
夏になると、ロータス乗りにはちょっとばかり酷な季節がやってきます。
昼間に走ろうものなら、焼けたアスファルトがモノコックのアルミをじわじわ熱し、車内のアルミ剥き出し部分なんて触れたものではありません。
まるで人間ごとフライパンの上に乗っている様な感じです。
なので自然と、走る時間は夜になります。
日が落ちてから、オープンにして夜風を感じながら流す時間。これがなんとも心地いい。
それでも背中には汗をかくので、メッシュのシートカバーがあると重宝します。空気が通るだけで、こんなに快適なのかと思えるほど。
↓いつぞやに購入したメッシュシート。ある程度風が通るのを考慮して厚みがあります。
そんな理由をつけて夜に走るわけですが、実際のところ、日々の忙しさに溺れて、なかなか乗る機会は限られています。
だからこそ、たまに乗るときには「ちゃんと走ろう」と意識するようにしています。
特に気をつけているのが、ブレーキ。
昔から、アマチュアと上手い人の違いはブレーキに表れる、とよく聞きます。
減速の仕方ひとつで、コーナーの進入も、立ち上がりも全然違ってくる。
まさにドライビングの“要”ともいえる部分です。
でも、連日サーキットに通っているような人たちと、自分では、圧倒的に練習量が違う。
とはいえ、だからといって意識しなくていいわけじゃありませんよね。
少ない機会の中でも、意識づけひとつで走り方は変わると思います。
そう感じたのは、以前参加した「ディレッツァデイ」の体験にもありそうです。
印象に残っている練習は、
「最大踏力を理解したうえで、一定の力で決めた場所にきっちり止まる」というもの。
これ、実は足車でもできるんです。性能の違いこそあれ、練習の本質は変わらないです。
サーキット好きの人が、「ここのサーキットはコーナーの全てのキャラが違うから練習になる」と話していたのを思い出します。
ブレーキングからコーナリング、そして立ち上がりまで。要はそのくらいブレーキコントロールって奥が深いんだろうな、と感じたのを思い出しました。
↓ブレーキローターをこの間新調しましたが、明らかにコントロールし易くなりました。安全上もそうですが、走りにおいても大事なパーツですよね。
乗れる時間が限られていても、短い時間であっても、要点を押さえて大切な部分に目を向けることで、“走る”ということの楽しさは着実に増えていくんだろうなと思っています。
Posted at 2025/07/26 13:50:29 | |
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