
仕事がバタバタでしばらくご無沙汰でしたが、やっとこさ更新です。
まずは前回の投稿(瀬戸内海サーキットでプロに同乗してもらった話)のことから。その後、主タイトルの話をしようと思います。
5月に大井プロにエリーゼを運転してもらってから、何が自分の操作と違うのか、考察してみました。
明確に違うなと思った所を端的に言うと、
プロの運転は凄く丁寧にサスペンションを動かしていく、と言う所です。
もう少し具体的に言いますと、コーナーに対しアウト側のサスペンションの動きが、後戻りのないように、一回沈み込んだらコーナーのクリップまでは潰して行き、クリップ以降、出口にかけてはアウト側からリア荷重へ移っていきます。
一筆書きのお手本のような操作でした。
一方、私の運転はどうだったかと言いますと、最初のコーナー中腹で少しザクザクとソーイングをしているポイントがあり、そこが大きく違うポイントと考えました。
操作が大きく異なる、最初のコーナーに絞って動きの違いについて考察してみました。
〈動きはどう変わっていたか〉
プロの場合、クリップ付近でリアが大きく出て一気に向きを変えていたのに対し、
私の運転はリアのグリップはクリップ付近でも一定程度粘る動きとなっていました。
〈何故動きの違いが出た?〉
プロの操作では、じわーっとクリップまでアウト側のサスを縮めていくような入力だったのに対し、
自分の操作はクリップ付近でアウト側のサスへの入力を何回かに分けて抜く操作(アンダー方向への修正)となっていたため、動きに違いが出たと考えます。
〈以上から解る、プロからのメッセージ〉
瀬戸内海サーキットの最初のコーナーはリアが出易く、かつ、エリーゼは一旦リアがブレイクすると、大きく角度が付きやすく、タイムロスにつながることが多いのですが、
プロは逆に利用して早く向きを変えてしまおうと言う考えだったと推察します。大井プロはリアヘビーな車(愛車の1つに911があるそう)の特性は大変良くご存知の方なので、この様な走らせ方が、あのコーナーの場合、1番ソツなく走れるんだよ、という事を示してくれたのではないかなぁ、と私は受け取りました。
〜考察終わり〜
フロントタイヤに対し大事に大事に入力していく重要性と言うのは同乗させていただいてよく分かりましたし、折角プロの引き出しを見せて頂いたので、心に留めておくべきポイントです。
では、
普段のお買い物カーでプロから勉強させてもらった内容を受けて、技術の鍛錬できるか?
…公道だとしてもお買い物カーで鍛錬出来ると思います。
むしろお買い物カーだからこそ良い教材かも、とも思っています。
何せタイヤの限界値は低いものでしょうし、メーカーが純正採用しているサスペンションは公道での速度域を想定して作られているはずなので、上記の「フロントタイヤへの入力を大事に大事に入れていく」と言う操作は十分練習出来ると思います。
タイヤもサスペンションも速度域が低く想定されているので、公道の範囲内でも、うまく使えてるな、とか、タイミング外れたな、というのは分かりやすく、練習になると考えています。
例えばサスペンションをあまり潰せていない状況でステアリングを急激に入れていっても、反応は遅いし、フロントタイヤにあまり荷重が乗らず逃げているなぁ、という感覚になります。
逆に上手く決まると、ステアリング入力に対し、レスポンスが良く、フロントタイヤがよく入り、さらにアクセルを少し入れるとリアタイヤが路面を蹴っている様な感覚にもなります。(多分ステアリングは美味しいところで少し重くなる傾向があると思います)
それが、サスペンションの美味しいところだと思います。
あとはレーシングスピードだと、その美味しいところでのステアリング反力がかなり強くなります。さらに大きなGに耐えながら正確に操作せねばなりません。
ですから、筋トレも重要なのかと。
美味しいものを美味しく召し上がるためにも、「ドライビングの」鍛錬と、「肉体の」鍛錬とを、欠かさずやっていきたいものです…
(自分で書いておきながら、耳に痛い話です苦笑)
Posted at 2022/08/21 21:57:08 | |
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