ドアミラー故障
目的 |
修理・故障・メンテナンス |
作業 |
DIY |
難易度 |
![](/images/icon_difficult_on.svg) 初級 |
作業時間 |
3時間以内 |
1
低年式、過走行車ともなれば、あっちこっち故障や調子が悪いところだらけ。
ある日、駐車してドアミラーの格納ボタンを押したら右側ミラーからいつもの音でないウォンウォン・・という異音を発しながら折り畳まれた。(いつもの音はジジジ・・)
異音に気付き格納ボタンを押し直すも左だけ普通に動き、右側は折り畳まれた状態でモーター音だけ鳴り響く。
ここも故障したかと思う一方で、帰るにも右ミラーを畳んだままでは不都合と、どうせ壊れているのだからと力任せに思いっきりドアミラーを開いてやった。(バキッと止めを刺したような音がした)
幸い完全にフラフラならずに留まる位置且つモーター音が鳴り止む丁度いい位置があったので、そこにそっとしておく。
2
このドアミラーの仕様を調べてみるとコネクタピン数は7P、9P、11Pがあり、この違いは何だろうと確認すると7Pはヒーター、キーレス非搭載のようで、念のために自車を調べると7Pでしたので、安かった7Pの色違いの中古ドアミラーを取寄せて中身のターンユニットを載せ替えすることに。
(別に11P中古品でも残りを殺しておけば使えるかも知れないし、逆に11P車で7P中古品を仕入れた場合は足りないものを交換、移植すれば使えるかも知れない)
3
ドアミラーの取り外し方は色々と各サイトにUPされていますので割愛しますが、端子の抜く方法を含め交換のためのポイントだけ挙げておきます。
内張りの取手下のネジは約9cmと奥深く、四角いネジ穴手前に穴があるのでネジを取り去るときに穴に落としてしまう可能性があります。(穴サイズとネジ頭に余裕がない)
落としても内張り下側から落ちてくるか分かりませんが、落とさないことに越したことはありません。
(穴にテープを貼って落ちないようにしました)
4
このコネクタの端子の固定は二重係止構造のため、まずコネクタ周りに付いている外部のリテーナー(2か所)を取り去ります。(写真はロック側)
(リテーナの四角穴に精密マイナスドライバー等を挿し、内側に倒す(黒矢印)とリテーナーが反って嵌め殺し部分が浮き外れます)
5
コネクタの篏合面側にある穴から先の細い精密マイナスドライバーを挿入し、端子を止めている内部のリテーナーを撓ませて端子を抜き取ります。
こじり過ぎて内部のリテーナーをダメにし、端子を挿入してもロックせずに抜けてきても外部のリテーナーがあるので心配する必要はありません。
6
ドアミラーの黒色アンダーカバーの2カ所に嵌め殺しのロック(トの字形状)があり、内1カ所だけはターンユニット裏なのでアプローチが難しいが、手前側をもう1カ所を外せば奥も取れる。
マイナスドライバー等で突いてロックを撓ませて外します。
7
ある程度分解したら内部のターンユニットを外しますが、ドアミラーのターン部分を親指で押し込むとターンユニットがパッキと音と共に外れてカバー内に潜り込ますことができます。
再組立時のドアミラーのターン部分をドアミラーカバーから確実に引き出す必要があり、元の位置に戻すのに多少、時間を要すかも知れません。
ターン部分がカバーに潜り込んだままだと動作時にカバーと干渉して格納しません。
ターン部分を押し出すにもカバーが邪魔なのでターン部分にネジをねじ込んでペンチ等で引き出したり、カバーの間にマイナスドライバーを差し込んでめくってみる必要があります。
8
組立完了後は、ちゃんと動作するか動作確認した方がいいでしょう。
(白、黒ケーブルに12Vを印加すると閉じたり開いたりします。 途中で直ぐに止まるようでしたら干渉してます)
今回は中古品ドアミラーからターンユニットを移植したので約3000円程度で済みました。
DIY修理でミラー内部をいじるのはちょっとという人は、同色の中古ミラーでミラー丸ごとの交換が良いでしょう。
恐らくD修理だったら2万円位(ターンユニット部品と工賃)かな。
次回、壊れたターンユニットを更に分解してみたいと思います。
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