同志社大学京田辺キャンパス

同志社大学京田辺キャンパス(どうししゃだいがく きょうたなべきゃんぱす)は京都府京田辺市にある同志社大学のキャンパス。
京田辺キャンパスは1986年に同志社女子大学京田辺キャンパスと同志社国際中学校・高等学校に隣接する79万㎡の丘陵に開校された。開校当時の所在地は綴喜郡田辺町であり、名称も田辺校地とされていたが、2000年に京田辺校地に改称する。
開校当時は全学部の1・2年次教育を担っていたが、1994年工学部が全面移転したことを皮切りに、理系拠点としての整備がすすみ、現在は理学・工学・生命科学・情報学系、心理・体育・外国語学系の全学年と、文・法・商・経済学部の1・2年次教育が展開されており、約13,000人の学生[1]が通学している。広大なキャンパスを生かして体育館や各種目用のグラウンド、プールなどの体育設備があり、体育会系の部活動やサークル活動も行われている。
なお、2004年に新設された政策学部に関しては全学年今出川キャンパスへの通学となり、神学部と社会学部に関しても2009年に今出川キャンパスへの統合が行われ、現在1・2年次教育を行っている残りの4学部についてもすべて今出川キャンパスへの統合が予定されている。2013年4月には、今出川キャンパスに文系の8学部10大学院研究科、京田辺キャンパスに理系の6学部5大学院研究科という形に再編が進められていく予定である。
今出川キャンパスが年々手狭になり、大学設置基準を満たすために学校法人同志社として京田辺市(当時綴喜郡田辺町)に土地を購入した。1965年8月14日に同志社理事会において「田辺校地に関する基本方針」が承認され、1965年8月25日に校地拡張委員会、1965年12月4日には田辺用地専門委員会が組織された。そして翌年の1966年9月7日に近畿日本鉄道と土地売買契約を交わし、その翌年の1967年にも土地を買収した。一次買収では約47万m²で、2次買収とあわせると約100万m²を買収した。買収した20年後の1986年3月27日に同志社女子大学と合同で同志社女子大学恵真館に於いて竣工式が行われた。開校当時は各学部の1、2学年が学んでいたが、1994年に工学部(現理工学部)を全面移転する。開校当時は学生新聞などに問題提起されるなど学生や教員の不満も多かった。
2011年度現在
学部:文、法、経済、商学部の各1~2年次および理工、文化情報、生命医科、スポーツ健康科、心理、グローバル・コミュニケーション学部全学年
研究科:工、生命医科、文化情報、スポーツ健康科、心理学研究科
教育施設
情報メディア館 (略称:JM) 976台のPCが設置されており、PCを使う授業が開講される。なお、授業として利用されていない時間は、学生がPCを自由に使うことができるよう解放される。
知真館1号館 (ちしん-かん 略称:TC1) 小教室が多数あり、英語や第二外国語などの少人数制で行われる科目が多く開講されている。
知真館2号館 (ちしん-かん 略称:TC2) 1000人収容できる教室が2つあるなど大教室がある。主に学生の多い学部の必修科目や教職科目、一般教養の科目が開講されている。
知真館3号館 (ちしん-かん 略称:TC3) 主に語学と自然科学系の授業が開講される。
夢告館 (むこく-かん 略称:MK) 文化情報学部・文化情報学研究科事務室、教室
恵道館 (けいどう-かん 略称:KD) 教室
創考館 (そうこう-かん 略称:SO) 実験室
磐上館 (ばんじょう-かん 略称:BJ)
スポーツ健康科学部事務室、教務事務センター教養教育係:教室
理化学館 (りかがく-かん 略称:RG) 理工学部・工学研究科事務室、理工学研究所事務室:教室
香知館 (こうち-かん 略称:KC) 情報系棟
光喜館 (こうき-かん 略称:KK) エネルギー変換研究センター
恵喜館 (けいき-かん 略称:KE) 情報系、環境系棟
頌真館 (しょうしん-かん 略称:TS) 情報システム課、情報処理教室
至心館(略称:SC) 化学系棟
報辰館(略称:HS)
医心館 (いしん-かん 略称:IN) 生命医科学部事務室
香柏館 言語文化教育研究センター
ラーネッド記念図書館 図書館
有徳館西館 (ゆうとく-かん 略称:YE) 電気系棟
有徳館東館 (ゆうとく-かん 略称:YM) 機械系棟
交隣館 (こうりん-かん 略称:KR) 講師控室、共同研究室
同志社ローム記念館 (略称:RM) 同志社大学京田辺キャンパス構内にあるが、学校法人同志社の共同利用施設。吹き抜けの大きなホールがあり、数々の催しが行われている。また、ローム記念館プロジェクトのためのプロジェクトルームがあるほか、キャリアセンターや大学の総務課がある。2003年に株式会社ロームより10億円の寄付を受けて建設された。
新島記念講堂 同志社女子大学京田辺キャンパス構内にあるが、学校法人同志社の共同利用施設。約900名収納の大ホール。
アクセス
交通アクセス:JR学研都市線同志社前駅、近鉄京都線興戸駅下車。
奈良交通バスが、近鉄京都線新田辺駅・三山木駅から出ており、同志社循環バスで「同志社大学正門」下車、または校内まで乗り入れる「同志社大学デイヴィス記念館」行きもある。
関連リンク
地図
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