2006年09月02日
今日は兼ねてより、会社の同僚や、作業員達とお参りに行く約束の日。
いつも話しなれた作業員達・・・自分以外は日系の方で、その方達の
共通の言葉は片言の日本語(^-^;
そして、被害に遭った日系の子の親友達です。
国は違えど、同じ人間として、十分、親友としてやっていけると
証明してくれた、こんな自分に取って非常に誇れる作業員であり、
頼もしい部下達です・・・。
そんな訳で、発起人となった自分は、夜勤明けの方も来てくれた
事に、感謝の言葉も出ない状態で、感謝の言葉をいくら言っても
キリが無いって状態(^-^;
感激で胸が詰まるとは、この事を言うのかな・・・と。
さて、お参り・・・以前、色々な所で物議をかもし出したと思われる、
高速逆走の犠牲になった、私の部下であった子の、その被害に
あった場所へのお参りです。
お参りとはいえ、既に2周忌ですし、まぁ、そんなに堅苦しい
のも自分自身嫌なので、軽いノリで行こう~と決めてました。
道中はやはり外国の方々って事で、騒がしく、非常に楽しい
会話で終始和やか、かつ、仕事では中々見せない笑顔を
見せてくれたのは、何か安心する所でした。
さて、肝心な事故の内容は、当時、世間を騒がせた記憶もあります。
高速道路への導入路から逆走し、挙句、加害者本人が気がついても
どうもせず、そのまま逆走、そして正面衝突、一瞬にして、
若い数人の命が奪われてしまった事件。
静岡県、浜名BPでの衝突事故は、以後、各地で似たような事故が起きていると
騒がせ、そして、色々と疑問、難題を表面化させてきたと思います。
相手側がどうなったのか・・・懲役僅か一桁前半程度の、
そして、たいした怪我も無いと言う話を風の噂では聞きました。
その後、実際にどうなったのか、分かりませんけど・・・。
やり場の無い怒りって言うのは、当時、ふつふつと湧き上がり、
そのまま持ち続けていましたけど、いつのまにかその怒りも
無くなってしまい・・・今では安穏と暮らしている自分達に
当時の自分は情けなく思っている事かもしれませんね・・・。
そんな訳で、事故の現場まで、訪れました。
当時とは違い、草も茂っていて、既に面影もなく、何か記憶だけが
取り残されている雰囲気を痛烈に感じるのみ。
途中購入した花等を皆で添え、そして、自分以外の方達には
慣れない合掌。
時間にして僅か10分程度でしたけど、それでも皆の心の中に
何かが残ってくれれば、自分としては何も言う事がありません。
無言のまま、車に乗り込み、そして一路、帰宅の途へ。
帰りも行きと同じく、賑やかにしてくれて、本当、皆つらい思い
しているのに、凄く大人なんだなぁ・・・と感心させられましたね。
自分はこの後、所用で別行動したのですけど、この後、
この国が違う皆は、当時の事を思い出しながら、食事すると
意気込んでいたのは、嬉しかったですね。
そして、自分が参加出来ない事を残念がっていましたね・・・。
とはいえ、また会社で会う訳です。
つらつらと話を聞き、少しでも胸中に納めておきたいと
強く思った次第です。
事故はいつ、どんな状態で起こるか分からない世の中になってきています。
本当、自分が気をつけていても、どういった形で来るか・・・。
その加害・被害者にならない為にも、今一度、自分にとって
運転はしっかりと出来ているのか、車に乗って、これは動く凶器であり、
そして動く棺桶である事を強く意識する事にしようと
改めて思いました。
暑い日差しが心なしか、涼しく感じられた、9月最初の日でした。
Posted at 2006/09/02 14:10:46 | |
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