2015年04月23日
知りませんでした
今日のブログの内容は、
タイヤについての
極々基本的な内容です。
また、長くて小理屈を述べていますので
ご存じの方はスルーして下さい。
皆さんは「ロードインデックス」って知ってましたか?
私は、言葉も、其の意味も、全く知りませんでした。
全く知りもしないのに、インチアップ云々等と言っていました。
インチアップしたら、必ず空気圧を10kPa~20kPa上げるものだと
理由も知らずに思い込んでいて、実際に上げてました。 (恥)
この表を、ご覧になった方はいらっしゃいますか?
JATMAの定めたロードインデックスの規格表です。
皆さんも、このようなタイヤの表記はご覧になったことが有ると思います。
185/60R15 84H (因みにフィットのF・Lパッケージの標準タイヤはコレ)
185/55R16 83V (フィットのSパッケージの標準タイヤはコレ)
205/55R16 91V (私がインチアップで付けたタイヤがコレ)
この数字とアルファベットの最後の3文字が
「ロードインデックス」なのです。
84とか、83とか、91の数字が加重指数で
アルファベットが速度記号です。
今日のポイントである加重指数について調べました。
加重指数は、タイヤの空気圧と密接な関係にあります。
まず、解りやすいところで話をすると、F・LパケとSパケの違いです。
何故、解りやすいかというと、Sパケはタイヤ幅が同一でインチアップ
されているからです。

これは、私のフィットFパケの指定空気圧のラベルです。
フロント220kPa,リア210kPaです。
おそらく、Sパケのラベルには
フロント230kPA、リア220kPaと表記されていると思います。
この違いの意味が、先ほどのJATMAの表から読み取れるのです。
F・Lの加重指数は84。
これを基準とすると220kPAでは475Kgの加重に耐えられるとなっています。
Sは83ですから同じ220kPAでは475Kgを下回り465Kgになってしまいます。
これでは問題(これは自分で調べてね)が生ずるので、
空気圧を10kPa上げて耐加重数値を合わせているのです。
タイヤ幅が同サイズにおけるインチアップのメリット、デメリットについては
各タイヤメーカーのHPをご覧頂ければ、色々載っています。
さて、ここで疑問が出てくるのが、
私のように「タイヤ幅を広げてインチアップした場合は、どうなるのか?」です。
これは単純に「タイヤ幅を広げてインチアップした」事では比較が出来ず、
インチアップして取り付けたタイヤの加重指数によって変わります。
私のタイヤは加重指数が91ですので、
表から読み取ると220kPaで585Kgの耐加重になっています。
デフォルトのタイヤと比較すると、110Kgも大きい加重に
耐えられることになります。
と言う事は、どう言う事なのか?
ザックリ言うと、
加重指数の大きいタイヤは小さいタイヤより「頑丈」に出来ていると言う事です。
加重だけを見れば、インチアップしたからといって
空気圧を上げなくても、Sパケの様な問題は起きないのです。
「頑丈」と言うのは、サイドウォールも固くトレッド面も固いので、
(この表現が適切かどうかは解りませんが)
逆に、乗り心地の悪化(細かい跳ねや、ゴツゴツ感等)を招く要因に
なっていた可能性があったと考えられます。
加重だけを考えれば表からは、
数値上、逆に空気圧を指定値より下げても良いように思えます。
この点につきましてはヨコハマタイヤに問い合わせ、回答を得ました。
単純に加重指数だけでなく、空気容量の要素も有りますので
私の場合は、ホンダの指定空気圧で乗るように言われました。
理屈の上では、10kPAから20kPa下げても大丈夫と言えますが、
万が一の事を考慮した場合、会社としては「下げても大丈夫です。」
とは言えないとの事でした。
企業としてのリスク回避の話になるのでしょうね。
さてさて、ココで「突っ込み」が有りそうなのが
4月16日のブログのコメントでも複数頂きましたが
空気圧の変化は、日向日影、季節(気温)、走行前と後等々で
10~20kPa位は簡単に変化するという点です。
其の違いによる乗り心地、操縦安定性、コーナーリング等々の変化が
オマエに解るのか~? ってトコロでしょうか。(笑)
だって~、乗り心地良くなったんだもの~
そう感じたんだもの~
今日は、これから「まかせチャオ」の安心快適点検に行くので、
試しに空気圧を20kPa上げてもらい、行きと帰りの違いを比較してみます。
何も感じなかったらどうしよう! (恐)
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報告 | クルマ
Posted at
2015/04/23 15:07:34
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