすく、ステアリング操作は早めに開始するのがタイムにも効く様に思います。私自身は、初めて走った時にステアリングの切り始めが分からなくて戸惑いました。
ダブルヘアピン2

ここは素早く、かつ慎重にグリップを感じながら操作しないとアンダーが出たりオーバーが出たり、難しいところですが、それだけ面白味のある所だと思います。
マイクナイト

スイフトだと全開です。初見だとアクセルを緩めてしまうコーナーですよね…
最終

ここは突っ込めそうな気がしてしまいますが早めの操作が後のストレートに効いてくるコーナーだと思います。
ステアリングの切り遅れを指摘されるまで、私はもっと奥まで突っ込めると勘違いしていました。
多分、早めの操作に改善して最もタイムを稼げたコーナーだと思います。
「ステアリングの切り遅れ」を指摘され、上手い人の動画で確認すると、こんなに切り始めのタイミングは早いのか、と驚きました。違っているところでは20メーター近く有ったのでは無いかと思います。
この改善を行い、トータルでベストを1秒近く短縮する事に成功しました。
今後の課題は、タイヤのグリップを感じながらステアリング操作を行う事です。
タイヤのグリップをどう感じていくか、これはR会の先生によると、走り込まないと分からない事だそうです。
さて、この情勢下で、どうやってこの課題を乗り越えましょうか…
Posted at 2020/05/04 00:40:13 | |
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