
車に乗り始めた頃、ブレーキは真っ直ぐ終わらせるのが常識だと思ってました。
単純なコーナーならそれでOKでしたが、経験を重ねるにつれ、
「なんか減速しにくい…、走りにくくて嫌だな…」
大体そういうのはコーナーの奥でRがキツくなってる複合コーナーでした。
複合コーナーって、嫌なんですよね、ブレーキをフルで踏んじゃうと当然ドアンダーになっちゃって即ミサイルです笑
ツーと軽くブレーキを引きずりたい、4輪いい感じに制動させたい…
でも、絶妙なブレーキの踏み加減(所謂ちょんブレ)でコーナーにアプローチすると、いきなりオーバーが出てきてしまうこと、有りませんか?
【一体何故そんなことになるのか】
ちょんブレでオーバーがいきなり顔を出す理由…
今私が想定しているのは以下の3つです。
①フロントブレーキ優勢で制動することでフロントのみ沈み、リア荷重抜け気味に(
ブレーキについてのブログ参照)
②フロントブレーキ優勢で制動することでブレーキキャリパーが受け止めるモーメントがリアを浮き上がらせてしまう
③比較的リアが制動していないため横方向に暴れやすくなる
(もうちょい詳しく)
①ちょっとブレーキを踏んだだけではリアのブレーキの油圧があまり立ち上がらずフロント優勢のブレーキになります。
ブレーキについてのブログで書いたとおり、車高はフロントが下がる方向に。
②タイヤホイールをブレーキで制動すると回転方向のモーメントが車体に掛かります。フロントタイヤホイールなら、回転軸中心に、リアタイヤを持ち上げる方向のモーメントが発生し、リアタイヤホイールなら、回転軸中心に、フロントタイヤを地面に押し付ける方向のモーメントが発生します。
フロントのみこのモーメントが発生するのでリアタイヤを浮き上がらせる方向へ。
③フロントだけブレーキで制動し、リアはほとんどブレーキ制動が効いていない状態を想像します。リア部は通常のブレーキであれば、後ろに引っ張られる力が発生し、姿勢が安定するはずです。しかし、フロント部しかブレーキで制動していない場合、リアを安定させる手段がなく、横方向に暴れてしまいます。
①~③のうちどれがどれほど効いているのか不明です。
しかし、どれにおいてもリアが流れやすくなる状態を生み出すと考えられます。
岡山国際ならダブルヘアピンの2個目は車種によりますが、割とブレーキを「当てるだけ」の車が多いと思います。そして、うまく「当ててる」人は大体駆動方式関係なくリアがサァーっと綺麗に流れてます。
岡山に走りに行ったときは良く、ダブルヘアピン2個目でボケーっとで色んな車のお尻を見てました。結構楽しいです。
百聞は一見に如かず。
以下のyoutubeはわかりやすく解説してくれてます。
Posted at 2022/03/22 22:53:17 | |
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